
家庭用蓄電池の導入を検討する際、「工事費込みでいくらかかるのか」「容量によってどの程度価格が変わるのか」と気になる方も多いでしょう。
そこで本記事では、2022年以降に家庭用蓄電池を設置した方51名にアンケートを行い、蓄電池の価格相場を調査しました。
工事費込みの総額や、容量別の価格についても解説するので、蓄電池を適正価格で導入したい方は参考にしてください。
なお、蓄電池の導入費用は、住宅の設置環境や施工会社によって異なります。
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蓄電池の価格相場は工事費込み100万円〜250万円前後
家庭用蓄電池を設置した方にアンケートを行ったところ、蓄電池本体と設置工事を合わせた総額について、以下の結果が得られました。

最も多かったのは「100万円以上150万円未満」と「150万円以上200万円未満」で、それぞれ全体の27.45%を占めました。
さらに、「200万円以上250万円未満」の25.49%を合わせると、回答者の80.39%が100万〜250万円未満で蓄電池を導入しています。
アンケート結果から、家庭用蓄電池の価格相場は、本体と設置工事を合わせて100万〜250万円前後がひとつの目安といえるでしょう。
蓄電池の本体価格と設置費用の内訳
蓄電池の本体価格と設置費用、場合によっては追加工事費が発生します。
ここからは、蓄電池を導入した51名へのアンケート結果を基にそれぞれの費用内訳と価格の目安を紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
本体価格
家庭用蓄電池の本体価格について調査したところ、最も多かったのは「100万円以上150万円未満」で、全体の35.3%を占めました。

「150万円以上200万円未満」の29.4%と合わせると、回答者の64.7%が100万〜200万円未満で蓄電池本体を購入しています。
同じ容量でも、全負荷対応や200V機器への給電、AI制御などの機能を備えた製品は、本体価格が高くなる傾向があります。
設置工事費
蓄電池の設置工事費について調査したところ、最も多かった価格帯は「20万円以上30万円未満」で、全体の37.3%でした。

「20万円以上30万円未満」と「30万円以上40万円未満」を合わせると全体の68.7%を占めることから、蓄電池の標準的な設置工事費は20万〜40万円前後がひとつの目安といえます。
基本工事に含まれる作業範囲は施工会社によって異なります。
見積書に「標準工事費」や「工事費一式」としか記載されていない場合は、含まれる作業と追加料金が発生する条件を確認しましょう。
追加工事費が発生しやすいケース
住宅の設備や蓄電池の設置場所によっては、標準工事費とは別に追加工事費が発生します。
追加費用が発生した方の回答を内容別に集計したところ、最も多かったのは「太陽光発電設備との接続工事費」で、全体の28.57%でした。

特に、太陽光発電設備との接続工事と分電盤の交換・改修費を合わせると、全体の55.55%を占めます。
既存の太陽光発電システムに蓄電池を後付けする場合は、パワーコンディショナや分電盤の交換、配線の追加などが必要になる可能性も。
蓄電池本体の設置場所が分電盤から離れている場合は配線の延長費、地面が不安定な場合は基礎工事や地盤補強費が発生することもあります。
追加費用はどれくらいかかるのか調査したところ、最も多かったのは「5万円以上10万円未満」で、全体の33.33%でした。

「10万円以上20万円未満」の30.00%と合わせると、追加工事費が発生した方の63.33%が、5万〜20万円未満を支払っています。
一方、20万円以上の追加費用が発生した方も13.33%いることから、設置条件によっては、本体価格と標準工事費だけで判断した場合よりも、導入総額が大きく上がる可能性があります。
蓄電池の価格相場【容量別】
蓄電池は、容量が大きくなるほど多くの電気を貯められる一方、本体価格や導入総額も高くなる傾向があります。
ここでは、タイナビが実施した独自アンケートの結果を基に、家庭用蓄電池の工事費込みの価格相場を容量別に解説します。
自宅に合った容量や予算を検討する際の参考にしてみてください。
5kWh前後
5kWh前後の蓄電池を設置した方の導入総額は、以下のとおりです。

最も多かったのは「100万円以上150万円未満」で、全体の63.6%を占めました。
自由回答における導入総額では、「120万円」「124万円」「145万円」「150万円」などの回答があり、120万〜150万円前後が中心的な価格帯といえます。
