冷蔵庫

近年、自然災害による停電が長期化するケースが続いています。2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震では43時間の停電、2019年9月9日に発生した台風15号では千葉県全域で停電が発生し、場所によっては2週間も電気が復旧しませんでした。

ちょっとの停電でも困ることはたくさんありますが、とりわけ多くの場合に困ってしまうのは冷蔵庫が使えないことです。停電が長期化してしまったときにも、冷蔵庫で手元の食料を守ることは健康維持につながります。

この記事では、冷蔵庫の停電対策をご紹介します。

停電で特に困る冷蔵庫事情と対策は?

停電が起きると冷蔵庫も使えなくなり、庫内の食品が傷んで食べられなくなるなど、困ることがたくさんあります。

この段落では、停電時の冷蔵庫がどのような状態になるのかについて、また、停電時に冷蔵庫内の食材を守るために即座に実行できる対策について紹介します。

停電になった時の冷蔵庫の対策

電気が止まったとき、まずは冷蔵庫内の食品を守りましょう。冷蔵庫の開閉を減らし、常温の食材を追加で入れないことです。温度上昇から守ろうとしてクーラーボックスに移すのは、あまり効果はありません。

冷蔵庫内の冷気は2~3時間程度は保たれますが、その後は庫内の温度がゆるやかに上がっていきます。庫内の冷気をできるだけ長持ちさせるため、扉を開けないことが大切です。

冷蔵庫の食材はどう扱う?

停電が2~3時間以上つづくなら、腐りやすい魚や肉などの生鮮食品は食べてしまったほうが良いでしょう。一般的なガスコンロは停電時でも使用できます。

IHコンロやオール電化住宅で、停電時に加熱調理が全くできない場合、傷みやすい食材は処分するしかありません。

停電が長期化したあとの水漏れ対策

停電してから時間がたつと、床が水浸しになってしまう恐れがあります。冷凍庫内の霜や食材が解凍された水分が出るためです。冷蔵庫からの水漏れに備えて、床にタオルや雑巾などを敷いておきましょう。

冷蔵庫の停電対策で普段からできること

冷蔵庫

停電時の備えとして日頃からできる対策としては、冷蔵庫に食材を詰め込み過ぎないこと・冷凍庫はあるていど食材を詰め込むことです。

食材の間に適度なすき間がないと冷気が循環しにくいため、冷えにくくなってしまいます。一方の冷凍庫は、あるていど食材を詰め込むと保冷効果があります。凍った食材が互いに冷やし合って冷却効果が長続きし、停電中の温度上昇を防ぐ効果があるからです。

食材とともに保冷剤を凍らせておくことも、停電時の準備として有効です。夏なら人の熱中症対策にも使いますので、多めに保冷剤を冷やしておきましょう。

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停電時に役立つ蓄電池とは?

この数年だけで、地震や台風による停電が長期化したケースが多発しました。冷蔵庫を含め、家の電気を守るために家庭用の蓄電池が注目されています。

蓄電池は電気を蓄えておける充電式の電池のことです。スマートフォンのバッテリーなども蓄電池の一種ですが、もっと大きいバッテリーならあらゆる家電に使えるほどの電気を貯めておくこともできます。

日常的に蓄電池で電気をためておけば、停電で電力会社からの給電が途絶えても、電気を使っていつもの生活ができるのです。

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冷蔵庫に適した蓄電池は「自動給電機能」つきの機種

冷蔵庫への給電に使う目的で蓄電池を用意するなら、モバイルバッテリーよりもしっかりした据え置き型の蓄電池が良いでしょう。据え置き型蓄電池なら、停電から数秒で自動的に電気を使える機種も珍しくありません。

こうした自動給電を備えておくと、外出時に停電が起きても食材は冷えたまま、そして床が水浸しにならずにすみます。

使わないときは電源をオフにできる電気製品とは違い、電気が途絶えると困るのが冷蔵庫です。冷蔵庫には、自動で電気を供給できるタイプの蓄電池が最も適しているといえます。

蓄電池で家電をどれだけ使える?

