サンテックパワージャパン株式会社は、高品質な太陽電池モジュール(太陽光パネル)を主な製品としていることにくわえて、太陽光発電システムをトータルで提案している企業です。
本記事ではサンテックパワージャパン株式会社の家庭用蓄電池について、特徴やメリットをくわしく紹介します。さらに、蓄電池をより安く導入する方法も紹介するので、これから設置しようとしている人の参考になるでしょう。
サンテックパワージャパンは太陽光発電のスペシャリスト
サンテックパワージャパンは、2011年に出荷量で世界1位となった太陽光発電機器メーカーです。太陽光発電の自家消費への注目や、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)への注目を重視し、蓄電システムの提案にも力をいれています。
サンテックパワージャパン株式会社の前身は、日本の大手太陽光発電モジュールメーカーだった株式会社MSKです。2006年、中国に本社があるサンテックパワーがMSKを買収して親会社となり、日本での事業展開を開始しました。
テクニカルサポートセンターは長野にあり、技術サポートと品質管理にくわえて、手厚いユーザーサポートを提供しています。
サンテックパワージャパンの家庭用蓄電システムの特徴とおすすめの人
ここでは、サンテックパワージャパンの家庭用蓄電システムの特徴を説明し、どのような人におすすめかを解説します。
ハイブリッド蓄電システムの特徴
サンテックパワージャパンのハイブリッド蓄電システムは、太陽光発電システムと連携して電力の自家消費型ライフスタイルを支援します。
電気を家の一部に限定して供給できる「特定負荷型」蓄電システムであり、停電時には太陽光発電と蓄電池を合わせて最大2kVAまで使用可能です。
また、HEMS※と組み合わせることによって発電状況や電力消費量を「見える化」します。パワーコンディショナーの太陽光発電電力変換効率は、96.5%と太陽光発電の電力をほとんど無駄にしません。
※HEMS:ホームエネルギーマネジメントシステム(Home Energy Management System)。家庭で使用するエネルギーを節約するために管理する。
ライフスタイルに合わせて選べる運転モード
サンテックパワージャパンのハイブリッド蓄電システムでは、ライフスタイルに合わせて3種類の運転モードを選択できます。
経済優先モード
割安な深夜電力を有効活用し、日中は太陽光の余剰電力を売電することによって、電気代を削減します。
環境優先モード
太陽光の余剰電力を充電し、電力の自給自足を目指すことができます。
蓄電優先モード
停電に備えて、蓄電地の残量が減ると充電を優先し、フル充電を保ちます。
サンテックパワージャパンの家庭用蓄電システムがおすすめの人
選択可能な運転モードの中でライフスタイルや使用目的に合うものがある人には、サンテックパワージャパンの家庭用蓄電システムがおすすめです。
たとえば、太陽光発電システムと連携した電力の自家消費に興味がある人は環境優先モードで使用するとよいでしょう。
HEMSを活用して、エネルギーを賢く有効に使いたい人にも適しています。サンテックパワージャパンの家庭用蓄電システムではカラーモニターを採用しており、蓄電状況が目で見て分かるようになっています。
また、災害などによる停電時に「家全体の家電製品を使える必要はないけど最低限の電力は確保したい」という人におすすめです。2.0kVAの自立出力では照明や冷蔵庫の電力を確保できます。
サンテックパワージャパンの家庭用蓄電池の価格とスペック
【サンテックパワージャパンの家庭用蓄電池の価格とスペック】
型式 | 希望小売価格(税抜) | 蓄電容量 | 保証期間 | 寿命 |
---|---|---|---|---|
GPHL56A | 104万円 | 5.6kWh | 10年 | - |
サンテックパワージャパンが提案する家庭用蓄電システムの蓄電池の型式はGPHL56Aです。希望小売価格は上記のように設定されているものの、実際の価格は販売店や業者によって異なるため、きちんと見積りを取って確認することをおすすめします。
サンテックパワージャパンの家庭用蓄電池の保証について
サンテックパワージャパン製の家庭用蓄電池は、想定寿命について公表されているデータがありません。しかし、保証については以下のように明記されています。
容量保証:保証期間内に蓄電容量が初期の60%を下回った場合に適用される
「保証期間内」とは、落雷や火災など自然災害によって発生した修理代金を補償する「自然災害補償」の10年を指します。
サンテックパワージャパンの蓄電池を選ぶメリットとデメリット
ここでは、サンテックパワージャパンの蓄電池を選ぶメリットとデメリットについて、それぞれ、くわしく説明します。
メリットは使いやすいスペック
サンテックパワージャパンの蓄電池は蓄電容量やサイズ、価格などのバランスが良いため、多くの人にとって使いやすい点がメリットです。
蓄電容量が5.6kWhあるため、合計1220Wの電化製品を4時間半くらい同時に使用できます。
1220Wで使える家電の例
- エアコンの冷房(650W)
- テレビ(150W)
- 照明2部屋(100W×2)
- 携帯電話充電2台(15W×2)
蓄電容量5.6kWhは他のメーカーと比較しても標準的なスペックで、照明やエアコンなど、常時使用したい最低限の家電製品の電力をまかなえます。
サイズは480×610×230mm(固定金具は含まず)とコンパクトで、空気清浄機ほどの大きさです。設置できるのは屋内に限りますが、それほど大きくないので場所を選ばず使えるでしょう。
価格も蓄電池としては安いほうです。くわしくは、販売会社から見積りを取って確認してみてください。
デメリットは停電時の使用に不足を感じる場合もあること
ライフスタイルや家族の人数など、場合によっては、サンテックパワージャパンの蓄電池で停電時に使用できる範囲に物足りなさを感じる可能性もあります。
特定負荷型のため、停電時には一部の部屋やコンセントの電気しか使用できず、いつも通りの生活ができるほどではありません。オール電化の住宅や二世帯住宅、小さいお子さんがいる家庭などでは、スペック不足を感じることもあるでしょう。
その分、価格がリーズナブルであったり、サイズがコンパクトであったりというメリットもあります。停電時に使用できる範囲が限定されることがデメリットになるかどうかはライフスタイルによるため、迷う場合は専門家に相談するとよいでしょう。
サンテックパワージャパンの家庭用蓄電システムを安く設置する方法
サンテックパワージャパンの家庭用蓄電システムは、これからますます注目される「エネルギーの自家消費」を支援するなど、時代に合った蓄電システムです。
適正価格で設置するためには、複数の販売会社から相見積りを取りましょう。タイナビ蓄電池では、ライフスタイルに合う蓄電池や、太陽光発電と蓄電池を同時に購入するための一括見積りの提案をしています。無料で相談できるので、ぜひ利用してみてください。
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