蓄電池の補助金情報

脱炭素社会の実現に向けて、家庭や企業における再生可能エネルギーの導入が進んでおり、蓄電池の重要性はますます高まっています。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせると自家消費率が向上し、電気代の削減につながります。

さらに、災害などによって停電が発生した際にも、必要な電力を一定期間まかなえることも注目ポイントです。

こうした背景から、国や自治体では蓄電池の普及を目的とした補助金制度を設けており、条件を満たせば導入費用の負担を軽減することができます

一方で、補助金は制度ごとに内容や対象条件が異なり、申請期間や予算には限りがあるため、事前に正確な情報を把握しておくことが重要です。

この記事では、2026年5月時点における蓄電池補助金の最新動向と、制度を活用するために押さえておきたいポイントを解説します。

【2026年度(令和8年度)】蓄電池の補助金の動向(2026年5月現在)

補助金の動向

2026年度(令和8年度)も、国・都道府県・市区町村による蓄電池の補助金制度は継続して実施されています。

こうした制度は、再生可能エネルギーの有効活用の促進に加え、停電時の電力確保による防災性の向上や、CO₂排出量の削減といった複数の目的をもって設計されています。

そのため、一般家庭向けの小規模な設備から、法人が導入する大容量の蓄電システムまで、幅広い用途が対象となっていることが特徴です。

一方で、補助金はあらかじめ予算が決まっているため、申請が集中した場合は公募期間内であっても受付が終了するケースがあります。

また、制度ごとに対象条件や申請時期、補助額が異なるため、常に最新の情報を確認することが重要です。

蓄電池の補助金の動向について、以下の点が挙げられます。

  • 個人向け住宅用の蓄電池の補助金の動向
  • 法人向けの蓄電池の補助金の動向

以下では、「個人向け」と「法人向け」に分けて、2026年5月時点の蓄電池補助金の特徴と注目点について解説します。

個人向け住宅用の蓄電池の補助金の動向

2026年度の個人向け住宅用の蓄電池の補助金の動向として、次の3つを挙げることができます。

  • デマンドレスポンス(DR)への対応が前提条件となっている
  • 家庭内の電力使用状況を管理するHEMSなどとの連携が求められる
  • 単なる導入支援ではなく、エネルギーの活用を重視した制度へ移行している

そのため、DR対応やHEMS連携などの条件に合致するかどうかがポイントです。

法人向けの蓄電池の補助金の動向

2026年度の法人向けの蓄電池の補助金も、個人向け住宅用と同様に、単なる設備導入ではなく、事業継続性の強化や脱炭素経営の推進を目的とした制度が中心となっています。

主な動向として、次の3つを挙げることができます。

  • 太陽光発電など再生可能エネルギーと組み合わせた導入支援が重視されている
  • 災害時の事業継続を目的としたレジリエンス強化型の支援が拡充している
  • 工場やデータセンターなどを対象とした脱炭素化支援が継続されている

法人向けの蓄電池は設備規模が大きいため、条件を満たせば数百万円から数千万円規模の補助を受けられるケースがあります。

ただし、制度ごとに対象となる業種や条件が異なっているため、自社が応募できる補助金を選ぶことが重要です。

蓄電池の補助金は国、自治体(都道府県・市区町村)からそれぞれ出ている

国、自治体の蓄電池補助金

蓄電池に対する補助金は、国・都道府県・市区町村からそれぞれ別の補助金が出ています。

国・都道府県・市区町村の補助金は原則併用可!ただし例外あり!

国・都道府県・市区町村から出ている補助金は、原則として併用することが可能です。

ただし、同じ財源から出ている補助金同士の併用はできません。具体的には、同じ設備に対して複数の国の補助金を併用することはできないということです。

しかし、設備が異なる場合は併用できる場合もあります。

また、複数の補助金を併用する場合は、それぞれの補助金の要件を満たしている必要があります。

補助金を受けられる条件がそれぞれの補助金制度によって異なっているため、国や自治体の公式サイトから詳しい情報を入手して把握しておくことが大切です。

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【2026年度】国からの蓄電池の補助金

家庭用・法人用の蓄電池国補助金

国からの蓄電池の補助金は複数の制度に分かれており、対象となる設備や申請条件、補助額が異なっています。

国からの蓄電池の補助金は、以下の2つに分けられます。

  • 個人向け住宅用の蓄電池の補助金
  • 法人向け蓄電池の補助金

それぞれ詳しく見ていきましょう。

個人向け住宅用の蓄電池の補助金

2026年度の個人向け住宅用の蓄電池の主な補助金制度は、次の3つです。

  • 家庭用蓄電システム導入支援事業
  • みらいエコ住宅2026事業
  • 戸建住宅ZEH化等支援事業

「家庭用蓄電システム導入支援事業」は蓄電池単体で申請可能であるものの、「みらいエコ住宅2026事業」や「戸建住宅ZEH化等支援事業」は、太陽光発電設備や高断熱仕様、高効率設備などと組み合わせて申請する必要があります。

制度ごとに申請方法や対象条件も異なるため、事前に公募要領を確認しておくことが重要です。

また、予算上限に達した場合は、受付が早期に終了することがあります。

以下で、それぞれの補助金制度の特徴や補助額、申請条件について解説します。

家庭用蓄電システム導入支援事業

経済産業省資源エネルギー庁の補助金制度で、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が実施しています。

再生可能エネルギーの導入拡大と電力需給の安定化を目的に、電力需要の最適化(DR:デマンドレスポンス)に対応した家庭用蓄電池の導入を支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象DRに対応可能な家庭用蓄電池
補助金額下記の最も低い金額
・補助金基準額(3.45万円/kWh)から算出される金額
・設計費、設備費及び工事費の合計金額に補助率3/10を乗じた金額
・上限60万円
申請期間2026年3月24日~12月10日
申請条件・SIIに登録された製品であること
・本事業の実施のために新規で導入される蓄電システムであること
・各種法令等に準拠し、設置される蓄電システムであること
・DRに対応可能であること
・需要側(民生住宅、店舗、事務所等)へ設置される蓄電システムであること
・「設備費+工事費」が12.5万円/kWh(2025年度目標価格)以下であること
対象者日本国内において、DRに活用可能なリソースとして、家庭用蓄電システムを新規で導入する個人、法人、個人事業主 ※その他にも要件あり
公式サイトhttps://dr-battery.sii.or.jp/r7h/