家庭用蓄電池

蓄電池があれば、冷蔵庫だけでなく様々な生活家電を一緒に使えます。もちろん、蓄電池から供給できる電力量は無制限ではありません。家電の消費電力を把握して停電中の使用感をイメージしておきましょう。

以下の表は、一般的な電気製品の消費電力です。

家電の種類消費電力
冷蔵庫150~600W
携帯電話の充電15W
ノートパソコンの充電50~120W
モデム・ルーター10~30W
液晶テレビ(32V)40~60W
LEDスタンドライト6~10W
上記6家電を同時に使用する場合440Wほど

これらの電気製品を同時に使ったときの消費電力を、合計で440Wとします。5kWhの蓄電池では、約10~11時間使えるという計算になります。

蓄電池の容量は一般的に5kWh(5000W)、大きいもので12kWhほどです。リーズナブルな機種なら、2kWhのものもあります。家電の消費電力は、機種や使い方で差があります。停電時に使いたい家電を絞り込み、必要な容量をもつ蓄電池を選ぶとよいでしょう。

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蓄電池と太陽光発電を併用すれば停電の備えが万全に

蓄電池は、いつものコンセントで気軽に充電できます。しかし、充電方法がコンセントしかないと、停電の最中に充電することはできません。停電が発生したときに残っていた電気だけで、停電を乗り切らなければならないのです。

電気代を節約するために、日常的に蓄電池の電気を使う家庭が一般的です。日常的に使わない場合、うっかり充電を忘れたまま停電が起きることもあるでしょう。タイミングが悪くて蓄電が足りなければ、想定したように電力が使えないこともあるということです。

この事態を防ぐために、いつでも一定の蓄電量をキープする機能もあります。ただし、電力をいつも貯めておけるほどの余裕がある、中容量〜大容量の機種に限られてしまうのがネックでしょう。

そこで、停電中にも追加で充電ができるように、太陽光発電と蓄電池を併用すると強力な停電対策になります。

蓄電池が空になってしまったら、後はどうする?

大規模な災害時など停電からの復旧が長引く場合には、生活に支障をきたさないだけの電力供給を蓄電池だけで行うのは不可能です。

数日間から数週間といった長期的な停電も起こり得ます。つまり、非常時への備えとして万全なのは発電システムと蓄電池の2つを合わせた場合といえるでしょう。

太陽光発電で追加充電ができるなら、蓄電池の容量は小さめで十分です。比較的安い価格帯で選択できます。

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蓄電池が太陽光発電の弱点を補う面も

太陽光発電設備があれば蓄電池は不要かといえば、そうではありません。太陽光発電設備だけがあっても、太陽光が得られない夜間や曇りの日・雨の日などは発電できないため、停電時には電気を使えなくなってしまうのです。

太陽光発電を併用していれば、停電が開始したタイミングで蓄電池の充電が少なかったとしても、日中に追加の充電が可能です。

太陽光発電と蓄電池でもしもの停電に備えよう

さまざまな災害で長期停電が発生しており、日頃から停電時に備えておくことが必要となっています。蓄電池にくわえて、停電中でも蓄電池に追加充電ができる太陽光発電設備があれば、万が一、停電が長引いた場合でも、冷蔵庫の問題を解決できるのです。

太陽光発電設備を設置する工事ができない環境の場合は、最低でも冷蔵庫にだけは給電できるようにポータブル蓄電池を備えておくのがおすすめです。

もしもの長期停電に備えて太陽光発電設備や蓄電池の導入を検討するなら、できるだけ安く購入できたほうがうれしいですよね。そのためにも、信頼できる業者多数と手径しているタイナビやタイナビ蓄電池で一括見積をしてみてはいかがでしょうか。