蓄電池の問題

蓄電池は高い買い物なので失敗は避けたいですよね。蓄電池はメリットの多さが目立つものの、デメリットや問題点がないのかが気になる人もいるかもしれません。

そこで、本記事では蓄電池の問題点と設置業者選びのポイントを、初期費用を抑えるための補助金情報とともに紹介します。

実はデメリットもある?蓄電池の問題点をリスクの大きさ別に紹介

まず、蓄電池の主な問題点を取り上げ、それぞれの重要性や解消方法について紹介します。

リスク【中】:蓄電池の寿命

一般的な家庭用蓄電池は、スマホやパソコンなどに使われるリチウムイオン電池を採用しています。そのため、使用を続けることによって、スマホのバッテリーのように電池が持つ時間が短くなっていくのです。

充電と放電のセットを1サイクルとして、蓄電池の寿命は、このサイクル回数を何回繰り返せるかで表されます。

一般的な家庭用蓄電池に搭載されているリチウムイオン電池のサイクル寿命はおよそ4,000回(約10年)といわれています。ただし、中には東芝の「エネグーン」(10,000サイクル ※販売終了)のように、蓄電池の寿命が長い製品もあります。この場合は平均の倍以上、長く使用できます。

どの蓄電池も、購入時の蓄電容量を100%維持する製品はありません。長く使える蓄電池が欲しいときは、寿命の長い製品か、蓄電容量が多少減っても問題ないくらい余裕がある機種を選ぶのがよいでしょう。

蓄電池の購入で失敗しないために!気になる蓄電池の問題点を解説

蓄電池の寿命は、家庭での使用方法や環境によっても変化するため、メーカーが推奨する使用方法を守り、定期的な保守点検をすることが大切です。

リスク【中】:設置スペースが要る

蓄電池設置

蓄電池の大きさは、屋内設置用ならエアコンの室外機より一回り大きいくらい、屋外設置用ならエアコンの室外機を縦に2台積んだくらいです。

蓄電容量が増えるほど蓄電池のサイズも大型になるため、容量の大きい蓄電池が欲しい場合は、ある程度大きな設置スペースが必要になります。大きな設置スペースがない場合は、コンパクトな蓄電池を探してみるとよいでしょう。

大容量でコンパクトな蓄電池メーカー

たとえば、自動車用排気ガス浄化装置や蓄電池の開発を手掛けるメーカーのACRが、コンパクトで大容量の蓄電池を製品化しています。

ACRの家庭用/産業用蓄電池を解説

家庭用・産業用蓄電池「ACR-NHBL52」は幅358mm×奥行き547mm×高さ563mmと、机の下にも収まるサイズです。蓄電容量は5.2kWhで、合計340Wの電気機器なら最長で10時間も使えます。

ほかにも、コンパクトで高効率の蓄電池は多数あります。設置業者の訪問見積もりを利用して、設置場所に合わせた提案やアドバイスをもらうのもおすすめの選び方です。

リスク【高】:初期費用が高い

初期費用

蓄電池の導入費用は6〜8kWhで100万円程度かかり、容量が大きくなるほど金額も高くなる傾向です。また、蓄電池のタイプによっても費用感が異なります。

全負荷型

停電時に家中の電気が使える。コンセントを蓄電池につなぎ換えなくて良いが、費用が高い。

特定負荷型

蓄電池から電気を供給するものを必要最低限の家電に絞る必要があるが、費用が安い。

蓄電池の初期費用を抑えるためには、補助金を利用して導入コストを削減するという方法もあります。蓄電池に関する補助金については、後ほどくわしく説明します。

複数の施工業者からの相見積もりで、より安く設置できる業者を見つけることも可能です。

初期費用を抑える!補助金について

蓄電池に関する補助金は、国から出るものと地方自治体から出るものの2種類があります。2020年3月現在、地方自治体から補助金が出ています。以下は東京都の例です。

【東京都の家庭用蓄電池の補助金】

申請期間2020年1月15日~2020年3月31日まで
補助対象者補助機器の所有者
主な補助要件平成28年度以降実施する国の補助事業における補助対象機器として、一般社団法人環境共創イニシアチブに登録されているもの
太陽光発電システムが導入されている、もしくは蓄電池と一緒に導入すること
蓄電容量1kWh当たり20万円以下であること
補助率蓄電池機器費の1/2(上限:60万円もしくは、蓄電池システムの蓄電容量に10万円/kWhをかけた金額のうち、どちらか小さい額)

初期費用が約100万円かかる蓄電池ですが、補助金が適用されれば最大60万円がまかなえるため、約40万円で設置できることになります。これなら初期費用をかなり抑えられるので、導入しやすくなるでしょう。

ただし、補助の条件に費用が含まれているため、相場より高い費用で契約してくる悪質業者を利用すると補助金が受けられないリスク
もあります。

悪質な業者を選んでしまうことのリスクは、次にもあります。

リスク【高】:施工不良・トラブルの可能性

施工不良

太陽光発電設備や家庭用蓄電池について、施工不良などのトラブルも起きています。

原因は、品質よりも短時間で工事を進めるような、対応に問題のある業者を選んでしまうことです。いくら対応スピードが早くても、配線ミスなどが起これば時間も手間も無駄にかかります。

蓄電池は長く使うものなので、信頼できる業者に依頼することが重要です。施工業者選びのポイントは、次にくわしく説明します。

失敗しないために!設置業者を選ぶときのポイント

ここでは、蓄電池の設置業者を選ぶときの主な2ポイントについて説明します。

実績のある施工業者を選ぶ

まず、実績の豊富な施工業者を選ぶことが大切です。施工実績が多いことは施工技術が高いことの証で、信頼の根拠になります。

反対に、施工実績が少ない施工業者を利用すると、経験の浅さから質の良い提案をしてもらえない可能性があるのです。施工トラブルにつながるおそれもあります。

タイナビ蓄電池の一括見積もりでは施工実績の豊富な企業を厳選しています。ですから、どの施工業者を選んでも安心です。

複数の業者から見積もりを取って比較する

次に、複数の業者から見積もりを取って比較することが重要です。相見積もりを取れば、価格やアフターサポートなどを比較して、より良い蓄電池を購入することができます。

オンラインでも見積もりは可能ですが、正確な見積もりを出すためには、訪問見積もりをしてもらうのがベストです。

実際に蓄電池の設置場所を見せて、顔を合わせて提案と説明を聞くことにより、業者との相性や、信頼性を判断することも大切です。

訪問見積もりで適切な提案をしてもらおう

蓄電池を導入するには初期費用の高さや施工トラブルのリスクが問題点となります。しかし、補助金を利用したり、業者を比較することで問題を解消することができます。

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