大和ハウスの卒FIT

太陽光発電を設置している人は、FIT期間の終了後に余剰電力の売電をする際に、どの電力会社を選ぶべきかを悩むことも多いのではないでしょうか。

この記事では、高い買取価格が魅力の、大和ハウスの卒FITの買取条件やプランの詳細について解説していきます。

大和ハウスに余剰電力を売電する場合と自家消費、どちらがお得になるのかを判断するための参考にしてください。

他社メーカーの戸建もOK!大和ハウスの3つの卒FITプラン

【PREMIUMプラン】

プラン概要:10kW未満の太陽光発電システムを導入したダイワハウスの戸建住宅を購入した人向けに「ダイワハウスでんき」とセットで余剰電力を買い取るプラン

買取価格11.50円/kWh

特徴:沖縄県と離島を除く全国一律の買取価格。ダイワハウスでんきとセットで契約する必要がある

【PREMIUM蓄電池プラン】

プラン概要:ダイワハウスの戸建住宅を購入し、なおかつ大和ハウスグループの蓄電池を設置した人向けに「ダイワハウスでんき」とセットで余剰電力を買い取るプラン

買取価格22.00円/kWh
(1年目のみ、2年目以降はPREMIUMプランと同額)

特徴:大和ハウスグループの蓄電池購入で、1年目は高額売電が可能

【GENERALプラン】

プラン概要:他社メーカーの戸建住宅を購入した人向けに「ダイワハウスでんき」とセットで余剰電力を買い取るプラン

買取価格10.00/kWh

特徴:他社メーカーの戸建に住んでいる人でも「ダイワハウスでんき」に申し込むことで売電できる

大和ハウスの卒FITを利用するには?詳細や買取条件について

大和ハウスの卒FITプランには、高値で売電ができるという魅力があります。

ここでは、「PREMIUM」「PREMIUM蓄電池」「GENERAL」、3つのプランへ申し込むために必要な条件や内容について詳しく解説します。

大和ハウスの家庭向け「PREMIUMプラン」

「PREMIUMプラン」は、大和ハウスのオーナー向けに発表された卒FITプランです。買取価格は11.50円/kWhで、沖縄県と離島を除いて全国一律としています。PREMIUMプランを利用するには、小売電力販売を行う「ダイワハウスでんき」への申し込みが必要です。

買取期間は1年ごとの更新で、初年度の買取価格は2019年11月〜2020年3月の期間に適用されます。買取価格は変更される可能性もあるとされているので、定期的に確認するようにしましょう。

一度申し込みをすると毎年自動更新されるシステムなので、年度ごとに手続きする必要はありません。また、申し込んだ後に都合で解約した場合でも、解約金は発生しないので安心です。

買取料金は月ごとに精算されて、同じ月の電気料金から買取をした金額が差し引かれる仕組みです。買取金額の方が大きかった場合は、登録された口座に差額が振り込まれます。

【加入条件】

  • 10kW未満の太陽光発電システムを載せたダイワハウスの戸建住宅を購入した人

蓄電池を設置した人向け「PREMIUM蓄電池プラン」

「PREMIUM蓄電池プラン」は、大和ハウスグループの「太陽光発電と連携する蓄電池」を設置した大和ハウスオーナー向けプランです。

買取価格は1年目が22.0円/kWhと高値であることが特徴で、沖縄県と離島を除く全国一律としています。

たとえば、東京電力では余剰電力の買取価格は8.5円/kWhに設定されています。

PREMIUM蓄電池プランの買取価格は、東京電力の買取価格の2.5倍以上と買取価格の高さがうかがえます。

ただし、2年目以降は「PREMIUMプラン」に移行する仕組みのため、買取価格は11.50円/kWhになります。

また、プランへの申し込み条件として、「ダイワハウスでんき」とセットでのサービスとしているので、必ず一緒に申し込まなければなりません。

他社メーカーで住宅を購入した人向け「GENERALプラン」

「GENERALプラン」は、大和ハウス以外のメーカーから住宅を購入した人向けの余剰電力を買い取るプランです。買取価格は10.00円/kWhで、沖縄県と離島を除いて全国一律と設定されています。

