ポータブル蓄電池の比較

蓄電池の中でも、ポータブル蓄電池(ポータブル電源)は持ち運びができる電源として、さまざまな目的に利用することができます。

ポータブル蓄電池は各メーカーから、さまざま容量や性能の数多くの製品が発売されているので、どの製品を選べばいいのか迷ってしまいます。

この記事ではシーンごとに容量や性能などを比較して、おすすめのポータブル蓄電池をご紹介します!

ポータブル蓄電池比較のポイントは「容量」「出力形式」「価格」「持ち運びやすさ」

ポータブル蓄電池を選ぶための基準となる主なポイントは「容量」「出力方式」「価格」「持ち運びやすさ」です。

【容量】

ポータブル蓄電池の容量が大きいほど、さまざまな電化製品を長時間使用することができます。

目安としてアウトドアのキャンプなどで一泊する場合250Wh程度の電力が必要になります。アウトドアで主に使用する消費電力としてライト10W、電気毛布40W、扇風機30W程度が一般的です。

また災害などの停電時に400~500Wh程度の容量の製品があれば、災害時に利用する電化製品、ラジオ10W、電気スタンド10W、ポータブル冷蔵庫30Wなどが電気が復旧するまでの数日間も利用できて安心です。

【出力形式】

ポータブル蓄電池に溜めた電気を各電化製品に出力する出力形式はAC電源、DC電源、USBがあります。アウトドアで使用するライトやケトル、電気毛布や、自宅で使用する主な家電製品などその多くはAC電源のコンセントを使用します。

またスマートフォンやタブレットなどのIT機器はUSBで充電するので、利用する目的に合わせて出力ポートの種類や数を比較ながら製品を選ぶのもポイントのひとつです。

【価格】

ポータブル蓄電池の価格は、1万円程度で手軽に購入できるものから高いもので10~20万円程度の製品まで、幅広い価格差があります。

価格差は製品の性能などでも上下しますが、価格差の最も大きな要因はバッテリー容量です。ちょっとしたアウトドア用なら200~300Wh程度、災害対策や連泊用には400~600Wh程度など、利用する目的に合わせて容量から製品を選ぶのが価格決定の目安になります。

【持ち運びやすさ】

ポータブル蓄電池の重量は、軽いもので1.3kg程度、重いものだと8kgを超えます。キャンプやピクニックなど、ポータブル蓄電池を持ち運ぶ必要がある場合は5kg程度であれば無理なく運ぶことができて便利です。

車中泊や夜釣りなど車に積んだ状態や、車の近くでの利用が想定されるシーンでは、持ち運ぶ必要がないため、8kg程度重さがあっても問題ないでしょう。

自宅用であれば、キャスター付きの蓄電池を選べば多くの家電が使えるようになります。停電に備えるなら、容量が大きめの蓄電池を選ぶことをおすすめします。

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目的別おすすめポータブル蓄電池を比較!

ここでは目的別に製品を比較するために、実際にそれぞれの目的別におすすめのポータブル蓄電池をご紹介していきます。

とにかく持ち運びが軽くて楽なタイプは?

まず、はじめに軽量タイプのおすすめポータブル蓄電池をご紹介します。

【Jackery(ジャクリ) ポータブル電源400】

バッテリー容量が400Whありますが、その重量はわずか3.4kgで持ち運びに最適です。最大電力200Wまで給電でき、さまざまな設備や端末に対応できるのでキャンパーにも人気があります。

給電量の目安として、液晶ライト(5W)が約70時間、ノートPC充電(50W)が約7回程度、スマホ充電(12W)が約35~40回程度、ミニ冷蔵庫(40W)が約8.5~12時間程度、利用することができます。

各メーカーの製品と比較すると「Anker PowerHouse(4.2kg)」「LACITA エナーボックス(5kg)」「Smart tap Power ArQ(6kg)」などの中で3.4kgという軽さが際立ち、持ち運びに適したおすすめの製品です。

災害地策も安心!大容量タイプは?

次に大容量タイプのおすすめポータブル蓄電池をご紹介します。

【Smart tap Power ArQ(パワーアーク)】

他製品と比較してもトップクラスの大容量624Whで、ポータブル冷蔵庫で約11時間、TVなら約6時間の視聴が可能です。

AC、DC、USBに対応した豊富な出力方法や、車のシガーポケットやソーラーパネルの充電が可能で、大容量ながら8~9時間程度で充電できる充電時間の速さも魅力です。

他製品と比較しても「Jackery ポータブル電源400(409.5Wh)」、「LACITA エナーボックス(444Wh)」、「Anker PowerHouse(434Wh)」の中で624Whは圧倒的容量で、災害の停電時なども安心です。

使いたい家電が多い人におすすめAC電源数が多いのは?

次に使いたい電化製品の種類が多い方向けのおすすめポータブル蓄電池をご紹介します。

【LACITA(ラチタ) エナーボックス】

エナーボックスの魅力は何といってもその出力ポートの数です。AC電源が3口、USB 電源が3口あるので、電化製品の多くがAC電源を使用するため、電気の供給がストップしてしまう災害の停電時も、安心して各種家電を利用することができます。

またAC電源が多いことで、アウトドアシーンでも寒い場所では電気毛布を二枚使用できたり、暑い場所では小型の扇風機とライトを一緒に利用できたりと幅広い使い方が可能です。

他製品と比較しても「Jackery ポータブル電源400(AC1口・USB2口・DC1口)」、「Suaoki SZBA2230(AC2口・USB4口・DC2口)」、「Anker PowerHouse(AC1口・USB4口・DC1口)」とエナーボックス(AC3口USB3口DC2口)はその出力ポートの数で優れた製品です。

購入費用を抑えたい人におすすめ価格が安いのは?

コスパ重視で購入費用をおさえたい方におすすめの製品をご紹介します。

【RAVPOWER(ラヴパワー)】

ポータブル蓄電池の他製品が容量にもよりますが3~6万円程度の中で、価格が約15000円程度と圧倒的安価で購入しやすい製品です。

容量は154Whで縦長のコンパクトなデザインで旅行先でのノートPCや撮影などにも便利です。出力方式はAC電源、USBポート、USB-CポートでノートPC充電が約1回、スマホ充電が約9回程度可能です。

ただし、容量が154Whと小さいこともあり、電気毛布、扇風機やドライヤーなどの誘導負荷の家電には対応しません。誘導負荷とは、モーターやトランスなどのコイルが接続されていることで、電源を切ったり入れたりする際、突入電流や逆起電力が発生しやすい負荷のことです。購入を検討している方は使用したい家電製品が使用できるのか確認しましょう。

他製品と比較すると「Smart tap Power ArQ(65000円程度)」「LACITA エナーボックス(50000円程度)」「Suaoki SZBA2230(40000円程度)」と圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。

ポータブル蓄電池の購入は比較が大切!自分の目的に合った製品をみつけよう

ポータブル蓄電池は各メーカーから数多くの製品があり、それぞれバッテリー容量や性能なども異なります。

また価格も1~7万円台と幅広いため、ご紹介した「容量」「出力方式」「価格」「持ち運びやすさ」を比較の基準にしながら、自分の利用シーンや目的に合った製品を見つけましょう!

蓄電池にはポータブル蓄電池の他に、災害時の備えや電気代の節約として利用できる据え置き型の蓄電池を自宅に設置する方法もあります。据え置き型はポータブル型より価格帯の幅も広いので「タイナビ蓄電池」の一括見積が便利で、おすすめです!