みらいエコ住宅2026事業

前年度まで行われていた「子育てグリーン住宅支援事業」の後継として、国土交通省・環境省・経済産業省が連携して実施している補助金制度です。

2050年カーボンニュートラルの実現に寄与する良質なストック形成を図るため、「ZEH水準住宅」や「長期優良住宅」の新築、「GX志向型住宅」の新築及び省エネ改修等に対して支援が行われます。

蓄電池単体に対する補助金制度ではなく、住宅性能に対する定額補助であることに注意が必要です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象GX志向型住宅、長期優良住宅、ZEH水準住宅など床面積が50㎡以上240㎡以下の住宅
補助金額・GX志向型住宅:125万円/戸(1~4地域)、110万円/戸(5~8地域)
・長期優良住宅:80万円/戸(1~4地域)、75万円/戸(5~8地域)
・ZEH水準住宅:40万円/戸(1~4地域)、35万円/戸(5~8地域)
申請期間・第1期:2026年3月31日~5月12日
・第2期:2026年5月13日~12月31日
※注文住宅の新築(ZEH水準住宅)は9月30日まで
申請条件登録済みの「みらいエコ住宅事業者」が申請すること
対象者・注文住宅の新築:建築主
・新築分譲住宅の購入:購入者
・賃貸住宅の新築:建築主かつ賃貸オーナー
公式サイトhttps://mirai-eco2026.mlit.go.jp/

戸建住宅ZEH化等支援事業

環境省・経済産業省・国土交通省が連携して実施している補助金制度です。

住宅全体で消費エネルギーを実質ゼロにするZEH、それをさらに高度化したZEH+の導入を支援するもので、太陽光発電・HEMS・蓄電池などを組み合わせた住宅が対象となります。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象ZEH・ZEH+基準を満たす新築戸建住宅および追加設備として導入する蓄電システム
補助金額・ZEH(地域区分1~3):55万円/戸
・ZEH(地域区分4~8):45万円/戸
・ZEH+(地域区分1~4):90万円/戸
・ZEH+(地域区分5~8):80万円/戸
・蓄電システム(追加設備)の場合:初期実効容量1kWhあたり2万円、蓄電システムの補助対象経費の1/3、補助額上限20万円/戸
申請期間・単年度事業:2026年5月21日~12月11日
・複数年度事業:2026年11月6日~2027年1月8日
申請条件・SIIに登録されたZEHビルダー/プランナーが関与(建築、設計又は販売)する住宅であること
・令和8年度にSIIに登録された製品であること
対象者・新築注文戸建住宅の建築主
・新築建売戸建住宅の購入予定者
・新築建売戸建住宅を販売する法人
公式サイトhttps://zehweb.jp/house/

法人向け蓄電池の補助金

法人が蓄電池を導入する際、補助金の活用は導入コストを大幅に抑える有効な手段です。

2026年度の法人向け補助金は用途別に細分化されており、主に「脱炭素化」「レジリエンス」「自家消費」などを目的として制度が設計されています。

募集期間が限られているため、導入を検討する際はスケジュールを確認し、申請タイミングを逃さないことが重要です。

法人向け蓄電池の補助金は以下の通りです。

  • 地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業
  • ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業
  • 地域共生型太陽光発電設備導入事業【営農地水面】
  • 駐車場型太陽光発電設備導入事業【カーポート】
  • 建材一体型太陽光発電設備導入事業【建材一体型】
  • 離島の脱炭素化推進事業【離島】
  • 新手法による電力融通モデル創出事業【TPOモデル】
  • データセンターのゼロエミッション化・地域共生加速化事業
  • 浄化槽システムの脱炭素化推進事業
  • サステナブル倉庫モデル促進事業
  • 建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業
  • 業務産業用蓄電システム導入支援事業
  • 大規模業務産業用蓄電システム等導入支援事業
  • 再エネ電源併設蓄電システム等導入支援事業
  • 地域物流脱炭素化促進事業

以下では、2026年5月時点で公募されている主な国の補助金制度について解説します。

地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業

環境省による補助金制度で、一般財団法人環境イノベーション情報機構が実施しています。

地方公共団体や民間事業者等が、災害時避難所や防災拠点となる公共施設へ、再生可能エネルギー設備や蓄電池等の自立・分散型エネルギー設備を導入することを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象地域防災計画等に位置付けられた公共施設・避難施設・防災拠点等に導入する、太陽光発電設備、蓄電池等の自立・分散型エネルギー設備
補助金額対象経費の1/3または1/2、2/3
※補助率は自治体の区分・設備種類により異なる
申請期間一次公募:2026年4月13日~5月15日正午
申請条件・再エネ設備と蓄電池等を組み合わせて導入すること
・地域防災計画等に位置付けられた避難施設・防災施設・広域防災拠点等へ導入すること
・災害発生時に業務継続が必要な施設へ導入すること
対象者地方公共団体および民間事業者等
公式サイトhttps://policies.env.go.jp/policy/roadmap/resilience/

ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業

環境省による補助金制度で、一般財団法人環境イノベーション情報機構が実施しています。

民間企業等が、自家消費型の太陽光発電設備と蓄電池を併設導入する場合のほか、FIT/FIP制度を利用しないPPAモデルやリースによる導入も対象となります。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象自家消費型太陽光発電設備および蓄電池
補助金額・定置用蓄電池(業務・産業用):3.9万円/kWh
・定置用蓄電池(家庭用):3.8万円/kWh
※いずれも補助対象経費の1/3が上限
※いずれも上限4,000万円(定置用蓄電池・車載型蓄電池・充放電設備の合計)
申請期間一次公募:2026年4月9日~5月15日正午(公募終了)
申請条件・FIT/FIP制度を利用しない自家消費型設備であること
・一定割合以上を自家消費すること
対象者・自家消費型の太陽光発電を検討中の民間企業
・需要家に太陽光発電サービスを提供する事業者など
公式サイトttps://www.eic.or.jp/eic/topics/2025/st_r07c/1st/

地域共生型太陽光発電設備導入事業【営農地水面】

環境省の補助金制度で、一般社団法人環境技術普及促進協会が実施しています。

民間企業等が、営農地やため池などの水面上へ太陽光発電設備を導入することを支援します。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象太陽光発電設備、定置用蓄電池(業務・産業用・家庭用)
補助金額補助率1/2(上限1億5,000万円)
申請期間一次公募:2026年4月24日~5月18日正午
申請条件・蓄電池導入費用が目標価格(業務産業用11.8万円/kWh、家庭用11.5万円/kWh)を下回ること
・家庭用蓄電池はSIIに登録された製品であること
対象者民間企業、個人・個人事業主(農林水産事業者)※【営農地事業】のみ、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.eta.or.jp/offering/2026/solar/index.php

駐車場型太陽光発電設備導入事業【カーポート】

環境省の補助金制度で、一般社団法人環境技術普及促進協会が実施しています。

民間企業等が、駐車場上に自家消費型太陽光発電設備(ソーラーカーポート)や蓄電池、充放電設備等を導入することを支援します。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象太陽光発電設備、受変電設備、定置用蓄電池、車載型蓄電池等
補助金額・太陽光発電設備(ソーラーカーポート等):8万円/kW(定額)
・太陽光発電設備(ソーラーロード):補助率1/2
・蓄電池(目標価格未満の場合):補助対象経費の1/3
・蓄電池(目標価格超の場合):業務・産業用3.9万円/kWh×蓄電池容量、家庭用3.8万円/kWh×蓄電池容量
・車載型蓄電池:2万円/kWh×蓄電容量(定額)
※補助金額の上限1億円
申請期間一次公募:2026年4月24日~6月11日正午
申請条件・蓄電池導入費用が目標価格(業務産業用11.8万円/kWh、家庭用11.5万円/kWh)を下回ること
・家庭用蓄電池はSII登録製品であること
・停電時に電力供給可能とするシステム構成であること
対象者民間企業、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.eta.or.jp/offering/2026/solarcarport/index.php

建材一体型太陽光発電設備導入事業【建材一体型】

環境省の補助金制度で、一般社団法人環境技術普及促進協会が実施しています。

民間企業等が、建材一体型太陽光(BIPV)を導入することを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象ハイブリッド蓄電システム等
※ハイブリッド蓄電システムは太陽光発電設備と一体導入する場合
補助金額・窓と一体となった太陽光発電設備:補助率3/5(上限5,000万円)
・壁等と一体となった太陽光発電設備:補助率1/2(上限3,000万円)
申請期間一次公募:2026年4月28日~5月28日正午
申請条件・停電時に電力供給可能なシステム構成であること
・発電した電気の供給先が同一敷地内の施設であり、当該施設から電力系統に逆潮流しないこと
・自家消費型であること
・FIT/FIPを利用しないこと
対象者民間企業、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.eta.or.jp/offering/2026/offsite/index.php

離島の脱炭素化推進事業【離島】

環境省の補助金制度で、一般社団法人環境技術普及促進協会が実施しています。

離島地域において、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池、EMS等を群管理・制御し、島全体の再エネ自給率向上を図ることを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象離島に導入する、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池、EMS、充放電設備、需要側設備等
補助金額・離島脱炭素化計画策定事業:補助率3/4(上限1,000万円)
・離島脱炭素化設備等導入事業:補助率2/3(上限単年度3億円、複数年度5億円)
申請期間一次公募:2026年4月24日~6月10日正午
申請条件・太陽光発電以外の再生可能エネルギー発電設備の導入が必須であること
・CO2排出抑制に効果があること
・需要側設備はオフサイトから運転制御可能なシステムであること
・FIT/FIP認定を取得しないこと
対象者民間企業、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.eta.or.jp/offering/2026/ritou/index.php

新手法による電力融通モデル創出事業【TPOモデル】

環境省の補助金制度で、一般社団法人環境技術普及促進協会が実施しています。

複数建物間で第三者保有(TPO)モデルによる電力融通を行い、平時の脱炭素化と災害時の非常用電源確保を両立することを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象・TPOモデル計画策定事業:人件費、業務費
・TPOモデル設備等導入事業:再生可能エネルギー発電設備、定置用蓄電池、車載型蓄電池、EMS等
補助金額・TPOモデル計画策定事業:補助率3/4(上限1,000万円)
・TPOモデル設備等導入事業:補助率1/2(上限各年度3億円)
申請期間一次公募:2026年4月24日~6月9日正午
申請条件・複数建物間で電力融通を行うTPOモデルであること
・再エネ設備と蓄電池等を組み合わせて導入すること
・平時の脱炭素化と災害時のレジリエンス向上に資すること
対象者民間企業、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.eta.or.jp/offering/2026/tpo/index.php