一方、200万円を超える回答には、太陽光発電設備と蓄電池をセットで導入した事例や、追加工事費を含む事例も見られました。
設置時期や設備の種類によって金額が大きく異なるため、価格帯だけでなく、費用に含まれる設備や工事内容も確認することが大切です。
7〜10kWh
7〜10kWhの蓄電池を設置した方の導入総額は、以下のとおりです。

最も多かったのは「150万円以上200万円未満」で、全体の69.2%を占めました。
自由記述では、主に以下の金額が挙げられています。
- 145万円
- 165万円
- 170万円
- 178万円
- 180万円
- 185万円
- 200万円
特に「178万円」「180万円」という回答が複数あり、工事費込みで170万〜180万円台が中心的な水準と考えられます。
10〜15kWh
10〜15kWhの蓄電池を設置した方の導入総額は、以下のとおりです。

最も多かったのは「200万円以上250万円未満」で、全体の半数を占めました。
自由回答では、主に以下の2つの価格帯に分かれています。
- 175万〜180万円前後
- 220万〜230万円前後
10〜15kWhは容量が大きい分、本体価格も高くなる傾向があります。
一方で、同じ容量でも、蓄電池のメーカーやタイプ、追加工事の有無によって、総額に50万円程度の差が生じる場合があります。
15kWh以上
15kWh以上の大容量の蓄電池の導入総額は、以下のとおりです。

最も多かったのは「200万円以上250万円未満」で、全体の36.4%を占めました。
導入総額は約185万〜350万円と幅があり、平均は約266万円、中央値は260万円でした。
また、230万〜320万円の範囲に収まった回答は、全体の81.8%を占めています。
今回の調査結果から、15kWh以上の大容量蓄電池の導入総額は、200万円台を中心に、200万〜300万円前後がひとつの目安といえるでしょう。
主要メーカーの蓄電池価格相場と特徴を比較
ここでは、主要メーカーが取り扱う蓄電池の容量と価格を一覧で比較するとともに、メーカーごとの特徴や価格差が生まれる理由を解説します。
蓄電池のメーカーや製品を選ぶ際の参考にしてみてください。
主要メーカーの蓄電池価格・容量一覧
主要メーカーが取り扱う家庭用蓄電池の容量と価格を、以下の表にまとめました。
| メーカー | 型番 | 蓄電容量 | 定価 |
|---|---|---|---|
| 京セラ | EGS-LM0550 | 5.5kWh | 306万円 |
| EGS-LM1100(2台設置) | 11.0kWh | 523万円 | |
| EGS-LM1650(3台設置) | 16.5kWh | 743万円 | |
| シャープ | JH-WBPB8010 | 3.3kWh | 245万円 |
| JH-WBPDB660 | 9.5kWh | 449万円 | |
| JH-WBPDB755 | 10.7kWh | 618万円 | |
| ニチコン | ESS-H2L1 | 12kWh | 420万円 |
| オムロン | KP-BU98B-S | 9.8kWh | 416万円 |
| パナソニック | LJB2256 | 5.6kWh | 200万円 |
| 長州産業 | CB-LMP98A | 9.8kWh | 179万円 |
| ネクストエナジー | NX3098-HNS/Y | 9.8kWh | 約293万円 |
| テスラ | Powerwall | 13.5kWh | 129万円 |
| 伊藤忠商事 | LH3098S | 9.8kWh | 約363万円 |
| DMM蓄電池 | 4.95-5-DM-L | 5kWh | 291万円 |
| ダイヤゼブラ電機(旧田淵電機) | EIBS7 | 7.04kWh | 177万円 |
| スマートソーラー | SBT3-12B/SBT3-12C | 5.0kWh | 184万円 |
| Looop(ループ) | LP-PKG-HB02058 | 5.8kWh | 280万円 |
※価格には、蓄電池ユニットのみの価格と、パワーコンディショナなどを含むシステム価格が混在しています。
同じメーカー・同じ型番であっても、施工会社によって次の費用や条件が異なるためです。
- 蓄電池本体の値引き額
- 基本工事費に含まれる作業内容
- 配線延長や分電盤交換などの追加工事費
- 保証期間やメンテナンスの内容
- 補助金申請のサポート費用
販売店によっては、同じ製品でも見積もりに数十万円の差が生じる場合があります。
メーカーや定価だけで判断せず、複数社から同じ条件で見積もりを取り、工事費や保証を含めた総額を比較しましょう。
