停電

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、街とそこに住む人たちに甚大な被害をもたらしました。発電所や電柱など、電気を届ける設備も破壊され、電気のインフラにダメージを受けました。

この災害で起きた停電は被災地だけでなく、驚くほど広範囲におよんだのです。

東日本大震災からは、数多くの教訓が得られます。地震や津波に備えておくべきものは多岐にわたりますが、この記事では停電や電気の備えを中心に振り返ることにいたします。

この10年間、日本では毎年のように災害が発生しています。いつ、長期間の停電で不安定な生活に置かれてしまうかは誰にも予想ができません。

停電に対処するにはどのような備えが必要なのかを解説していきます。今後の備えをするために、ぜひ情報を役立ててください。

東日本大震災の停電を振り返る

三陸沖を震源とする東日本大震災は、マグニチュード9.0と非常に強い地震でした。発電設備の被害も大きく、停電の影響は想定よりも広域に及びました。

震災直後には東北の広いエリアで停電が起こり、少し時間をおいて関東エリアでは計画停電が行われています。

震災直後の停電は被災地を含め広域に

東日本大震災が発生した直後には、東北電力エリア・東京電力エリア・北陸電力エリアで多くの世帯が停電しました。

地震と津波による発電所や送配電に関する多くの機器への被害と、暖房などの電力需要が重なり、エリア一帯の電力需要と供給のバランスが大きく崩れたためです。

大規模発電所の被災で長引く停電

震災による停電は、解消されるまでに時間を要しました。

停電発生から3日で約80%を解消し、8日で約94%。そのほかの地域では、停電から解消までに3カ月以上かかった地域もあったのです。

東日本大震災では、福島第一原子力発電所をはじめ複数の大規模発電所が事故のため停止しました。

原子力発電や火力発電所など、電力を供給する大規模設備に集中させることは、災害が直撃したときのインパクトがとても大きいのです。

大規模な災害による停電は、数日から数カ月に及ぶ可能性もあること。被災後も自宅で過ごすときにも、生活スタイルが激変することになります。

電力不足による計画停電

停電

大規模発電所が停止したことで、電力供給力が足りない状況が続きました。

発電できる電力供給量よりも需要が上回る場合、大規模な停電が起こる可能性があります。2018年の北海道で起きた「ブラックアウト」と呼ばれる全域停電のことです。

東日本大震災のときは、大停電を回避するために、東京電力管内で計画停電が実施されました。

被災した範囲が広く復旧に時間がかかったため、電力需要の多い関東エリアで計画停電を行い、電力需要を強制的に抑える措置が実施されたのです。

計画停電はさらに多くの家庭に影響を与えた

震災による大規模停電の影響は、一般家庭にも大きな影響を与えました。

計画停電は、地域をグループ分けして、一度に3時間ほどの停電を実施します。事前に対象のエリアや時間帯などが発表されるはずでしたが、情報共有がうまく行かない部分がありました。

実施の決定は直前に下され、停電の対象エリアは情報が明確でない部分があるなど、大きな混乱と共に行われたのです。

災害に停電、生活はさらに不安定に

突然の災害で停電に見舞われることと、完璧ではなくとも予告があって停電が行われるのは、備えの可否で言うと事情が異なります。

いずれにしても、災害で一変した日常に加えて、電気が使えないというハンデは生活をさらに不安定にさせます。

停電で照明が点かず、暗い中で過ごすのは、危険も伴いますし不安なものです。また、冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機といった家電も使えませんでした。

携帯電話やスマートフォンなどの充電ができず、電池が切れれば連絡が取れなくなるリスクもありました。

当時は3月ですが気温が低く、まだ暖房が必要な家庭も多かったことでしょう。もしもこれが夏であったとしても、熱中症などで体調への影響は大きかったかもしれません。

電気を使う家電に頼る部分が多いライフスタイルだからこそ、電気を備蓄しておく重要性が高まっているのです。

長期間の停電に備えるためには?停電の際の注意点は?

いつ起こるか予想しにくい災害では、停電が起こる可能性も視野に入れて対処法を検討しておく必要があります。

それには、日頃からの備えが大事になってくるでしょう。この項では、停電への備えとして用意しておきたいものや、注意点などを紹介します。

停電に備えとして用意しておきたいもの

災害はいつ起こるのか分かりません。普段から停電への備えとして準備しておくべきものは何でしょうか。備蓄しておきたい必要なものを以下の表にまとめました。

チェック欄備蓄品名
インスタント食品
ペットボトル飲料水
ロウソクや懐中電灯
乾電池
カセットコンロ
携帯電話の充電器
ラジオ
防寒具
除菌ウエットティッシュ

停電が発生すると冷蔵庫も停止してしまうため、日頃から傷みにくい食品を用意しておくことも大切です。

常温で保存できる食品や缶詰など、長期保存が可能な食品を備蓄しておきましょう。

集合住宅の場合には、停電で水をくみ上げるためのポンプが停止すると、各戸の水道が止まることもあります。日頃から水をくみ置きしておく習慣を付けておくと安心です。

停電の際に注意すべきこととは?

停電の際には、注意したいこともあるので確認しておきましょう。

停電が起きたら、ドライヤーやアイロンなどの電熱機器は、プラグを必ず抜いておきます。停電が解消したときに、発熱して火災が起きるのを防ぐためです。

冷蔵庫に入っている食品の腐敗の進行を遅らせるためには、冷凍庫の氷で冷蔵庫内を冷やしたり、開け閉めを控えたり工夫をするといいでしょう。

自宅で医療機器を使っている人は、日頃から停電時の対処法を医療機関に確認しておくことが必要です。

さらに、停電中はガス漏れ警報器や防犯システムなどが作動しません。できるだけ火を使わない、戸締まりをよく確認するなど、安全管理に気を付けるようにしてください。

停電の困りごとは「太陽光発電+蓄電池」で解決できる

停電への備えとして有効なのが、太陽光発電と蓄電池を設置することです。

もちろん蓄電池を単体で使っても良いのですが、停電中は追加で充電ができないのでいつかは電気が尽きてしまいます。

停電が長期化するケースに備えるには、電気が電力会社から届かない状況でも充電できる太陽光発電が望ましいのです。

太陽光発電と蓄電池があれば、日中に太陽光発電で発電した電力を蓄電池に貯めておくことができます。日中に電気が使えるのはもちろん、貯めた電気が夜間も使えるので安心です。

災害による急な停電や計画停電があっても、照明器具や家電が使えるのは精神的な支えにもつながります。特に、高齢の方や幼い子がいる家庭では、重要なライフラインになるでしょう。

すでに太陽光発電を設置している、これから設置を検討したい、どちらの場合でも蓄電池と併用するのがおすすめです。

蓄電池は一括見積りで安く購入できる

東日本大震災では、長期間の停電で不便な生活を強いられることになりました。それ以外の災害で停電を体験した人は、日頃からの備えが大切ということを痛感したことでしょう。

しかし、災害のためだけに蓄電池を購入するには高すぎる、と感じるかもしれません。

蓄電池は普段から電気代の節約に使えるので、家計にやさしい「経済モード」が搭載されている機種がおすすめです。

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