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蓄電池の寿命は?伸ばす為の4つ方法

蓄電池システムの寿命

せっかく蓄電池システムを導入していても、肝心な停電時などに使用できなければ意味がありません。実は、蓄電池の寿命は、使用する環境や扱い方次第で大きく変わってきます。ここでは、蓄電池システムの寿命についての情報をくわしく紹介していきます。

リチウムイオン電池の容量

蓄電池システムの寿命は、種類や使用環境によって大きく左右されるので、何年と明示するのが難しいといわれています。
そこで、寿命の比較に使用されるのは「充放電のサイクル回数」です。蓄電池に電気の残量が全くない0%の状態から、満タンの100%まで充電、その後に0%まで放電する流れを「1サイクル」とします。蓄電池の種類にもよりますが、一般的に使用されている鉛電池のサイクル限度数は約200回、 リチウムイオン電池の場合には約500回といわれています。しかし、これらのサイクル回数はあくまで平均的なものです。近年では4,000回や6,000回という長寿命の蓄電池が一般的ですが、中にはリン酸鉄系の電池で12,000回のサイクル数にも耐えられる蓄電池が販売されているなど、その性能は年々向上を続けています。

ここで蓄電池システムを長く使用する際のコツとしてオススメなのが、一度100%まで充電したら、50%ほどまで放電して、再び100%まで充電すること。実は、蓄電池は、激しい充電や放電をすることで、システム自体が劣化しやすい特性を持っているのです。
そこで、蓄電池内にある程度蓄電されている時に充放電を繰り返すことで、サイクル回数が増えることを避け、寿命を引き延ばすことができます。最近では、蓄電池自体を管理するシステムも数多くありますので、それらを活用すれば長く安全に蓄電池システムを使用することができるでしょう。

蓄電池システムを設置する場所

長く蓄電池システムを使用するためには、設置する環境にも注意しましょう。蓄電池は火災が起きた場合に被害を受けにくく、点検が容易にできる場所に置くのが原則です。不燃材料に覆われた不燃室が理想的な環境でしょう。
蓄電池と受電設備を収められるキュービクル式の金属箱であれば、不燃室でなくても設置することができます。その他にも、直接日光が当たる場所、高温多湿でホコリやチリが多い場所、風が悪い場所などにも設置はできません。
こうした設置場所次第では、蓄電池に負担がかかったり、性能を発揮できなかったりし、蓄電池そのものの寿命を縮めることにつながることも覚えておきましょう。

蓄電池のメンテナンス

保守・点検を定期的に行うことにより、蓄電池の異常を早期に発見でき、寿命を予測することもできます。
その蓄電池のメンテナンス時には次のような項目を診断します。

「放電が適切な電圧で行われているか?」
「電解液の比重は適当か?」
「電解液の温度が高すぎないか?」
「電解液が補充されているか?」
「外観に亀裂、変形、漏液などがないか?」
「その他の設備は正常か?」
こまめなメンテナンスを心がけましょう。

蓄電池システムを長く使用するために気をつけること

以上のことも踏まえて、蓄電池システムを長く使い続けるために注意しておきたいことをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

  • その 1  温度が高い場所での使用を控える
    蓄電池を設置する場所は25°Cを超えないようにしてください。温度が高くなってしまうと、過剰に充電してしまう「過充電」により蓄電池を覆う格子が腐食するといった影響があります。
  • その 2  充電をする際に電圧に気をつける
    蓄電池に適さない電圧で充電をした場合、故障や不具合の原因となってしまいます。充電時には、電圧を保つようにしましょう。しかし、適切な電圧は蓄電池や設備によって変わってくるので、事前に調査しておくとよいでしょう。
  • その 3  こまめな充電を心がける
    1 サイクルで充放電をするより、こまめな充電を心がけることが、結果的に蓄電池の寿命を延ばすことにつながっていきます。
  • その 4  過充電や過放電を避ける
    蓄電池の容量を超える過剰な充電や放電は、負担により劣化を招いてしまいます。定置用リチウムイオン蓄電池は、内部にあるシステムが全ての動作を制御しているので、このような過充放電が起きる可能性は低いといわれています。

使用している蓄電池に寿命がきてしまった場合、または老朽化してしまった場合には、必ず交換や更新処置をすることが大切です。
そのまま使い続けると、正常に稼動しないばかりか、思わぬ大事故につながることもあります。さらに、その作業には専門的な知識や技能が必要不可欠。
劣化診断や交換・更新は必ず蓄電池の技術者、蓄電池設備整備資格者などの専門家に作業を任せましょう。

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