日本国内でテスラ『powerwall』発売決定!
2023年現在、発表されている情報をまとめました。
- 二世代目の機種
- 価格は1,290,000円(税抜)
- 出力5kWで200V対応
- 停電時に自動で電力供給
- 蓄電容量は13.5kWh
(4人家族の1日分の電力)
ここからは、国内でも発売されている『パワーウォール2』についてご紹介しています。
※この記事は、テスラの蓄電池に関する弊社の独自記事です。広告ではございません。タイナビおよびタイナビ蓄電池ではテスラの製品の取り扱いをしておりませんので、商品情報や販売状況に関する質問は一切受付けておりません。ご了承ください。
マスコミにセンセーショナルな話題を提供するテスラ社。正式名称はテスラモーターズでアメリカの会社です。そのテスラ社が「価格が劇的に安く」「高性能」な家庭用蓄電池を発表しました。
太陽光発電の一括見積りサイト『タイナビ蓄電池』を運営するスタッフがその性能と価格の安さについて迫ります。
テスラ社とは?
テスラ社はアメリカの電気自動車メーカーとして設立された会社です。クリーンエネルギーの拡張を目指し、蓄電システムの開発にも力を入れています。
テスラ社は、太陽光パネルの設置や販売を行っていたソーラーシティを2016年に買収し、太陽光パネル分野に参入しました。
2016年には自然災害で完全な停電に見舞われた南オーストラリア州の蓄電施設の建設に協力して翌年末から電力供給を開始。高い実績に収めて世界から注目されました。
2017年からはパナソニックとリチウムイオン電池の量産で提携を開始したり、三井物産の実証実験にテスラ社の蓄電池が使われたりと、日本企業との関連も深めています。
テスラの家庭用蓄電池とは
テスラ社は家庭用バッテリーとして2015年に「Powerwall」をリリースし、ヒットを遂げました。続いて、2016年10月には、新バージョンである「POWERWALL 2」をリリースしています。
日本国内でも同製品の予約サイトが登場し、2019年10月15日に蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」の発売が正式発表されました。これは海外で販売中の「Powerwall 2」と同じ製品です。
国内では初代の「Powerwall」は発売されておらず、今回が初めての発売となるため、日本における名称には「2」を使用せず「Powerwall」となりました。
パワーウォール2が誇る驚きの容量や性能とは?
携帯電話やノートパソコンなどに内蔵されている容量の小さな蓄電池とは異なり、パワーウォール2は13.5kWhの容量を持った蓄電池です。
これは一般家庭(2LDK)が使用する丸1日分の電力に相当します。
また、ソーラーパネルが作った、家庭で使い切れなかった電力を溜めておくことができ、海外で販売された「初代パワーウォール」に比べて、2倍のエネルギー密度やコンパクトなサイズを持っています。
蓄電容量 | 13.5kWh |
---|---|
最高出量 | 7kW(ピーク) 5kW(連続運転) |
保証 | 10年 |
動作温度 | -20°C 〜 50°C |
サイズ | 高さ x 幅 x 奥行き 1150mm x 753mm x 147mm |
重量 | 114kg |
パワーウォールの動作温度はマイナス20度~50度と幅広いため、日本国内であれば、ほとんどの地域で問題なく使用できます。
保証期間も10年と、家庭用蓄電池としては平均的な期間になっているので安心です。
パワーウォールの運転モード
パワーウォールには複数の運転モードがあり、ライフスタイルに合わせたモードを選択できます。また、モバイルアプリから直接、運転モードのコントロールが可能です。
バックアップ専用モード
常に100%蓄電し、停電時のみ放電する。
自家消費モード
太陽光発電の余剰電力を蓄電し、消費電力に対して太陽光発電の電力が足りない場合に放電。自家消費が最大になるように運転するモード。
時間帯設定モード
時間帯により電気料金が変動する人向け。電気料金の高い時間帯と低い時間帯を入力することで充電と放電を最適にコントロールする。
時間帯設定モードには、さらに2つのモードがあります。
節約モード
電気料金が低い時間帯に電力系統から電気をため、電気料金が高い時間帯に放電し、節約効果が最大になるよう運転する。
バランスモード
太陽光発電から蓄電し、電気料金が高い時間帯に放電。自家消費と節約のバランスをとって運転する。
パワーウォール2は業界No.1の低価格
テスラ社のホームページを参照すると、3部屋あるお宅でもパワーウォール2たった1基でまかなえると紹介されていますが、その価格は1,290,000円(税抜)という驚きの安さです。
パナソニック社製の蓄電池が298万円なので、およそ3分の1という低価格です。
2021年からは、テスラの認定販売施工会社より販売が開始されており、インターネット上でも認定販売施工会社の広告が確認できるようになりました。
パワーウォール2は、定価販売かつ工事込みで、商社やすべての販売店が取り扱えるわけではなく、認定販売施工会社・直営店販売が主となると思われます。
※本体価格にプラスして、設置や必要なハードウェアの費用として別途数十万円かかります。
日本国内においては、木造住宅への壁掛け設置は地震対策の為に対応されない見込みです。重要は114kgあるので、通常の蓄電池設置のようにコンクリートの基礎の上に設置する方法となります。
製品本体は業界最安値であることは言うまでもありません。
設置工事の費用や詳細については、既に公開されているので、気になる方はぜひテスラ社公式サイトや販売認定施工会社のHP等をチェックされることをオススメします。
パワーウォール(Powerwall)の価格の内訳
1,290,000円(税抜)の内訳は、「パワーウォール」本体と「Backup Gateway(コントローラー)」を合わせての価格になります。
サポート機器は充放電に関する各種制御を行うために必要なものです。「Backup Gateway」1台で、パワーウォールを10台までコントロールできます。
くわえて、パワーウォールに動作不良が発生した場合は自動で感知して修復します。テスラ社が管理する通信システムと連結しており、テスラ社側で遠隔操作が可能です。
これによって、パワーウォールのエラーやトラブルの発生を防いでいます。
パワーウォールの設置費用
設置費用は、分電盤と家庭の電力使用量によって、また、パワーウォールの設置台数と設置場所や設置方法を床置きにするか壁掛けにするかなどによって変動します。
おおよその設置費用は44~60万5000円です。この料金には、許可申請手続きや電力会社との接続費用、基礎工事費用が含まれています。
ただし、必要に応じて電気設備のアップグレードをする費用や遠方での作業にかかる追加料金などは含みません。
インバーター内蔵
テスラにはインバーターが内蔵されており、これによってコストと複雑さを低減します。
インバーターとは直流電力を交流電力に変換する装置のことです。太陽光パネルによって発電された電気は直流なので、家庭内で使用する際や送電網に電気を送り出す際には交流に変換する必要があります。
パワーウォールはなぜ安いのか
日本国内で市販されている他社製の蓄電池と比較すると、パワーウォールは大容量にもかかわらず安価です。
理由のひとつとして、販売元と消費者の間に卸業者などを通さない「直販モデル」という販売方法を採用している点が挙げられます。
テスラのパワーウォールを導入する5つのメリット
万全の耐久性と安全対策
パワーウォール2はホコリ(塵)や水にも強いデザインになっていて、家の外の好きなところに設置できるよう作られています。
また、漏電についても万全を期していて、素手で触れても感電したりすることがないように対策が取られています。
デザインは他のメーカー比較してスタイリッシュで人気があります。
10年間の保証も付いているので、万が一故障が見つかった時も安心のサポート体制と言えるでしょう。
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