蓄電池の設置費用

多発する自然災害に対する防災備蓄や、売電や自家消費による電気代の節約として電気を蓄えておくことができる蓄電池が注目されています。

以前は太陽光パネルとセットで蓄電利用されるのが主でしたが、最近は通常の供給される電力を安い夜間に溜めて、日中に利用するなどの方法で、節約としても活用されています。

そんな節約や備蓄になる蓄電池ですがやはり気になるのは導入費用です。この記事ではそんな蓄電池の費用相場について解説していきます。

蓄電池の価格相場は?

価格相場

蓄電池の価格はそのスペックによって低価格、標準価格、ハイスペックと3つに分けられます。

低価格帯では60~100万円程度、通常価格帯で100~200万円程度、ハイスペックなもので200万円~というのが一般的な相場です。実際に導入した家庭の40%は100~180万円の標準価格帯の蓄電池を設置しています。

今後は電力の自由化や、オフグリッド(電力会社などの送電網につながっていない電力システム)などの流行によって、家庭用以外でも蓄電池が利用されるようになり、より低価格帯の製品ラインナップも増え、購入しやすい価格になることが予想されます。

蓄電池の価格相場は容量と性能で決まる

蓄電池の価格相場は基本的にその蓄電池の蓄電容量の大小によって価格が決まっています。またメーカーごとの製品の性能やスペックによっても価格が上下します。それぞれの内容について詳しく見てみましょう。

蓄電池の容量が大きいほど価格が高くなる

蓄電池

蓄電池の価格を左右する最も大きな要素がその蓄電容量です。通常、容量が大きいほど価格は高くなります。

6~7kWh程度の容量でその価格は120~150万円程度になります。一般的な冷蔵庫50W、LED照明50W、テレビ100W、携帯等の充電7.5Wなど、家庭内の複数家電を12~18時間程度動かすことが可能です。

つまりそれらの家庭内の家電を24時間蓄電池で動かすには約12kWh程度の容量が必要になることになり、価格も倍近い250万程度になります。

性能が良い蓄電池ほど価格が高くなる

性能が良い蓄電池

また蓄電池は容量だけでなく性能に良さによって価格が高くなります。

一般的な蓄電池の寿命の目安が10年、充放電回数が4000サイクルといわれているのに対して、高性能とされる蓄電池は、充放電を繰り返しても70%程度蓄電容量をキープできる保証寿命の長いものが該当します。

この寿命が性能のメインとなりますが、このほか、直流から交流への変換時の電力ロスを表す電力交換効率、充電スピードなども蓄電池の性能を決めます。

性能が良い蓄電池ほど価格は高くなるため、自身の目的や用途に合わせて比較検討してみましょう。

電気は自給自足する時代に!購入しやすくなった家庭用蓄電池の価格推移

蓄電池の導入には設置工事と電気工事が必要

設置工事と電気工事

蓄電池の導入には蓄電池の購入費用の他に、導入時の工事費が必要になります。

工事には設置工事と電気工事があり、それぞれに工事費用がかかることになります。設置工事は蓄電池を家庭に設置する工事で屋内・屋外どちらかに設置する作業となり、屋外の場合はそのサイズによって料金も異なります。

電気工事は蓄電池に電気を貯めるための配線工事にはじまり、蓄電池から電気を供給できるようにする配線工事、既存の太陽光発電と接続する工事、管理用のモニターへの配線工事などが含まれます。設置工事と電気工事の費用の合計はおおよそ20~30万円程度が一般的です。

大容量の蓄電池は導入したいが、設置工事、電気工事の費用が気になるという方は「ポータブル蓄電池」を検討するのも手です。

蓄電池導入のメリット

蓄電池のメリット

蓄電池を導入する価格や導入費用について解説してきましたが、実際に蓄電池を導入することによって得られるメリットについて詳しく紹介していきます。是非、価格と併せて蓄電池導入の検討材料にしてください。

電気代が安くなる

蓄電池で電気代が安くなる

蓄電池は電気代が安い夜間に電気を貯めて、電気料金の高い昼間に貯まった蓄電池の電気を利用することで電気代の節約になります。

例えば東京電力の夜トク8プランでは、日中の午前7時から午後11時まで32.14円/1kWhで、夜間の午後11時から午前7時まで20.78円/1kWhとなり夜間は約12円程度安くなります。蓄電池導入によって夜間に貯めた電気を昼間に使うことにより、電気代を安くすることが可能です。

国内では、再生可能エネルギーの発電コストと既存の電力会社の電気料金が同等か、それより安くなるグリッドパリティとよばれる状況に向かっています。2022年後半には太陽光発電と蓄電池の併用によって従量料金より安くなる見込みで、うまく活用すれば今後も電気代がお得になります。

蓄電池×夜間電力で電気代削減!安く電気を貯めて使う方法

災害時や停電時に利用できる

災害の時に蓄電池

最近では、震災や台風などの災害によって一時停電や計画停電した際に、蓄電池に貯めた電力を利用することができるので、電気が復旧するまでの間ラジオやテレビでの情報確認、携帯充電や電化製品の利用などが可能で安心です。

一般的な目安として、蓄電池の容量が7.2kWhあれば、約12時間程度、照明器具をはじめ携帯などの充電、テレビ、パソコン、扇風機、冷蔵庫など生活に必要な電気が同時利用できるので、停電時にその効果を十分に感じることができます。昨今の頻発する災害に対する防災備蓄の一環として、蓄電池を導入する家庭も増えています。

補助金を利用することができる

補助金

蓄電池の導入にはSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)や各自治体など家庭用蓄電池普及を目的とした団体から補助金が出ます。

SIIの場合、その補助金の要件として、10kWh未満の太陽光発電と併せて使う蓄電池であることや、災害時にグリーンモード(蓄電池で余った電気を売電でなく、夜間に個人消費する)で運転することなどが挙げられます。

補助金額は、種別や容量によって上下しますが、上限は60万円と非常に魅力です。例えば、8kWh蓄電池を総額125万円で設置した場合、約24万円の補助額が目安になります。

また、自治体にも補助金制度を設けている場合があります。例えば東京都であれば、2019年4月以降に購入した蓄電池システムの場合、1kWあたり10万円、上限は60万円と大型の補助金となっています。補助金の上限額や条件は各自治体で異なるため、事前に確認すると良いでしょう。

【最新】家庭用・産業用蓄電池の補助金情報

蓄電池の導入には一括見積りを!かかる費用の目安と見比べよう

蓄電池の一括見積り

蓄電池の費用は容量と製品スペックによって異なりますが、一般的に100~180万円程度の価格帯の蓄電池が相場となっています。また設置工事には20~30万円程度の費用がかかります。しかし、紹介したような補助金を活用することで初期費用を大きく下げることが可能です。

さらにタイナビ蓄電池で一括見積をすることで、購入価格を相場よりも抑えることができます。蓄電池の相場を知ることで、見積り金額の妥当性も理解できるため、相見積の効果もより実感できるでしょう。

是非、蓄電池導入の検討の際はご活用ください!