Looopの蓄電池

蓄電池を買うなら、価格が安くて質が良い製品を望む人が圧倒的に多いことでしょう。いざ買ってみた蓄電池が「安かろう悪かろう」では困ってしまいますよね。

蓄電できる容量や性能は大丈夫なのかと、とくに低価格の製品に対しては不安を抱いてしまうのは当然と言えるでしょう。

国内の蓄電池は「高い」のがネックと言われるなか、株式会社Looopの家庭用蓄電池「Looopでんち」の本体価格は、なんと100万円以内で買えてしまう格安さです。国内メーカーの据え置き型蓄電池としては、圧倒的な低価格で目を引く製品です。

安心して利用できるか検討するために、性能や信頼性についてもチェックしておきましょう。

今回は、Looopの家庭用蓄電池「Looopでんち」の特徴や性能、メリット・デメリットなどを紹介します。

家庭向け電力小売事業でシェアを伸ばす!株式会社Looopの概要

株式会社Looopは、もともと太陽光発電のメーカーでしたが、現在では電力事業や蓄電池の販売も手がけるようになりました。大規模事業所向けの高圧や、家庭や小規模商店などの低圧向けに、自然エネルギーを利用した電力小売事業を行っています。

電力小売事業は、家庭や小規模商店などの低圧向け、大規模事業所向けの高圧を展開しています。2015年のスタート時から契約件数を着実に増やし、2018年12月時点で低圧の契約は延べ15万件以上になりました。

とくに際立った特徴といえば、太陽光発電や蓄電池を組み合わせた複数の電気料金プランの存在です。

太陽光発電と蓄電池がもつ電気代の節約効果に加えて、Looopのセット割が加わると、電気代をさらに節約できる可能性が高いのです。

太陽光と蓄電池、電気料金と、家庭の電気を全て網羅できるのが、Looop製品の特徴です。ここからは、蓄電池そのものの性能などを見ていきましょう。

低価格で高性能!Looopの家庭用蓄電池の特徴と機能

Looopの家庭用蓄電池は、AI機能を搭載した高性能な製品でありながら、本体価格は100万円を切っています。ここでは、「Looopでんち」の特徴や性能、どのような人におすすめなのかを紹介します。

「Looopでんち」の特徴・性能

Looopでんちの大きな特徴は、低価格で購入できることです。

一般的な蓄電システムが100万円後半〜200万円前後であるところ、Looopでんちは蓄電池ユニット、ハイブリットパワコン、通信コントローラ、リモコンのセットが89万8000円(税別)と、驚異的な価格設定です。

蓄電容量は4kWhと、少ないと感じるかもしれません。AIとLooopが蓄積したデータを用いた電力需給の予測により、効率的な充放電が自動でできるシステムが搭載されています。

こうして電力をマネジメントすることで、本来の蓄電容量の2倍に匹敵するほどの電気の運用が可能になったといいます。

安全性の高い日本製のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、充電効率がよく寿命が長いのも特徴です。エネルギーを無駄なく使える上に、安全性の高い優れた製品と言えるでしょう。

2019年度の家庭用蓄電池に関する補助金制度では、補助金がもらえる対象機種に選ばれています。

「Looopでんち」のがお得に使える電気料金プラン

電気料金

Looopでんちを導入するなら、電気代がお得になる「Looopでんき」との契約がおすすめです。Looopでんきの料金プランは、エリアごとに単価が設定されており、さらにLooopが定める条件を満たすごとに割引額が増えていく、というのが基本ルールです。

東京電力エリアのケースを例に上げて、電気と蓄電池のセット割をチェックしてみましょう。

  • Looopでんきの単価:26円/kWh(東京電力管内)
  • でんち割料金:23円
  • でんち割+ソーラー割:22円(他社の太陽光パネルを設定している場合)
  • でんち割+ソーラー割:21円(Looopの太陽光パネルを設置した場合)

Looopの蓄電池を使い、Looopでんきを契約すると「でんち割」が適用されるので、1kWhあたり3円引きになります。

そこに太陽光発電での余剰売電をLooopにするという条件で「ソーラー割」が成立し、1kWhあたり1円引きが加わります。

ここで、太陽光パネルがLooop製の場合には「ソーラー割L」にグレードアップし、1kWhあたり1円引きが加わっていくのです。

すべての条件をクリアすると、最大で1kWhあたり5円も電気料金が安くなります。

蓄電池の経済メリットは、電気料金を安くすることです。家庭のすべての電気を蓄電池で賄うのが難しそうなら、節約しやすい環境を整えることで、高い節約効果が得られるでしょう。

「Looopでんち」はどんな人におすすめ?