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蓄電池の本体価格だけでなく、工事費や保証、補助金のサポート内容までまとめて比較できるため、適正価格を把握したうえで施工会社を選びたい方におすすめです。
蓄電池メーカーごとの特徴と価格が変わる理由
家庭用蓄電池は多くのメーカーから販売されており、容量や機能、停電時の給電範囲などに違いがあります。
同じ容量の製品でも、全負荷型・特定負荷型の違いや、太陽光発電・EVとの連携機能、AI・HEMSの有無によって価格が変わります。
各メーカーの主な特徴と、価格に影響するポイントを以下にまとめました。
| メーカー | 蓄電池の特徴と価格への影響 |
|---|---|
| 京セラ | ・クレイ型リチウムイオン蓄電池を採用し、高い安全性と長寿命を実現 ・容量に比例して、蓄電池ユニットの台数や構成機器が増えて価格が高くなる |
| シャープ | ・機器の組み合わせによっては、家中の電気を停電時に使える全負荷対応やEV連携にも対応 ・簡易基礎を利用できる製品もあり、設置工程を短縮できる ・全負荷対応やEV連携に必要な設備を追加すると、システム価格は高くなる |
| ニチコン | ・停電時は全負荷・200Vに対応し、エアコンやIHなども使用可能 ・トライブリッドパワーコンディショナやV2H機器も導入する場合は、総額が上がる |
| オムロン | ・容量や設置環境に応じて蓄電池ユニットとパワーコンディショナを組み合わせられる ・太陽光発電と連携するハイブリッド構成に対応 ・PVユニットの有無や全負荷対応の機器構成によって価格が変わる |
| パナソニック | ・AiSEG2と組み合わせると、蓄電池の充放電を自動制御できる ・V2HスタンドやAiSEG2、対応分電盤などを組み合わせる場合は、導入総額が高くなる |
| 長州産業 | ・機器構成によって単機能型・ハイブリッド型、特定負荷型・全負荷型を選べる ・容量の大きい蓄電池や全負荷対応の切替機器、ハイブリッドパワーコンディショナを選ぶほど価格も上がる |
| ネクストエナジー | ・AIが学習し、蓄電池の充放電を自動で調整 ・「単機能型」システムのため、後付けしやすい ・全負荷対応や200V機器に対応している場合、価格が高くなる |
| テスラ | ・設置環境に応じて家全体または一部の回路を停電時にバックアップできる ・バックアップする回路の範囲・既存の分電盤や太陽光発電設備との接続工事などによって価格が変わる |
| 伊藤忠商事 | ・AIが家庭の電力使用状況を学習して充放電を制御する ・全負荷・200V対応。大容量モデルは価格が高い傾向がある |
| DMM蓄電池 | ・スマートフォン等で発電・蓄電残量を確認できる ・ライフスタイルに合わせた増設が可能 ・容量の増加やオプション機器の追加に伴い、導入価格も上がる |
| ダイヤゼブラ電機(旧田淵電機) | ・HEMSとの連携による電力の一括管理に対応 ・2台併設をする場合、基礎・配線工事の費用が増える |
| スマートソーラー | ・蓄電池を分割して運べるスタック構造により、搬入や設置の負担を抑えやすい ・HEMSやパワコンなど、システム構成によって価格が変わる |
機能が多い製品は、必要な周辺機器も増え、価格が高くなる傾向があります。
ただし、高機能な製品がすべての家庭に適しているとは限りません。
停電時に使いたい家電や日々の電力使用量を踏まえ、必要な容量と機能を選ぶことが大切です。
蓄電池の価格差が生まれる理由
蓄電池の価格に主に影響するのは、以下の項目です。
それぞれがどのように価格に影響を与えるのかを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
蓄電池のタイプ
蓄電池のタイプは、以下の順に価格が高くなる傾向があります。
| 蓄電池のタイプ | 特徴 |
|---|---|
| リチウムイオン電池 | ・小型・軽量でありながら、高電圧・高出力に対応 ・過充電や過放電、高温環境に弱い性質がある |
| ニッケル水素電池 | ・過充電や過放電に強く、環境への影響が比較的少ない ・急速な充放電が可能 ・リチウムイオン電池への置き換わりが進んでいる |
| 鉛蓄電池 | ・容量当たりの単価が安い ・使用に伴って充電性能が低下し、電池寿命が短くなる場合がある |
| NAS電池 | ・充放電効率が高く、長寿命かつ高密度・高出力 ・鉛蓄電池よりも小型で軽量 ・安全性の管理に配慮が必要 |
現在、家庭用蓄電池には、エネルギー密度が高く、小型化しやすいリチウムイオン電池が広く使用されています。