データセンターのゼロエミッション化・地域共生加速化事業

環境省の補助金制度で、前年度の「データセンターのゼロエミッション化・レジリエンス強化促進事業」を名称変更したものです。

データセンター事業者等が再生可能エネルギーの導入や自家発電・蓄電設備導入によりデータセンターの脱炭素化・非常用電源強化を図ることを支援します。

実施機関は地域循環共生社会連携協会ですが、2026年度の公募情報は未発表のため、2025年度の内容を紹介します。

補助対象データセンターに設置される再エネ設備、受変電設備、EMS、蓄電池等
補助金額補助対象経費の1/3(上限2億円)
※蓄電池を導入する場合は下記
・蓄電池(目標価格未満の場合):補助対象経費の1/3
・蓄電池(目標価格超の場合):業務・産業用3.9万円/kWh×蓄電池容量、家庭用4.1万円/kWh×蓄電池容量
申請期間未発表
申請条件蓄電池を導入する場合は目標価格(業務産業用11.9万円/kWh、家庭用12.5万円/kWh)を下回ること
対象者民間企業、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.eta.or.jp/offering/2026/solarcarport/index.php

浄化槽システムの脱炭素化推進事業

環境省の補助金制度で、全国浄化槽団体連合会が実施しています。

浄化槽を運用する地方公共団体や事業者等が、高効率ブロワなど省エネ型機器への更新や再生可能エネルギー設備導入により、浄化槽の脱炭素化を図ることを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象中大型合併処理浄化槽における高効率ブロワ、制御機器、再生可能エネルギー設備等
補助金額補助対象事業の1/2
※補助上限はないが、CO2削減量に対する費用対効果の目標額あり
申請期間2026年4月27日~11月30日17時
申請条件・最新型の高効率機器への改修事業であること
・先進的省エネ型浄化槽への交換事業であること
対象者地方公共団体、民間企業、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.zenjohren.or.jp/decarbon/

サステナブル倉庫モデル促進事業

環境省の補助金制度で、北海道環境財団が実施しています。

物流倉庫において、断熱・空調効率化や自家消費型太陽光発電設備、蓄電池等を導入し、倉庫の脱炭素化を図ることを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象省人化設備、再エネ設備、蓄電設備、付帯設備、省CO2化設備
補助金額補助対象経費の1/2
※補助上限は1億円/年度のほか、CO2削減量あたりのコスト基準に応じた上限もあり
申請期間2026年3月31日~5月12日17時(公募終了)
申請条件・倉庫業の登録を受けているものであること
・再エネ設備で発電する電力を当該施設で消費すること
・CO2削減効果が見込まれる事業であること
対象者地方公共団体、民間企業、個人事業主、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://www.heco-hojo.jp/yR07/souko/competition.html

建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業

環境省の補助金制度で、一般社団法人静岡県環境資源協会が実施しています。

民間事業者等が、オフィスビルや商業施設、学校等の新築または既存建築物において、高断熱化や高効率設備、再生可能エネルギー設備等を導入し、ZEB化を図ることを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象新築建築物、既存建築物のZEB化のための断熱、空調・給湯、換気、再エネ他、電源他の設備費、工事費等
補助金額・新築建築物:補助率1/2または1/3、1/4
・既存建築物:補助率2/3
※補助率はZEB区分・延べ面積により異なる
※新築建築物(延べ面積10,000m²以上)・既存建築物(延べ面積2,000m²以上)は、地方公共団体のみ対象
※新築建築物・既存建築物(延べ面積2,000m²未満)は上限3億円
※既存建築物(延べ面積2,000m²以上)は上限5億円
※蓄電システムの上限は補助対象経費全体の20%まで
申請期間2026年5月1日~10月22日17時
申請条件・ZEB基準を満たす建築物であること
・蓄電システムの初期実効容量が1.0kWh未満は対象外とする
対象者地方公共団体、民間企業、個人事業主、学校法人、医療法人等
公式サイトhttps://siz-kankyou.com/2026co2/

業務産業用蓄電システム導入支援事業

経済産業省資源エネルギー庁の補助金制度で、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が実施しています。

DRに活用可能なリソースとして、小規模業務産業用蓄電システムの新規導入を支援します。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象小規模業務産業用蓄電システム
補助金額下記の最も低い金額
・補助金基準額(3.75万円/kWh)から算出される金額
・設計費、設備費及び工事費の合計金額に補助率1/3を乗じた金額
・上限1,500万円
申請期間2026年3月24日~10月30日
申請条件・蓄電池PCSの合計出力が100kW未満の設備であること
・DRに対応可能な設備であること
・「設備費+工事費」が11.9万円/kWh(2025年度目標価格)以下であること
対象者・国内で事業活動を行う法人・個人事業主
・日本国内に居住する個人
公式サイトhttps://sii.or.jp/DRchikudenchi_gyousan07r/

大規模業務産業用蓄電システム等導入支援事業

経済産業省資源エネルギー庁の補助金制度で、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が実施しています。

DRに活用可能なリソースとして、大規模業務産業用蓄電システムの新規導入を支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象大規模業務産業用蓄電システム
補助金額下記の最も低い金額
・補助金基準額(3.95万円/kWh)から算出される金額
・設計費、設備費及び工事費の合計金額に補助率1/3または1/2、2/3を乗じた金額(補助率は区分により異なる)
※上限なし
申請期間2026年3月24日~5月29日12時
申請条件・蓄電池PCSの合計出力が100kW以上の設備であること
・DRに対応可能な設備であること
・「設備費+工事費」が11.9万円/kWh(2025年度目標価格)以下であること
対象者・国内で事業活動を行う法人・個人事業主
・日本国内に居住する個人
公式サイトhttps://sii.or.jp/daikibogyousan07r/

再エネ電源併設蓄電システム等導入支援事業

経済産業省資源エネルギー庁の補助金制度で、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が実施しています。

再生可能エネルギー電源設備に対して、新たに取得した蓄電システムを併設設置し、再エネの有効活用や普及拡大、需給バランスの改善に寄与することを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象発電設備と同一敷地内に新たに設置する蓄電システム
補助金額設計費、設備費及び工事費の合計金額に補助率1/3または1/2、2/3を乗じた金額(補助率は区分により異なる)
※上限なし
申請期間2026年3月24日~5月29日12時
申請条件接続する発電所の最大受電電力は、原則1.0MW以上とする
対象者国内で事業活動を行う法人等
公式サイトhttps://sii.or.jp/saieneheisetsu07r/

