セキスイハイムの卒FIT

太陽光発電のFIT期間の終了が間近に迫り、次の売電先をどうするか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、セキスイハイムのオーナーを対象に、FITを終えた太陽光発電の電力を買い取る「スマートハイムでんき」について解説します。

売電先として検討するため、年間収支がどのくらいになるのか、また、SEKISUIの卒FITプランで売電した場合の年間シミュレーションと、自家消費した場合の比較を紹介します。今後の売電先を検討する参考にしてください。

SEKISUIの太陽光卒FIT買い取りサービス概要

【太陽光発電のみ設置している場合】

プラン概要:2020年3月までにFIT期間が終了する家庭で、太陽光発電の余剰電力を買い取るサービス。

卒FIT買取価格9.0円/kWh

特徴:セキスイハイムの住宅に設置している太陽光発電が対象

【太陽光発電と蓄電池あるいはVtoHを設置している場合】

プラン概要:蓄電池あるいはVtoHを導入している家庭向けに、太陽光発電の余剰電力を買い取るサービス

卒FIT買取価格12.0円/kWh

特徴:全国のセキスイハイム、セキスイファミエスで蓄電池/VtoHを購入し、設置している人が対象。

セキスイハイムの卒FIT買取サービス 詳細や買取条件は?

SEKISUIの太陽光発電の買取サービスは、余剰電力をすべて売電する場合と、蓄電池を設置して、できるだけ自家消費する場合で買取価格が変わります。

ここでは、それぞれの詳細や買取条件を紹介します。

余剰電力をすべて売電したい人向けの基本プラン

セキスイハイムは「スマートハイムでんき」で、設置している太陽光発電の余剰電力を買い取ることで、再生可能エネルギーの活用を促すことを目指しています。

買取価格は太陽光発電のみ(蓄電池なし)の場合、9.0円/kWhで、蓄電池購入などの条件がないプランのなかでは、比較的高い買取価格になっています。しかし買取価格は、ほとんどの卒FITプランと同じく固定ではなく、2021年3月に改定される可能性が高いでしょう。

また、買い取った電力は「スマートハイムでんき」を通じて、ほかのセキスイハイムオーナーへ販売するほか、積水化学工業の工場や事業所で利用されます。
 

【買取条件】

  • スマートハイムのオーナーであること
  • 10kW未満の太陽光発電が乗っていること
  • FIT制度で10年経った「卒FIT」であること

スマートハイムの電気料金プランもありますが、卒FITの買取サービスだけの契約も可能です。

従来のFITでは売電収入が毎月振り込まれましたが、SEKISUIの卒FITプランは3ヶ月分の電気料金と買取料金(売電収入)がまとめて精算されます。※北海道電力エリアを除く

入金までの期間と売電収入の還元のされ方が変わりますのでご注意ください。

蓄電池を設置してできるだけ自家消費したい場合

太陽光発電と蓄電池を併用している家庭向けの買い取りサービスで、自家消費して余った電力が買取対象となります。

買取価格は12.0円/kWhで、太陽光発電のみ利用している場合よりも高い、プレミアム価格での買い取りになります。ただし、蓄電池で自家消費すると余剰電力は減るため、プレミアム価格による収入増加はあまり期待できないでしょう。

また、設置する蓄電池は「自給自足運転モード(グリーンモード)」があることが必須条件となるため、機種選びに注意が必要です。

【買取条件】

  • FIT期間が終了し、余剰電力を売電したい人
  • スマートハイムのオーナーで、蓄電池・VtoHを購入し、設置している人

スマートハイムの卒FITは売電と自家消費どっちがお得?比較してみた

SEKISUIの買取サービスを利用した場合、年間でいくらの売電収入になるのかシミュレーションしてみました。すべて自家消費した場合との差額も計算しているので、売電先検討の参考にしてください。

太陽子発電システムで卒FITの年間収入は?

「スマートハイムでんき」で、太陽光発電システムのみ利用している場合の年間シミュレーションを計算してみます。

シミュレーションの条件

  • 太陽光発電の容量4.5kW
  • 余剰電力3150kWh/年

※太陽光発電の発電量は設置条件や状況によって変わります

余剰電力をすべて売電した場合

買取価格9.0円/kWhで、年間の売電収入は約2万8400円(約2400円/月)

余剰電力をすべて自家消費した場合(東京電力の従量電灯B利用)

実質年間節約額は約7万3900円(約6200円/月)です。

余剰電力を売電した場合と、すべて自家消費した場合の差額は年間で約4万5600円、1カ月約3800円です。自家消費のほうがお得な計算になります。

自家消費した場合とどちらがお得なのか?

「スマートハイムでんき」で余剰電力を売電した場合と自家消費した場合の収支を下記表にまとめましたので、参考にしてください。

年間売電収入自家消費相当額差額
28350円73908円45558円

自家消費のほうが年間で4万5000円程お得になるため、蓄電池を設置して自家消費することも検討しましょう。ただし、蓄電池の設置には初期費用がかかるので、なるべく費用を抑えて購入するのがお得に電力を使うコツになります。

SEKISUIの卒FITプランはどんな人におすすめ?

SEKISUIの卒FITプラン「スマートハイムでんき」は、セキスイハイムのオーナーでFIT終了後の売電先がまだ決まっていない場合は検討の余地があります。

ただし、他社の買取プランのほうが高い買取価格で設定されているケースもあるため、自分の居住エリア内の大手電力会社などと比較するのがいいでしょう。

また、SEKISUIでは蓄電池を設置して自家消費することを推奨していますが、自家消費しても余った電力は12.0円/kWhで買い取ってもらえます。

仮に、年間1000kWh余った場合、1万2000円の収入になるため、セキスイハイム指定の蓄電池やVtoHをすでに設置している人におすすめです。

しかし、シミュレーション結果からもわかるように、すべて自家消費するのが一番お得なので、FIT期間終了後は自家消費するために蓄電池の設置を検討してみましょう。

自家消費を検討するなら蓄電池はなるべく安く購入しよう

SEKISUIで蓄電池を買うと、卒FITの電気を12.0円/kWhというプレミアム価格で売ることができます。しかし、太陽光発電の電気を自家消費すれば余剰電力が減り、売電収入は少額になるので、プレミアム価格が家計へもたらすメリットは少なくなります。

もっとも卒FIT後の電力をお得に活用するには、プレミア価格を狙うよりも、複数業者から相見積りを取って、蓄電池を安く購入したほうが節約効果は高くなります。

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