蓄電池の設置場所

蓄電池の導入を検討する際、設置場所をどこにするかは重要なポイントになります。

蓄電池を設置するためには、十分に広いスペースが必要です。また、たとえスペースが確保できたとしても、適切ではない場所に設置してしまうと蓄電池の性能や寿命に悪影響を及ぼすおそれがあります。

自宅にどのような蓄電池なら設置できるかを知るためにも、設置場所の条件、蓄電池のサイズや重さについて理解を深めておきましょう。

蓄電池の設置場所の条件は?

蓄電池は温度、湿度といった周囲の環境の影響を受けやすい製品です。ここでは、蓄電池の設置場所として適している場所、適さない場所それぞれについて説明します。

適した設置場所

作業員OKサイン

まず、屋内設置の場合、屋外設置の場合に分けて、設置に向いている場所に求められる条件を紹介します。

【屋内設置】

配線のことを考えると、分電盤及び使用したい機器に近い場所がおすすめです。また、湿気のこもりやすい水回りへの設置は避けましょう。

【屋外設置】

蓄電池は、湿度や高温などに弱いため、屋外に設置する場合にはいくつかの条件をクリアしなければなりません。具体的には、次のような条件を満たすことが必要です。

  • 直射日光が当たらない
  • 熱がこもりにくい場所
  • 高温多湿でない場所
  • 重塩害地域でないこと
  • 積雪地域でないこと
  • 寒冷地域でないこと

重塩害地域とは、海岸から50m以内、海水のしぶきが頻繁にかかる、もしくは強風時に海水が直接かかるエリアのことです。メーカーの推奨している対応温度以内であれば、設置する地域に制限はありません。

適さない設置場所

作業員NGサイン

次に、蓄電池を設置するのには、おすすめできない場所について説明します。

【屋内設置の場合】

基本的に搬入や設置作業をする際にも十分なスペースがあり、かつ床の耐荷重に問題がなければ設置は可能です。ただし、多少の運転音がするため寝室に設置するのはおすすめしません。また、先程も紹介したように、温度が高くなりやすい場所や湿度が高くなりがちな場所への設置も避けましょう。

【屋外設置の場合】

一方、外気温や天気の影響などを受けやすい屋外では、室内に設置する場合より条件がやや厳しくなります。次のような場所への設置は避けましょう。

  • 直射日光が当たる場所
  • 水はけが悪い場所
  • 燃えやすいものの近く
  • 可燃性または腐食性の蒸気が発生する場所
  • ガスの発生がある場所
  • 粉塵が多い場所
  • 高圧電線、トランス付近
  • 人や貨物の通りが多い場所
  • 重塩害地域

重塩害地域とは、海岸から50m以内、海水のしぶきが頻繁にかかる、もしくは強風時に海水が直接かかるエリアのことです。メーカーの推奨している対応温度以内であれば、設置する地域に制限はありません。

特に屋外の場合、蓄電池の設置に適した場所を見つけるのは大変と感じるかもしれません。しかし、不適当な場所に設置してしまうと、蓄電池が劣化する、保証対象外になるなどの製品に対する問題発生の原因になるだけでなく、火災などの事故につながる危険性もあります。安全に蓄電池を使うためにも、無理な設置はやめましょう。

設置場所選びの目安に!蓄電池の大きさ

蓄電池を実際に設置するためには、設置スペースの確保が不可欠です。そこで、ここでは、蓄電池のおよそのサイズ感について紹介します。

屋内用と屋外用の蓄電池では、屋外用の方がサイズは大きくなります。屋内設置用の場合、外形サイズは、エアコンの室外機の一回り大きいくらいが目安です。一方、屋外設置用の場合、外形サイズの目安はエアコンの室外機を縦に2台分くらいの大きさが目安となっています。