地域物流脱炭素化促進事業

国土交通省の補助金制度で、パシフィックコンサルタンツ株式会社が実施しています。

倉庫、物流センター、トラックターミナル等の物流施設において、水素・バイオマス・太陽光発電等を導入・活用し、物流分野の脱炭素化とレジリエンス強化を図ることを支援する事業です。

主な制度内容は以下の通りです。

補助対象物流拠点の脱炭素化のために導入する、水素・バイオマス設備や再生可能エネルギー設備等
補助金額補助率1/2以内(上限:水素活用2.5億円、バイオマス活用2億円、再エネ活用1億円)
申請期間水素・バイオマス活用:2026年4月27日~6月5日16時
再エネ活用:2026年4月6日~6月5日16時
申請条件「つくる」「ためる」「つかう」設備を一体的に活用する取組であること
対象者倉庫事業者、貨物自動車運送事業者、トラックターミナル事業者等
公式サイトhttps://pacific-hojo.com/bgxx/content/

(参考)【2026年度】法人向け太陽光発電関連の補助金情報一覧!申請時の注意点なども徹底解説

【2026年】国からの補助金の注意点

国の補助金注意点

国からの補助金に関して注意すべき5つの条件について説明します。

  • 蓄電池を購入する前の段階での申し込みが必要
  • 補助金の対象はSIIで事前登録された蓄電池のみ
  • 補助金の算出に用いられるのは「初期実効容量」
  • 補助金額の出し方に注意
  • 補助金の予算の上限に注意

これらの条件を満たさないと補助金の対象外となってしまうため注意しましょう。

蓄電池を購入する前の段階での申し込みが必要

国の補助金に申請するには蓄電池を購入する前の段階で申し込むことが必要です。

国の補助金は、交付が決定する前の契約や発注によって発生した経費は、補助金の交付対象外となっています。

つまり、最初に補助金の申請を行ったら、決定の通知を受け取るまでは蓄電池の購入を待っておかなければならないのです。

逆に、必ずしも購入を決断してから補助金申請する必要もありません。

ただし、蓄電池の販売者と仮契約を結んだり、覚書を交わしたりするぶんには問題ありません。本契約は交付が決定してから締結しましょう。

補助金の対象はSIIで事前登録された蓄電池のみ

SIIとは、一般社団法人環境共創イニシアチブの略称です。

今回の経産省からの補助金は一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)に機器登録されているメーカーの蓄電池のみが補助の対象とされており、環境省からの補助金は一般財団法人環境イノベーション情報機構に機器登録されているメーカーの蓄電池のみ補助の対象機器です。

基本的に国の補助金対象となるのは、経産省・環境省共に事前に補助金の対象商品メーカーが発表され、その対象製品のみが補助の対象となりますので、どの蓄電池メーカーでも補助の対象になるわけではありませんのでご注意ください。

https://www.tainavi-battery.com/library/172/

一般的な蓄電池メーカー(オムロン・ニチコン・ネクストエナジー・パナソニック・シャープ・住友電工・田淵電気・長州産業・カナディアンソーラーほか)のあらゆる機種が登録されています。

蓄電池の販売企業が一括見積りで提案する蓄電池は、ほぼ補助金対象のメーカー・機種です。

補助対象機種かどうかを確認したいときは、見積もりに記載された蓄電池の機種が補助金対象のデータベースに載っているかをチェックします。

過去の蓄電池補助金対象機種

補助金の算出に用いられるのは「初期実効容量」

蓄電池の容量にはメーカーが公称する「蓄電容量」と「初期実効容量」があり、数値が異なります。

補助金の額は「蓄電容量」よりも値が小さい「初期実効容量」をもとに計算されます。

ちなみに、「蓄電容量」とは、蓄電できる最大の量としてメーカーが発表している数値です。

それに対し、「初期実効容量」とは、蓄電池が実際に供給できる出力容量を指します。

補助金額の出し方に注意

補助金は先着順

補助金額は、「1kWhあたりの補助単価×対象容量」や「補助対象経費×補助率」など、制度ごとに定められた計算方法で算出されます。

実際の補助額は、上限額や補助率と比較して決まるため、各制度の公募要領を確認しましょう。

補助金の予算の上限に注意

蓄電池の補助金は、期日前でも予算を使い切ったらそこで受付を終了してしまいます。

つまり、補助金を申請する人が多ければ、公募期間が満了するよりも早く、予算に達して終了してしまう可能性もあります。

蓄電池の導入を検討している人は、できるだけ早めに計画を立てるほうがよいでしょう。

仮に38.5億円が予算だとして、これを交付件数に換算するとおよそ1.5万件です。

国の補助金と東京都の補助金は申込数が多く、早期終了しやすい傾向がありますので注意してください。

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【2026年】自治体からの蓄電池の補助金

自治体の蓄電池補助金

自治体(都道府県・市区町村)でも、独自の蓄電池補助制度を実施しています。

2026年の自治体ごとの補助金情報をそれぞれ紹介します。

北海道・東北地方の都道府県別補助金情報

北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県

関東地方の都道府県別補助金情報

東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 栃木県 群馬県

中部地方の都道府県別補助金情報

愛知県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県

近畿地方の都道府県別補助金情報

大阪府 和歌山県 兵庫県 三重県 滋賀県 京都府 奈良県

中国地方の都道府県別補助金情報

鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県

四国地方の都道府県別補助金情報

徳島県 香川県 愛媛県 高知県

九州・沖縄地方の都道府県別補助金情報

福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

【2026年】自治体からの補助金の注意点

自治体の補助金注意点

地方自治体の場合は必ずしも契約前の申請というわけでもありません。

補助金の要件は蓄電池を購入する前にしっかりチェックしておきましょう。

地方自治体の蓄電池の補助金を申請するには、はじめに容量や太陽光システムとの連携、指定された対象機器があるかなど、各自治体の条件を確認することが必要です。

税金の滞納がないことや、自治体内の住宅で新規に設置される未使用品であるなど、他の条件についても確認しましょう。

自治体によっても違いますが、自治体のサイトから必要書類をダウンロードして郵送する方法や、窓口に持参するなどの申請方法があります。

申請から受給するまでの期間も自治体によって異なるため、注意が必要です。

実際にいくらぐらいもらえる?蓄電池の補助金採択事例

蓄電池の補助金事例

実際に個人向け、法人向けでどれぐらいの補助金が期待できるのか、実際に補助金が採択された事例をご紹介します。

個人向け住宅用の蓄電池の補助金の事例

和歌山県在住のAさまの邸宅では、エクソル製の太陽光発電と蓄電池をセットで導入し、和歌山県が実施している「和歌山市地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業補助金」を利用。