鉛蓄電池やニッケル水素電池と比べて、単位体積・単位重量当たりに多くの電気を蓄えられる点が特徴です。
NAS電池は、発電所や工場、系統用蓄電所などに設置される大規模な電力貯蔵システムです。
一般住宅に設置する家庭用蓄電池の選択肢には含まれないため、家庭用製品の価格比較では、リチウムイオン電池を中心に確認しましょう。
蓄電池の容量
蓄電池の容量とは、蓄えられる電気の量を表す数値で、一般的に「kWh」で表示されます。
容量が大きいほど多くの電気を蓄えられるため、本体価格や導入総額も高くなる傾向があります。
家庭用蓄電池の容量は、5〜7kWh程度がひとつの目安です。
導入費用を抑えたい場合は、必要な容量を見極めたうえで、1kWh当たりの価格や設置工事費を含めた総額を比較しましょう。
一方で、停電への備えを重視する場合は、大容量の蓄電池を選ぶことをおすすめします。
蓄電容量だけでなく、一度に供給できる電力を示す「出力」も確認し、家庭の使用目的に合った製品を選びましょう。
蓄電池の変換方式
家庭用蓄電池の主な変換方式には、「単機能型」と「ハイブリッド型」があります。
一般的に、ハイブリッド型は太陽光発電と蓄電池をまとめて制御できるため、単機能型よりシステム価格が高くなる傾向があります。
それぞれの変換方式の違いは、以下のとおりです。

| 比較項目 | 単機能型 蓄電池 | ハイブリッド型 蓄電池 |
|---|---|---|
| 仕組み | 蓄電池ユニットと、蓄電池専用のパワコンで構成される | 太陽光発電と蓄電池の電力を、1台のパワコンで一括制御・変換する |
| メリット | ・既存の太陽光発電システムに後付けしやすい ・初期費用を比較的抑えやすい | ・電力の変換ロスが小さく、発電した電気を効率よく充電できる ・パワコン1台分の設置スペースで済む |
| デメリット | ・充電時に直流と交流の変換を繰り返すため、電力ロスが生じる ・パワコンが2台になり、設置スペースを取りやすい | 単機能型に比べて、初期費用が高くなる傾向がある |
すでに太陽光発電システムを設置している場合は、既存のパワーコンディショナの経過年数も確認しましょう。
太陽光発電の設置から10年以上が経過し、パワーコンディショナが交換時期を迎えている場合は、太陽光発電用と蓄電池用のパワーコンディショナを1台にまとめられるハイブリッド型がおすすめです。
パワーコンディショナの交換と蓄電池の導入を同時に行うことで、トータルコストや設置スペースを抑えられる可能性があります。
蓄電池の供給方式
停電時の電力供給方式には、「特定負荷型」と「全負荷型」があります。
全負荷型は、停電時に住宅内の広い範囲へ給電できるため、特定負荷型よりも高額になる傾向があります。

| 比較項目 | 特定負荷型 | 全負荷型 |
|---|---|---|
| 停電時の給電範囲 | あらかじめ指定した一部の部屋やコンセントのみ | 家全体の部屋やコンセント |
| 200V機器への対応(エアコン・IH・エコキュートなど) | ・原則として対応不可 ・主に100V機器へ給電する | 200V機器に対応している製品が多い |
| 停電時の使い勝手 | 給電対象のコンセントに家電をつなぐ必要がある | コンセントの差し替えが不要 |
| 電気の持続時間 | 使用する家電を絞りやすく、電気が長持ちしやすい | 使用量によっては電気の消費が早くなる |
| 導入価格・コスト | システムがシンプルで、比較的安価 | 高機能なため、価格が高くなる傾向がある |
特定負荷型は使用する家電を限定する分、蓄電池の電気を長く残しやすい点が特徴です。
全負荷型は平常時に近い生活を続けやすい一方、多くの家電を同時に使うと蓄電池の残量が早く減ります。
また、全負荷型であっても、蓄電池の最大出力を超える家電は同時に使用できない場合があります。
停電時に冷蔵庫や照明など最低限の家電が使えればよい場合は特定負荷型、住宅全体で電気を使いたい場合は全負荷型が選択肢となります。
蓄電池の購入場所
蓄電池は、訪問販売会社や家電量販店、工務店・蓄電池専門の施工会社などから購入できます。
同じメーカー・同じ型番でも、購入先によって本体の値引き額や工事費、保証、補助金申請のサポート内容が異なります。
| 購入先 | メリット | デメリット ・注意点 | 価格 傾向 |
|---|---|---|---|
| 訪問販売会社 | 自宅で使用状況に合わせた提案を受けられる | ・人件費や営業経費が価格に上乗せされやすい ・強引な勧誘や事実と異なる説明による契約トラブルに注意が必要 | 高め |