ここで紹介したサイズ感はあくまでも目安で、実際の大きさはメーカーや機種によって異なります。必ず、購入前に欲しい製品のサイズを確認しておきましょう。

蓄電池の大きさは、一般的に蓄電容量が大きくなるほど大きくなります。容量が小さい製品ならコンパクトなものが見つかる可能性もありますが、大きい容量の蓄電池を欲しい人はある程度広いスペースを用意しておく必要があるといえるでしょう。

蓄電池の搬入経路も必要になります。約80cm幅、自転車を押して通れるくらいの幅を目安に搬入経路を確保しましょう。

設置場所選びの目安に!蓄電池の重さ

蓄電池の設置場所を決める上では、蓄電池の重量についても考えておく必要があります。蓄電池は重量があるため、その意味でも置き場所を選ぶ製品だからです。電池を設置するときは、設置スペースと製品の重量を考えて置き場所を決めましょう。

例えば屋外に設置する場合は本基礎や簡易基礎工事が必要になりますし、室内に設置する場合は床の耐荷重との兼ね合いも重要になってきます。万が一、蓄電池が床の耐加重を超えてしまうと安全に設置できませんので、屋内に設置したい人は事前に床の耐荷重を確認しておきましょう。

蓄電池の重さについては、室内タイプで60~170kg程度、屋外タイプで120~250kg程度が目安となっています。実際の重さも機種によって異なりますので、購入前に必ず製品の仕様を調べておくとよいでしょう。

蓄電池の設置は必ず複数業者に下見してもらうこと

蓄電池の設置では、場所の選定は非常に重要です。希望する設置場所に本当に設置が可能なのか、他にもっと適した場所はないかを知るためにも、実際に工事をする前に必ず業者に現地を下見してもらいましょう。

1社ではなく複数の業者に相談するのがおすすめです。相談した中に、経験・知識が豊富な業者がいれば、他の業者よりももっと良い設置場所を提案してもらえるかもしれません。

蓄電池本体の価格や設置工事の費用は、設置場所や業者によっても異なるため、1社だけの見積もりを見ても、価格が適正かどうかは判断できません。うっかり相場より高い価格で契約しないためにも、複数の業者に現地を見てもらった上で、相見積もりをするのがベターです。

複数業者に相談することには、よりよいアイディアがもらえる可能性があるほか、ボッタクリを避けるというメリットもあるのです。

設置業者を選ぶときは、必ず複数業者を比較した上でどの業者と契約するかを決断しましょう。

蓄電池設置までの流れ

ここでは、蓄電池を設置する際の一般的な流れを簡単に紹介します。

  1. 業者に見積もり依頼をします。複数の業者に声をかけるのであれば、一括見積もりの利用が便利です。
  2. 業者に現地に来てもらい、設置場所を下見してもらいます。
  3. 業者に現地に来てもらい、設置場所を下見してもらいます。
  4. 複数の業者を比較検討した上で、業者と購入契約を選びます。
  5. 蓄電池の設置工事を行い、実際に運用を開始します。

なお、場合によっては、ここで紹介した流れに「補助金の申請」が加わることもあります。

蓄電池の設置については、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)や自治体の補助金が受けられるケースもあるためです。もし補助金の対象となれば初期費用が大幅に節約できますので、購入前に補助金がもらえるかどうか業者や自治体に確認しておきましょう。

蓄電池を適切な設置場所に設置するためには安心できる業者に依頼しよう

ここまで紹介してきた通り、蓄電池を安全に自宅に設置するためには、設置場所に適した条件を満たす必要があります。蓄電池は高温や湿気などに弱い製品です。それだけに適切な場所に設置しないと、蓄電池の劣化を招いてしまいます。さらに、火災のような事故の原因になるおそれも否定できません。

蓄電池を安心して使い始めるためには、まずは信頼できる業者を見つけることが欠かせません。タイナビ蓄電池(審査あり登録制)と提携する優良業者に相談し、設置場所などについて適切なアドバイスをもらいましょう。

しかも、タイナビ蓄電池は無料で一括見積りができますので、複数の業者の見積もりを簡単に比較できます。安心して、そしてお得に蓄電池を導入したい人におすすめです。