次のように補助金前は250万円の導入費用がかかるのに対し、補助金の活用により168万7,000円が補助され、81万3,000円にまで導入費用が下がりました。

メーカー容量導入費用補助金額
補助金
差し引き前
補助金
差し引き後
太陽光エクソル7kw1,090,000343,000¥747,000
蓄電池エクソル10kwh1,410,000470,000¥940,000
¥2,500,000¥813,000¥1,687,000

また、香川県在住のBさまの邸宅では、ネクストエナジー製の太陽光発電と、住友電工製の蓄電池をセットで導入しました。

国が実施する補助金である「再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金」と、香川県が実施する「かがわスマートハウス促進事業補助金」、そして高松市が実施する「高松市スマートハウス等普及促進補助金」の3つを併用。

次のように59万800円が補助され、補助金前は303万6,000円だった導入費用が244万5,200円まで下がりました。

メーカー容量導入費用補助金額
補助金
差し引き前
補助金
差し引き後
太陽光ネクストエナジー6kW996,050946,050¥50,000
蓄電池住友電工12kWh2,039,9501,499,150¥540,800
合計¥3,036,000¥2,445,200¥590,800

法人向けの蓄電池の補助金の事例

千葉県のある企業がサニックス製の太陽光発電を導入しました。

導入費用は1億350万円だったのに対し、東京都の補助金である「東京都地産地消再エネ増強プロジェクト都外設置」を活用することにより、5,175万円が補助され、導入費用が5,175万円と半額になっています。

メーカー容量導入費用補助金額
補助金
差し引き前
補助金
差し引き後
太陽光サニックス500kW以上103,500,00051,750,000¥51,750,000
合計¥103,500,000¥51,750,000¥51,750,000

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蓄電池の補助金申請の際に押さえておくべきポイント

蓄電池の申請条件

蓄電池の補助金は、申請条件や必要書類など細かく定められており、しかも国・都道府県・市町村などの実施主体によって、申請条件や必要書類が異なっています。

本来受けられるはずの補助金が、書類不備や申請遅れなどによって活用できなくなるといったことも考えられます。

ここでは、申請前に必ず確認しておきたい次の5つのポイントについて解説します。

  • フライング着工(補助金交付決定前の着工・契約)は失格
  • 予算枠には限りがある!早めに申請を!
  • 補助金によって対象となる施工業者が限られるので注意!
  • 補助金・助成金の見積もりでは悪徳業者に注意
  • 必要書類の間違いに注意!

フライング着工(補助金交付決定前の着工・契約)は失格

補助金申請における最大の落とし穴が「フライング着工」です。

これは、補助金の交付決定通知を受け取る前に、契約・工事着手・発注などを進めてしまう行為を指します。

たとえば、「どうせ採択されるだろうから先に設置しておこう」と先走って契約・施工を始めてしまった場合、その時点で補助対象外となってしまい、申請は自動的に却下されます。

見積取得や現地調査、申請書類の準備までは問題ありませんが、「契約書の締結」「請負工事の発注」「現場の着工」といった具体的な工程は、必ず交付決定の通知が正式に下りてからでなければなりません。

予算枠には限りがある!早めに申請を!

補助金の多くは、先着順であり、申請期間中であっても予算上限に達すると即日締切となります。

とくに国の補助金や、東京都のように人気のある自治体の制度では、募集開始から1~2週間で埋まることもあるため、迷っているうちに申請機会を失うリスクがあります。

また、制度によっては「一次募集」「二次募集」と段階的に枠が設けられていることもありますが、一次で大半の予算が消化され、二次は実施されないケースもあります。

さらに年度後半になると、補助金単価が下がる場合や制度内容が変更されるリスクもあるため、「早く動いた人が有利」なのが補助金の世界です。

導入を少しでも考えているなら、まずは施工可能な業者に見積を依頼し、制度内容や必要書類を早期に把握することが、結果としてスムーズな申請と高い採択率につながります。

補助金によって対象となる施工業者が限られるので注意!

補助金制度の中には、「認定登録された施工業者でなければ申請できない」という要件が設けられているものが少なくありません。

これは、設置工事の安全性や性能を担保するために、制度実施団体(SIIや自治体)が審査した業者に限って補助対象にしているためです。

たとえば、経済産業省系の補助金では「事前にSII登録を受けた施工業者」での工事が必須であり、いくら良心的な価格でも、登録されていない業者を選んでしまうと、補助金申請そのものが無効になります。

この点、タイナビ蓄電池では補助金対応可能な登録業者のみを対象に、一括で5社までの相見積もりが取れる仕組みを提供しています。

自身で探す手間を省き、補助金の申請代行にも対応している業者に絞って比較検討できるため、安心して申請に臨めます。

補助金・助成金の見積もりでは悪徳業者に注意

蓄電池の補助金や助成金の交付条件、申請方法などには専門用語が多く、一般人にとって難解な場合が多いでしょう。

そこにつけ込んで、購入者をだます悪徳業者もいるため、注意が必要です。

購入時は複数の販売店の話を聞いて信頼できる業者と契約するようにしましょう。

https://www.tainavi-battery.com/library/282/

インターネットなどで費用の相場をリサーチするなど、業者の提示する見積もり金額が適正なものかどうか、自分でもある程度は見分けられるようにしておくとよいでしょう。

高齢者などは自分で調べたりはっきり断ったりするのが苦手な場合もあります。高齢の親族などが契約しようとしている場合は、インターネットで情報収集ができる人が手伝ってあげたほうが安心です。

必要書類の間違いに注意!