| 家電量販店 | ・身近な店舗で対面相談ができる ・店舗のポイント還元を受けられる場合がある | ・取り扱うメーカーや機種が限られる ・店舗維持費や人件費が価格に反映されやすい ・設置工事を下請け業者へ委託する場合が多い | やや高め |
| 工務店・ハウスメーカー | ・新築やリフォームと同時に設置できる ・住宅の構造を把握しているため、配線をきれいに収めやすい ・建築工事とのセット割引が適用される場合がある | ・選べるメーカーや機種が限られやすい ・相場を比較しにくく、価格が高くなる場合がある ・施工を下請け業者が行うケースもある | 高め〜普通 |
| 蓄電池専門の施工会社 | ・専門知識や製品情報が豊富 ・複数メーカーから家庭に合った機種を選びやすい ・販売から施工、アフターサポートまで自社で対応する会社も多い | ・自力で優良業者を探すには手間がかかる ・一括見積もりサイトなどを活用し、複数社を比較する必要がある | 比較的安い(適正価格になりやすい) |
国民生活センターも、家庭用蓄電池は高額な契約になるため、複数社から見積もりを取り、比較したうえで施工会社を選ぶよう注意を呼びかけています。
※出典:国民生活センター「家庭用蓄電池の勧誘トラブルにご注意!」
ただし、蓄電池の価格や施工内容に詳しくない場合、自力で複数の施工会社を探し、見積もりの妥当性を判断するのは簡単ではありません。
施工会社選びで迷っている方は、無料で見積もりを比較できる「タイナビ蓄電池」の活用がおすすめです。
タイナビ蓄電池では、厳格な審査を通過した優良施工会社から、最大5社の見積もりを無料で取得できます。
複数社の見積もりを比較すれば、適正価格の把握に役立つだけでなく、価格競争によって初期費用を抑えられる可能性があります。
蓄電池を適正価格で導入したい方は、1社だけで契約を決めず、タイナビ蓄電池で自宅に合った施工会社を比較してみてください。
蓄電池の保証内容
蓄電池は長期間使用する住宅設備であるため、保証期間や補償内容も価格へ影響します。
蓄電池に関連する主な保証内容は、以下のとおりです。
| 保証・補償の種類 | 内容 |
|---|---|
| 機器保証(製品保証) | ・蓄電池本体・周辺機器を対象とした故障保証 ・一般的に、10〜15年程度の無償保証が付帯する |
| 容量保証 | ・蓄電容量が保証期間内にメーカーが定める基準を下回った場合に、無償で修理や交換を受けられる保証 ・基準となる容量は初期容量の50〜80%など、メーカーによって異なる |
| 自然災害補償 | ・通常の製品保証では対象外となる自然災害による事故や故障を補償する制度 ・メーカーや製品によっては標準で付帯する場合がある |
長期の無償保証や自然災害補償が標準で付帯する製品は、本体価格やシステム価格が高めに設定される傾向があります。
一方、蓄電池は10年以上の長期使用が想定されるため、保証内容は導入後のトータルコストにも影響します。
保証期間が長く、内容が充実した製品を選ぶことで、故障や著しい容量低下が発生した際の修理・交換費用を抑えやすくなります。
保証内容は初期費用だけでなく、中長期的な維持費にも関わるため、保証期間や対象機器、適用条件まで確認することが大切です。
太陽光発電と蓄電池をセット導入する場合の価格相場
太陽光発電と蓄電池の設置総額について調査したところ、最も多かった回答は「200万〜250万円」で、全体の30%を占めました。

また、「150万〜200万円」と「200万〜250万円」を合わせると全体の51.67%となることから、太陽光発電と蓄電池をセットで設置した方の半数以上が、150万〜250万円の範囲に収まっていることが分かります。
一方、「250万〜300万円」と「300万円以上」を合わせた割合も26.67%に上りました。
太陽光パネルや蓄電池の容量が大きい場合や、全負荷型・ハイブリッド型などの高機能なシステムを選んだ場合は、設置総額が300万円を超えることもあります。
ここからは、蓄電池を導入する際に、太陽光発電をセット導入するメリットや、後付けする際の注意点を解説していきます。
セット導入に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
太陽光発電とセット導入すると工事費を抑えられる場合がある
これから太陽光発電を設置する場合は、蓄電池も同時に導入することで、別々に設置するより費用を抑えられる可能性があります。
セット導入では、現地調査や配線工事、電気設備の設計などを一度に進められるほか、施工会社によっては、太陽光発電と蓄電池のセット割引を受けられる場合もあります。