PREMIUMプランやPREMIUM蓄電池プランよりも買取価格は低くなりますが、大和ハウス以外のオーナーでも申し込むことができるプランです。

【加入条件】

  • 卒FITをむかえる戸建住宅のオーナー
  • 「ダイワハウスでんき」とセットで申し込むことが必要

大和ハウスの卒FITと自家消費どちらがお得?年間収支をシミュレーション

大和ハウスの卒FITプランは3種類で、それぞれの買取価格は大きく異なるのが特徴です。具体的な違いを理解するには、プランごとに年間収支のシミュレーションをすると分かりやすくなるので解説します。

さらに、余剰電力を自家消費する場合の節約額も算出するので比較してみましょう。

PREMIUMプランの年間収支

PREMIUMプランで余剰電力を売電する場合、東京電力管内の年間収支のシミュレーション結果は以下のとおりです。

シミュレーションの条件

  • 太陽光発電の容量4.5kW
  • 余剰電力3150kWh/年

※太陽光発電の発電量は設置条件や状況によって変わります

余剰電力をすべて売電した場合

年間収支の目安は、1年間で36225円、1カ月で3018円です。

余剰電力をすべて自家消費した場合(東京電力従量電灯B利用 )

年間の電気代節約額の目安は、1年間で約7万3900円、1カ月で約6200円です。売電した場合との差額は、年間で約3万7700円、1カ月約3100円と、自家消費したほうがお得になることが分かりました。

PREMIUM蓄電池プランの年間収支

PREMIUM蓄電池プランで売電する場合の、東京電力管内における年間収支のシミュレーション結果は以下のようになります。

シミュレーションの条件

  • 余剰電力3150kWh/年
  • 買取価格22.0円/kWh

※太陽光発電の発電量は設置条件や状況によって変わります

余剰電力をすべて売電した場合

年間収支の目安は1年間で69399円、1カ月で 5775円になります。

余剰電力をすべて自家消費した場合(東京電力従量電灯B利用 )

年間の電気代節約額の目安は、1年間で約7万3900円、1カ月で約6200円になります。1年目の差額は、年間で約4600円、1カ月約400円となるので、自家消費のほうがお得です。

また、2年目はPREMIUMプランに移行するため、2年目の差額は年間で約3万7700円、1カ月約3200円と、さらに自家消費のお得度があがります。

GENERALプラン年間収支

GENERALプランで余剰電力を売電する場合の、東京電力管内における年間収支のシミュレーション結果は以下のとおりです。

【条件】

シミュレーションの条件

  • 余剰電力3150kWh/年
  • 買取価格10.0円/kWh

※太陽光発電の発電量は設置条件や状況によって変わります

余剰電力をすべて売電した場合

GENERALプランで売電した場合、年間収支の目安は1年間で約3万1500円、1カ月で約2600円です。

余剰電力をすべて自家消費した場合(東京電力従量電灯B利用 )

年間の電気代節約額の目安は、1年間で約7万3900円、1カ月で約6200円になります。売電と自家消費する場合の差額は年間で約4万2400円、1カ月約3500円になるので、自家発電のほうがお得です。

自家消費と比べてみた結果

東京電力管内の人が、大和ハウスの卒FITプランで余剰電力を売却した場合と自家消費した場合の年間収支を表にまとめました。(東京電力の従量電灯Bとの比較)

プラン名年間売電収入自家消費相当額差額
PREMIUMプラン36225円73908円37683円
PREMIUM蓄電池プラン
※1年間
69399円73908円4608円
GENERALプラン31500円73908円42408円

「PREMIUM蓄電池プラン」はほかのプランよりも高値の買取価格ですが、それでも自家消費のほうがお得であることが分かります。

「PREMIUM蓄電池プラン」で売電できるのは最初の1年目だけなので、2年目以降は「PREMIUMプラン」になることも押さえておかなければなりません。

また、2年目以降でも、自家消費のほうが年間で約3万5000円以上お得になる点に注目すべきでしょう。

大和ハウスの高額卒FIT買取でも、自家消費のほうがお得!

大和ハウスで新築した人向けの「PREMIUMプラン」は高い買取価格なので、卒FITを控えているオーナーから注目されています。中でも、「PREMIUM蓄電池プラン」の買取価格は、東京電力の2.5倍以上と驚きの高価格を実現しています。

しかし、年間収支のシミュレーションを行った結果、大和ハウスの卒FITプランで売電するよりも、自家消費のほうがお得であることが分かりました。

余剰電力をお得に自家消費するために、蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。「タイナビ蓄電池」の一括見積りを利用して、低価格で高品質な蓄電池を探しましょう。