補助金申請で非常に多い失敗が、「書類不備」です。蓄電池の補助金申請書類では、以下のような細かな記載が求められます。

  • 機器名、メーカー名、型番の正確な記載
  • 設置場所の詳細(住所、階数、配置図)
  • 見積書の記載方法(「一式」や「セット価格」はNG)
  • 工事の内容ごとの明細化

たとえば、「蓄電池(Panasonic)」としか書いていないと、「型番が不明」と判断されて差し戻しの対象となります。

また、費用内訳が明記されていない場合、「補助対象が判断できない」として、最終的に不採択になるリスクもあります。

さらに、制度によっては写真や図面、系統連系に関する資料など、多岐にわたる添付書類が求められることもあります。

個人でこれらを一つひとつ確認しながら整えるのはハードルが高く、書類不備による差し戻しが続くと、結局期日までに間に合わず、補助金を逃してしまうケースもあります。

こうした事態を避けるためにも、書類作成・申請代行に対応した業者に依頼するのが安全策です。

タイナビでは、申請代行まで対応可能な登録施工業者を紹介してくれるため、失敗を避けたい方にとって心強いパートナーとなるでしょう。

2026年以降の蓄電池の補助金の動向

蓄電池の補助金の動向

2026年度以降も蓄電池の補助金は継続される見込みです。

ただし、補助単価は徐々に下がっていく可能性があり、次のような動きが予測されます。

  • 自家消費+DR制御重視の補助へシフト
  • 法人向けはCO₂削減量による成果連動型へ
  • 一部の自治体では財政事情により縮小・終了の可能性あり

導入を検討しているなら、補助金が充実している今がベストタイミングです。

まずは見積りをとり、おおよその金額を把握することをおすすめします。

蓄電池の補助金に関するよくあるQ&A

Q&A

蓄電池の補助金は非常に複雑です。

また、国や自治体とそれぞれが違った補助金を運用しているので、どれが対象なのか?などが分からなくなってしまいやすい傾向があります。

ここでは蓄電池の補助金に関して、業者によく寄せられる以下の疑問点をQ&A形式でまとめました。

  • 国と自治体の補助金は併用できる?
  • 蓄電池の補助金は自分で申請できる?
  • 蓄電池本体だけ買ってDIYで設置するのは補助対象になる?
  • PPA・リースで補助金は出る?
  • 中古・リユースの蓄電池の導入は補助金の対象になる?
  • 補助金をもらった後に蓄電池を売却、住宅ごと売却してもOK?
  • 蓄電池の工事費まで補助金が出ることはある?
  • 蓄電池の増設は補助金の対象になる?
  • 補助金申請から振り込みまでの期間はどれぐらい?
  • 税制優遇と蓄電池の補助金の併用は可能?
  • ポータブル蓄電池は補助金の対象になる?

以下で、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

国と自治体の補助金は併用できる?

原則として、国と自治体(都道府県・市区町村)の補助金は併用可能です。

たとえば、国のDR補助金を受けつつ、東京都や大阪市など自治体独自の補助金も受け取ることができます

ただし、注意点として「どちらも国庫が財源になっている補助金」は、同一設備への重複助成ができないケースがあるため、制度ごとに要件を確認する必要があります。

また、補助金の対象機器や要件がわずかでも異なる場合は併用が認められる場合もあります。

併用の可否は制度の公式サイトや施工業者に確認しましょう。

蓄電池の補助金は自分で申請できる?

制度上は誰でも申請できますが、実務的には専門知識と経験がないと難しいのが現実です。

たとえば、設備の型番や設置場所の記載ミス、必要書類の不足、契約日・着工日の管理ミスなど、些細なミスでも「不採択」になるリスクがあります。

補助金制度は年ごとに変更され、申請様式や締切も多様です。

そのため、実際には施工業者や販売会社が「代理申請」を行うケースが一般的であり、安全で確実です。

タイナビ蓄電池では、こうした代理申請に対応した業者の見積もりを一括で取得できる点が大きなメリットです。

蓄電池本体だけ買ってDIYで設置するのは補助対象になる?

補助金の多くは、「機器費+工事費」を一体として補助対象としています。

そのため、蓄電池本体のみをインターネットなどで購入してDIY設置を行った場合、補助金の対象外となります。

また、電気工事士の資格がないまま設置を行うと、重大な火災や感電事故の原因になることもあります。

補助金制度の趣旨は、安全性とエネルギー効率の高い設備を専門業者によって適切に設置することにありますので、必ず認定業者に設置を依頼しましょう

太陽光発電つきの蓄電池は自作できる? DIYで作る方法とは

PPA・リースで補助金は出る?

PPA(電力購入契約)やリース契約による導入でも、補助金の対象になるケースとならないケースがあります。

補助対象となるには、「補助金交付対象者が設備の所有者」であることが基本条件です。

したがって、所有権がPPA事業者にある場合や、リース契約で所有権が移転しない形態では、補助金の申請ができないことがあります。

一方で、一部の制度では特例として対象に含まれる場合もあるため、契約形態と制度要件を必ず事前に確認しましょう。

蓄電池のリース・レンタルと購入はどっちがお得?メリットデメリットを比べて解説

中古・リユースの蓄電池の導入は補助金の対象になる?