太陽光発電だけを先に設置し、後から蓄電池を追加すると、再度の現地調査や配線工事、パワーコンディショナの交換などが必要になる場合があります。
一方、最初から蓄電池との連携を想定して設計すれば、機器の設置場所や配線経路をまとめやすく、追加工事の発生も抑えやすくなります。
蓄電池を後付けする場合は互換性と保証を確認する
すでに太陽光発電を設置している住宅でも、蓄電池を後付けすることは可能です。
ただし、既存の太陽光発電設備と新たに設置する蓄電池の組み合わせによっては、機器の交換や追加工事が必要になります。
後付けする際は、主に以下の点を確認しましょう。
- 既存の太陽光パネルと蓄電池を接続できるか
- パワーコンディショナのメーカーや型番
- パワーコンディショナの使用年数
- 単機能型とハイブリッド型のどちらが適しているか
- 既存設備のメーカー保証に影響しないか
- 分電盤や配線の改修が必要か
- 停電時に使用したい家電へ給電できるか
太陽光発電用のパワーコンディショナが比較的新しい場合は、既存設備を残したまま設置できる単機能型が候補になります。
一方、太陽光発電の設置から10年以上が経過し、パワーコンディショナが交換時期を迎えている場合は、太陽光発電と蓄電池を1台のパワーコンディショナで制御するハイブリッド型も選択肢です。
異なるメーカーの機器を組み合わせると、接続できる製品が限られたり、既存の太陽光発電設備が保証対象外になったりする場合があります。
蓄電池を後付けする際は、既存設備のメーカー・型番・設置時期を施工会社へ伝え、接続の可否や保証への影響を確認したうえで見積もりを依頼しましょう。
蓄電池の価格は今後どうなる?買い時の考え方
家庭用蓄電池の価格は、量産の拡大や製造技術の向上などによって、今後も低下していく可能性があります。
ここからは、以下の観点から蓄電池の価格変動の予測や買い時について解説していきます。
蓄電池の購入タイミングに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
2030年の蓄電池の価格はいくらになる?
経済産業省は、太陽光発電に併設する家庭用蓄電池について、2030年度の価格目標を工事費込みで7万円/kWh以下に設定しています。
※出典:分散型エネルギーを取り巻く状況と在り方について
2017年は約22.5万円/kWh、2019年は約13.5万円/kWhであり、年々下がっていることが分かります。
この目標が実現した場合、家庭用蓄電池の価格は工事費込みで50万円以下になる計算・予測となっています。
蓄電池は今買うべき?待つべき?
蓄電池の買い時はいつなのかについては、2つの考え方があります。
ひとつは、前述のように今後も蓄電池の価格が下がっていくことが予想されるためもう少し待った方が良いという考え方です。
もうひとつは、蓄電池の導入に対する補助金が削減傾向にあるため、多くの補助金をもらうために早めに買った方が良いという考え方です。
参考として、太陽光発電システムにおける補助金制度の経緯を見てみると、太陽光発電システムの低価格化の進展に伴い、補助金制度開始から数年で補助上限金額の引き下げや補助率の減少などがあり、約10年後に一度撤廃された後に復活して約20年後には完全に撤廃されました。
蓄電池の補助金制度は2012年から始まっていますので、太陽光発電システムと同様に10年〜20年後の範囲で撤廃されることが予想されます。
安い蓄電池を選んでも大丈夫?価格だけで判断しない注意点
価格の安い蓄電池でも、必要な容量や機能を満たし、保証や施工体制が整っていれば問題なく使用できます。
ただし、初期費用の安さだけで選ぶと、容量不足や追加工事、保証の不足によって、導入後に後悔する可能性があります。
ここからは、価格を重視して蓄電池を選ぶ際の注意点を、以下の観点から解説します。
蓄電池は10年以上継続的に使用する設備のため、後悔のない選択をするためにも、ぜひ参考にしてください。
容量不足だと停電対策や自家消費効果が弱くなる
価格を抑えるために容量の小さい蓄電池を選ぶと、太陽光発電でつくった電気を十分に貯められない可能性があります。
蓄電できる量が少ないと、日中に余った電気を売電に回す割合が増え、夜間に蓄電池から供給できる電気も限られます。
そのため、太陽光発電の自家消費による電気代の削減効果を十分に得られない場合があります。
また、停電時に使用できる時間が短くなる点にも注意が必要です。
必要以上に大きな容量を選ぶ必要はありませんが、価格を優先して容量を小さくしすぎると、導入目的を十分に果たせない可能性があります。
普段の電力使用量や太陽光発電量、停電時に使いたい家電を基に、適切な容量を選びましょう。