どんな人におすすめ?

メーカーの特徴を踏まえると、「Looopでんち」はどのような人におすすめなのでしょうか。

「Looopでんち」は、蓄電システムの本体価格が安いため、できるだけ初期費用を抑えたい人にとって有力な選択肢のひとつになるでしょう。寿命が長く、安全性の高い蓄電池なので、長期間の使用に耐えられる製品を求めている人にもおすすめできます。

家庭の節約効果を求めている人にとっても、電気料金プランの割引が魅力的です。

蓄電池単体でも電気使用量を減らして節約できますが、電気料金プランを買えるだけで「でんち割」というセット割引が受けられるのが手軽で良いですね。

家庭用蓄電池

太陽光発電との併用があれば、より電気料金が安くなることも大きなポイントです。すでに太陽光発電を設置している人や、これから設置したい人にも良い選択肢であることは間違いありません。

Looopの家庭用蓄電池の価格とスペック

Looopの家庭用蓄電池の価格やスペックなどについて、分かりやすいよう以下の表にまとめました。

製品LP-PKG-HB0101
価格蓄電池、パワコン、モニター、
リモコンのセットで89万8000円(税別)
蓄電容量4.0kWh
保証期間10年(無償)、15年(有償)
寿命1万2000サイクル
(1日1回の充放電で約15~16年)

上記の価格は本体価格のみで、工事費用などの諸費用は別途かかります。場所などの条件により費用は異なるので、見積りを依頼するといいでしょう。

この製品は自動で運転モードがコントロールされるため、手動で切り替える手間がかかりません。騒音を回避するために、原則として蓄電池やパワーコンディショナーは外置きが推奨されていますが、蓄電池は屋内に設置することも可能です。

Looopの蓄電池のメリット・デメリット

Looopでんちの購入を検討するときには、事前にどのようなメリット、デメリットがあるのかを確認しておきましょう。

どのような製品にもメリット、デメリットがあるので、両面を知った上で検討することが大切なのです。

メリット

メリット

「Looopでんち」は、本体価格が安いことが大きなメリットです。

蓄電池の設置費用を安く抑えられるため、導入しやすさがメリットなのは間違いありません。AIが家庭の電気に関わるデータを収集し、自動で電力マネジメントを行うため、蓄電システムを毎日操作する必要がありません。

万が一の停電時にもブレーカーが自動で切り替えられるため、電気の使用を問題なく続けられるメリットもあります。家庭の太陽光発電は、停電時と停電復旧時に手動操作が必要な機種が多いのです。いざというときに操作方法がわからなくなってしまう不安が解消される機能です。

そして、太陽光発電やLooopの電気料金プランを併用すれば、電気代が大幅にカットできます。設置後の家計の節約効果が高いシステムだと言えるでしょう。

他社の太陽光発電との組み合わせも可能で、すでに太陽光パネルを設置している人も追加設置できます。パワーコンディショナーを買い換えるタイミングでの購入に最適です。

デメリット

デメリット

次に、「Looopでんち」のデメリットも確認しておきましょう。

本体価格は安いというメリットはあるのですが、設置に必要な工事費用は別途かかります。トータル費用の比較検討の手間がかかる点については、デメリットと捉えられる場合もあるでしょう。

また、太陽光発電と蓄電池を使えば、購入する電力が少なくなります。その場合には、電気料金の割引によるメリットは限定的になる点も否定できません

蓄電池の容量は4kWhなので、家族の人数によっては容量が足りない可能性もあります。運転モードは自動で効率的に制御されますが、強制充電などの手動操作ができません。常にフル充電を保ちたい人にとっては、デメリットに感じられるでしょう。

Looopの蓄電システムを安く設置する方法

安く設置する方法

Looopの蓄電システムを設置する場合には、施工費用をできるだけ安く抑えることがカギになります。

本体価の安さだけで判断するのではなく、きちんとトータルの価格で考えましょう。施工費用は企業によって異なるため、複数の見積もりを比較することをおすすめします。


タイナビ蓄電池トップページ

タイナビ蓄電池では、無料で最大5社に蓄電池のトータル費用の見積りを一括で依頼できるため、1社ずつ見積もりを取り寄せる手間がかかりません。

審査が必要な登録制を採用しているので、厳選された優良企業がそろっています。タイナビ蓄電池を利用してLooopの蓄電システムを安く設置しましょう。