中古・リユースの蓄電池が補助金の対象になるかは、制度によって異なります。

 

これはモデルハウスや展示場で短期間使用された製品であっても同様です。

また、内部構造が劣化している可能性がある中古蓄電池の安全性や性能に対する保証が難しいため、補助金制度では新品の登録機種のみを認定対象としています。

新たに導入する際は、SIIなどの公的機関が認定した機器の中から選び、必ず新品を設置するようにしましょう。

補助金をもらった後に蓄電池を売却、住宅ごと売却してもOK?

補助金を受けて設置した蓄電池には「一定期間の保有義務」が課されるのが一般的です。

処分制限期間内に譲渡・売却・撤去などを行う場合は、事前に申請窓口へ確認し、必要に応じて承認を受ける必要があります。

承認なく処分すると、補助金の全額または一部返還を求められる場合があります。

住宅ごと売却する場合でも、事前に申請窓口に「設備の継続利用の確認」などを行う必要がある場合があります。

売却や転居を検討している場合は、あらかじめ補助金制度の保有義務規定を確認するようにしましょう。

蓄電池の工事費まで補助金が出ることはある?

一般的に、個人向け補助金では機器本体に対する補助が中心であり、工事費は対象外とされることが多いです。

しかし、法人向けの大規模導入の場合や、公共施設向けの補助制度では、設計・施工費も含めて補助対象となる制度があります。

たとえば「地域レジリエンス強化事業」や「SHIFT事業」などでは、工事費や設備費を合わせた総額に対して補助が交付されるケースがあります。

導入規模に応じて対象制度が異なるため、詳細は制度ごとの交付要綱で確認しましょう。

蓄電池設置費用 蓄電池の設置費用の相場は?

蓄電池の増設は補助金の対象になる?

すでに設置している蓄電池に対して、増設を行う場合でも補助金の対象となる可能性はあります。

ただし、その条件は非常に限定的で、SII(環境共創イニシアチブ)に登録された同一パッケージを丸ごと増設すること、DR制御対応であることなど、細かな要件が課されます。

一部セルの追加や、異なるメーカー機器との混在構成などは対象外とされるため注意が必要です。

 

補助金の対象になるか不安な場合は、タイナビなどで事前に確認・相談しましょう。

補助金申請から振り込みまでの期間はどれぐらい?

補助金の振込時期は制度により異なりますが、申請から交付決定、設置完了報告、審査、そして入金まで、通常で3~6か月程度かかるのが一般的です。

特に、書類に不備があると差し戻しや審査の遅延が発生し、結果として半年以上かかるケースもあります。

また、法人向けの場合は補助金が後払い(精算払い)であることが多いため、資金繰りに注意が必要です。

着実に進めるためにも、タイナビから一括見積もりができる補助金申請実績のある業者に依頼するのが安心です。

税制優遇と蓄電池の補助金の併用は可能?

併用は可能です。

たとえば法人の場合、中小企業経営強化税制(即時償却・税額控除)やグリーン投資減税などの制度は、補助金と併用して活用できます

 

ただし、税務上の取得価額に補助金分が含まれない点には注意が必要です。

つまり、「補助金で受け取った金額は取得価額から差し引く」必要があります。

また、制度によっては事前申請が必要なものもあるため、税理士や会計士と連携しながら進めましょう。

ポータブル蓄電池は補助金の対象になる?

多くの国・自治体の制度では、ポータブル蓄電池は対象外とされています。

これは「移動可能で常設設置ではない機器」は、住宅や施設の電力系統と一体管理が困難であることが理由です。

ポータブル蓄電池と定置用蓄電池の違い

ただし、自治体によっては災害対策の一環としてポータブル蓄電池も対象とする制度があります。

たとえば以下の自治体では対象例があります。

ただしこれらも年度により変更されるため、自治体公式サイトで最新情報を確認してください。

ポータブル蓄電池とは?

ポータブル蓄電池を徹底比較!性能・シチュエーション別のおすすめ機種を紹介

東京都江戸川区

災害備蓄品としてのポータブル電源購入補助が実施されています。

事業名気候変動に備え、脱炭素を目指す補助金
補助金額一律1万円
公式サイトhttps://www.city.edogawa.tokyo.jp/e086/toshikeikaku/kankyo/inochi/hojokin/index.html

静岡県下田市

防災対策の一環として、ポータブル電源の購入費補助が実施されています。

事業名下田市家庭用ポータブル発電機等購入費補助金
補助金額補助対象経費の1/2以内(上限4万円)
公式サイトhttps://www.city.shimoda.shizuoka.jp/category/010300tiiki_bousai/155569.html

山梨県昭和町

地域防災の強化を目的として、可搬型蓄電池の導入を支援しています。

事業名昭和町家庭用ポータブル発電機等購入費補助金
補助金額補助対象経費の1/2以内(上限2万円)
公式サイトhttps://www.town.showa.yamanashi.jp/soshiki/4/13786.html

補助金申請代行を含めた蓄電池の設置見積もりならタイナビ蓄電池におまかせ!

蓄電池一括見積サイトタイナビ

この記事では、2026年度の蓄電池に関する補助金の最新情報について詳しく解説しました。

蓄電池の補助金は、国・都道府県・市区町村ごとに制度が異なり、対象設備や申請条件、受付期間もそれぞれ違います。

また、補助金を利用するには、条件に合う蓄電池や施工業者を選んだうえで、必要書類をそろえて期限内に申請しなければなりません。

「補助金を使いたいけれど、どの制度が使えるのか分からない」「自分で申請条件を調べるのが大変」「施工業者選びと申請手続きをまとめて進めたい」と感じる方は、タイナビ蓄電池をぜひご活用ください。

  • 国・都道府県・市区町村の補助金に対応
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  • 書類作成・申請手続きまで一括代行

補助金を上手に活用できれば、蓄電池の導入費用を抑えられる可能性があります

 

ただし、補助金は予算上限に達すると受付が終了する場合もあるため、早めの情報収集と見積もり比較が大切です。

まずは無料見積もりで、利用できる補助金や設置費用の目安を確認してみましょう。