保証内容・施工保証が不十分な場合がある
初期費用が安い蓄電池でも、保証期間が短かったり、保証対象となる機器が限られていたりする場合があります。
保証内容が不十分な製品や施工会社を選ぶと、故障や不具合が発生した際に、修理費や部品交換費を自己負担しなければならない可能性があります。
初期費用を抑えられても、修理やメンテナンス費用がかさむと、長期的には割高になることがあるため注意が必要です。
安い見積もりでも追加工事費が発生する場合がある
蓄電池の導入総額には、本体価格だけでなく、設置環境に応じた工事費も大きく影響します。
見積もりに記載された基本工事費が安くても、現地調査の結果、以下のような追加工事が必要になる場合があります。
- 蓄電池を設置するための基礎工事
- 地盤の補強工事
- 分電盤の交換・改修
- 配線の延長・追加
- 太陽光発電設備との接続工事
- 既存機器の撤去・処分
- 塩害・積雪・強風への対策
- 搬入経路を確保するための作業
特に、蓄電池本体と基本工事費だけを大きく表示し、追加費用を契約後に提示する見積もりには注意が必要です。
見積もりを受け取ったら、「一式」という表記だけで判断せず、基本工事に含まれる作業内容や、追加料金が発生する条件を確認しましょう。
複数の施工会社に同じ設置条件を伝えて見積もりを依頼すれば、工事費の内訳や追加費用の違いを比較しやすくなります。
施工会社を自分で探すのが難しい方には、無料で最大5社の見積もりを比較できる「タイナビ蓄電池」がおすすめです。
厳格な審査を通過した優良施工会社のみを掲載しており、不当な高額請求を行う悪質業者や、しつこい電話・DM営業を行う業者を排除する仕組みが整っています。
申し込みは最短60秒程度で完了するため、蓄電池の適正価格を把握したい方は、ぜひ活用してみてください。
蓄電池の価格を抑える5つのポイント
蓄電池の価格を抑える主な方法は、以下の5つです。
初期費用を抑えて蓄電池を導入したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:国や自治体の補助金を活用する
蓄電池を導入する際は、国や自治体の補助金を利用できる場合があります。
2026年に実施された「令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業」では、蓄電池の機器代や設置工事費などに対し、1申請当たり最大60万円が補助されました。
2026年8月現在は公募を終了していますが、国の補助金は終了していても、都道府県や市区町村が独自に補助制度を実施している場合があります。
例えば、東京都では2026年度も家庭用蓄電池への助成を実施しており、DR実証に参加しない場合は蓄電容量1kWh当たり10万円、1戸当たり最大120万円が助成されます。
仮に、蓄電池の導入総額が180万円で、自治体の補助額を40万円と仮定した場合、実質的な自己負担額は以下のとおりです。
180万円-40万円=実質負担額140万円
ただし、補助対象となる製品や工事、申請時期、契約・着工のタイミングは制度によって異なります。
予算が上限に達すると受付期間中でも終了する場合があるため、早めに情報を確認しましょう。
補助金の手続きに慣れた施工会社を選ぶと、利用できる制度の確認や必要書類の準備、申請スケジュールの管理をサポートしてもらえます。
「タイナビ蓄電池」では、補助金の申請代行に対応した施工会社の紹介が可能です。
厳格な審査を通過した優良施工会社から最大5社の見積もりを比較できるため、補助金を差し引いた実質負担額も確認しやすくなります。
ポイント2:太陽光発電とセットで導入する
蓄電池を太陽光発電システムとセットで導入するのも価格を抑える方法のひとつです。
セットで導入すると設置工事が同時に行えるため別々に工事をするよりも安くなり、施工会社によっては、セット割引が用意されていることもあります。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、日中に発電して使い切れなかった電気を蓄電池に貯め、夜間や発電量の少ない時間帯に使用できます。
余剰電力を自宅で活用しやすくなるため、自家消費率の向上にもつながります。
ただし、太陽光発電と蓄電池のセット価格や工事費は、施工会社によって異なります。
セット割引が適用されても、元の見積価格や追加工事費が高ければ、必ずしもお得とは限りません。
タイナビ蓄電池では、太陽光発電と蓄電池をまとめて設置する場合も、最大5社の施工会社から無料で見積もりを取得できます。
