東急パワーサプライの卒FIT

太陽光発電のFIT期間が満了した後も売電を続けたいと考えている人も多いことでしょう。

東急パワーサプライでは卒FIT向けプランとして、太陽光発電の余剰電力を買い取るサービスを行っています。まずは、年間の収支がどのくらいになるのか把握して、ベストな方法を選択しましょう。

本記事では、東急パワーサプライと契約して売電した場合、年間でどのくらいの収支になるのかを紹介します。また、余剰電力をすべて自家消費した場合との比較もしますので、ぜひ余剰電力活用の参考にしてください。

東急パワーサプライの卒FIT向けプランの概要は?

プラン概要:東京電力エリアで太陽光発電を設置している家庭の余剰電力を買い取るプラン

買取価格10.9円/kWh

特徴:利用するには東急でんきとの電気契約が必要

東急パワーサプライの買取サービスの詳細・買取条件は?

FIT期間が満了するため新たな売電先を探している人に向けて、東急パワーサプライが余剰電力を買い取るサービスです。

現時点では2020年3月までにFITが終了する人を対象としており、2020年4月以降にFIT期間が満了する場合は、2020年1月以降に申し込みができるようになります。

東急パワーサプライの余剰電力買取価格は10.9円/kWhと、東京電力エリアではかなり高めの単価設定です。売電収入は5月と11月の年2回、指定の口座に振り込まれます。契約する際は専用フォームから簡単に申し込むことができ、手続きの費用は一切かかりません。

東急パワーサプライの余剰電力買取条件は以下の通りです。

  • 東京電力エリア(離島を除く東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・茨城・山梨・静岡県の富士川以東)
  • 東急でんきを契約している人(オール電化住宅では契約不可)
  • 東急でんきで従量電灯BまたはCを契約する人

東急パワーサプライで売電すると年間いくらの収入になる?

ここでは、東急パワーサプライと契約して余剰電力を売電した場合に、年間でどのくらいの収入が得られるか、シミュレーションをした結果を紹介します。

さらに、余剰電力を自家消費した場合の節約額もシミュレーションしましたので、どちらがお得か比較してみましょう。

売電した場合の年間収支シミュレーションを計算

シミュレーションの条件

  • 太陽光発電の容量4.5kW
  • 余剰電力3150kWh/年

※太陽光発電の発電量は設置条件や状況によって変わります

買取プランですべて売電した場合と、余剰電力をすべて自家消費した場合の年間収支を比較します。

余剰電力をすべて売電した場合

買取価格は10.9円/kWhで、年間の売電収入は約3万4300円(約2900円/月)となります。

余剰電力をすべて自家消費した場合(東急でんきの従量電灯B利用 )

実質年間節約額は約7万3500円(約6100円/月)です。

買取プランで売電するよりも、すべて自家消費した場合のほうが、年間で約3万9200円(約3300円/月)お得になる計算になります。

年間の売電収入と自家消費の節約額を比較しよう

東急パワーサプライで余剰電力を売却した場合と自家消費した場合に節約できる電気代の収支を、表にまとめたものがこちらです。

年間売電収入自家消費相当額※差額
34335円73544円39209円

※東急でんきの従量電灯Bを使用した場合とする

東急パワーサプライの買取価格は10.9円/kWhと他社よりも高額に設定されているとはいえ、FIT期間よりはかなり安い買取単価です。そのため、卒FIT後は売電収入が激減することになります。

一方、余剰電力を自家消費した場合に節約できる電気代は大きく、売電収入と節約額の差額は年間で約3万9000円です。余剰電力をより有効活用するには、売電するのではなく、すべて自家消費することを検討しましょう。

蓄電池を使って自家消費するメリットとは?

東急パワーサプライの余剰電力買取サービスについて年間収支のシミュレーションをした結果、余剰電力はすべて自家消費したほうがお得になることがわかりました。自家消費するメリットは他にもたくさんあるため、ここで確認しましょう。

買取価格よりも電気代のほうが高い

FIT期間満了後も売電を続けることは可能ですが、買取価格は1/5程度まで引き下げられることになり、売電収入も大幅にダウンします。

東急パワーサプライの買取価格は東京電力エリアの他社と比較しても高いほうですが、それでも、売電単価より電力会社から購入する電気代のほうが高いのです。

たとえば、東急でんきの従量電灯Bを利用した場合、電気代は以下の通りです。

  • 第一段階(120kWhまで):19.77円
  • 第二段階(120kWh超~300kWhまで):26.36円
  • 第三段階(300kWhを超える分):28.95円

いずれも、売電する場合の買取価格である10.9円/kWhより、はるかに高いことがわかりますよね。

FITが終わってからは売電を続けるよりも、余剰電力をできる限り自家消費するほうが、家計へのメリットがずっと大きいのです。

電気料金の値上がりにも対応できる

電気料金

電気料金は年々、上昇する傾向にあります。

2011年の東日本大震災後に原発が停止された影響から火力による発電が増えました。それに伴って電気料金も上がってきているのです。さらに、再生可能エネルギー促進のための再エネ賦課金も電気料金に加算され、消費者の負担も大きくなっています。

これから先は、さらに電気料金が高くなる可能性があるのです。

一方、自宅の太陽光で発電した電気は0円で使えるという大きなメリットがあります。今までは売電単価が高かったので、できる限り電気を売るほうが得でした。

FITが終わってからは、自家消費を増やして電力会社から購入する電気を減らし、電気にかかるコストダウンをはかりましょう。

自家消費に欠かせない蓄電池を購入するにあたっては、複数社の相見積りによって、購入費の負担を減らすことも重要です。

発電量が少ないときや停電時にも電気を使用できる

蓄電池を導入して発電した電力をすべて自家消費できるようにすれば、発電量が少ないときや停電の際にも電力の確保が可能になります。

たとえば、蓄電池があれば、太陽光発電設備の発電量が減る荒天時や発電できない夜間にも電気が使えます。この点も蓄電池を導入する大きなメリットです。

日本では台風や洪水、地震などの自然災害が多く発生するため、停電への備えも大切です。蓄電池を設置すれば、停電した場合でも昼間に太陽光で発電した電力を利用できるのです。

蓄電池を設置して太陽光発電の電力を自家消費しよう

東急パワーサプライの余剰電力買取サービスで売電した場合でも、FIT期間に比べれば売電収入は大幅に減ってしまいます。電気代の値上がりが続くこともあり、経済的には売電より自家消費のほうがお得です。

ただし、太陽光発電の余剰電力をすべて自家消費するためには、蓄電池が重要な役割を持ちます。蓄電池を設置する際に、自治体や国から補助金を受けられることがあるので、最新情報を確認しておきましょう。

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