セット価格だけでなく、機器の容量や保証、補助金の対応状況まで比較したうえで、自宅に合った提案を選びましょう。
ポイント3:一括見積もりを利用し複数業者を比較する

蓄電池の導入費用を抑えるには、1社だけで契約を決めず、複数の施工会社から見積もりを取ることが重要です。
複数社の見積もりを比較することで、蓄電池の適正価格を把握しやすくなります。
さらに、価格競争が生まれることにより、1社だけに依頼するよりも費用を抑えられる可能性があります。
また、金額だけでなく、担当者の説明や補助金への対応力、保証なども比較できるため、信頼できる施工会社を見極めやすくなります。
タイナビ蓄電池なら、簡単な情報を入力するだけで、厳格な審査を通過した優良施工会社から最大5社の見積もりを無料で取得することが可能です。
ペナルティー制度により、無理な勧誘は一切ないため、適正価格を知りたい方もぜひ活用してみてください。
ポイント4:型落ちした蓄電池を購入する
蓄電池の価格を抑えるために、型落ちした蓄電池を購入する方法もあります。
型落ちとは、最新の機種が発売されたことによって旧機種となった製品のことです。
最新機種では性能向上や不具合の改善などが行われますが、基本的な性能は変わっていないことがあるため、最新型にこだわらなければ型落ちの蓄電池でも問題ないと考えられます。
ポイント5:0円ソーラーの活用
初期費用を用意するのが難しい場合は、「0円ソーラー」を利用する方法があります。
0円ソーラーとは、初期費用0円で太陽光発電システムや蓄電池を導入できる仕組みです。
事業者が初期費用を負担して住宅に太陽光発電システムや蓄電池を設置し、住宅所有者は契約期間中は月々の電気料金やリース料を事業者に支払います。
契約期間が終了した後は、太陽光発電システムと蓄電池は無償で契約者に譲渡されます。
利用条件が事業者によって異なっているため、利用する前に条件や契約内容についてよく確認する必要があります。
蓄電池の価格に関するよくある質問と回答
蓄電池の価格に関するよくある質問を以下にまとめました。
それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
一軒家に蓄電池を設置する相場はいくら?
一般家庭用(容量5kWh〜7kWh前後)の蓄電池を設置する場合、工事費込みの販売価格相場は100万円〜250万円程度が目安です。
蓄電池本体価格に加えて、設置工事費や配線工事費などの合計でおおよそ20万〜40万円程度の工事費が含まれます。
また、10〜15kWh以上の大容量モデルを導入する場合は、200万〜300万円前後、条件によっては400万円近くになる場合もあります。
蓄電池の国の補助金はいくら?
蓄電池に利用できる国の補助金額は、制度や設備の要件によって異なります。
例えば、DR家庭用蓄電池事業(DR補助金)では最大60万円が補助され、設備費と工事費の合計額の3分の1以内、または初期実効容量1kWh当たり3万7,000円のいずれか低い金額が補助額となります。
※2026年8月時点で公募終了
国の補助金は、自治体の補助制度と併用できる場合もあります。併用の可否や申請条件は制度によって異なるため、契約前に確認しましょう。
蓄電池はやめた方がいいといわれる理由は?
「蓄電池はやめた方がいい」といわれるのは、主に以下のような理由が挙げられます。
- 初期費用がかかる
- 経年劣化により蓄電容量が減少する
- 一定の設置スペースが必要
- 太陽光発電設備がない家庭は削減効果が得られにくい
一方で、近年は電気料金の高騰や国・自治体の補助金拡充・価格の低下が進んでいるため、太陽光発電との併用や停電対策を目的とする家庭では導入メリットが上回るケースが増えています。
蓄電池の価格は工事費込みの総額と複数見積もりで判断しよう
家庭用蓄電池の価格は、メーカーや容量だけでなく、設置環境や施工内容によっても変わります。
同じメーカー・同じ型番でも、施工会社によって本体の値引き額や工事費、保証、補助金申請のサポート内容が異なります。
そのため、1社だけで契約を決めず、複数社から同じ条件で見積もりを取りましょう。
「タイナビ蓄電池」なら、厳格な審査を通過した優良施工会社から、最大5社の見積もりを無料で取得できます。
自分で施工会社を1社ずつ探して問い合わせる必要がなく、本体価格や工事費、保証、補助金への対応力をまとめて比較することが可能です。
蓄電池を適正価格で導入したい方は、タイナビ蓄電池の無料一括見積もりを活用し、自宅の条件に合った施工会社を見つけましょう。












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