【2019年10月16日追記】

日本国内でテスラ『powerwall』発売決定! 2020年春より、テスラウェブサイトか契約施工会社より購入できる予定です。現在発表されている情報をまとめました。

  • 二世代目の機種
  • 蓄電容量は13.5kWh(4人家族の1日分の電力)
  • 価格は99万円(税別)
  • 出力5kWで200V対応
  • 停電時に自動で電力供給

ここからは、すでに海外で発売されている『パワーウォール2』についてご紹介しています。


※この記事は、テスラの蓄電池に関する弊社の独自記事です。広告ではございません。タイナビおよびタイナビ蓄電池ではテスラの製品の取り扱いをしておりませんので、商品情報や販売状況に関する質問は一切受付けておりません。ご了承ください。

マスコミにセンセーショナルな話題を提供するテスラ社。正式名称はテスラモーターズでアメリカの会社です。そのテスラ社が「価格が劇的に安く」「高性能」な家庭用蓄電池を発表しました。
太陽光発電の一括見積りサイト『タイナビ蓄電池』を運営するスタッフがその性能と価格の安さについて迫ります。

テスラ社とは?

テスラ社はアメリカの電気自動車メーカーとして設立された会社です。クリーンエネルギーの拡張を目指し、蓄電システムの開発にも力を入れています。

テスラ社は、太陽光パネルの設置や販売を行っていたソーラーシティを2016年に買収し、太陽光パネル分野に参入しました。2016年には自然災害で完全な停電に見舞われた南オーストラリア州の蓄電施設の建設に協力して翌年末から電力供給を開始。高い実績に収めて世界から注目されました。

2017年からはパナソニックとリチウムイオン電池の量産で提携を開始したり、三井物産の実証実験にテスラ社の蓄電池が使われたりと、日本企業との関連も深めています。

テスラの家庭用蓄電池とは

テスラ社は家庭用バッテリーとして2015年に「Powerwall」をリリースし、ヒットを遂げました。続いて、2016年10月には、新バージョンである「POWERWALL 2」をリリースしています。

日本国内でも同製品の予約サイトが登場し、2019年10月15日に蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」の発売が正式発表されました。これは海外で販売中の「Powerwall 2」と同じ製品です。国内では初代の「Powerwall」は発売されておらず、今回が初めての発売となるため、日本における名称には「2」を使用せず「Powerwall」となりました。

パワーウォール2が誇る驚きの容量とは?

携帯電話やノートパソコンなどに内蔵されている容量の小さな蓄電池とは異なり、パワーウォール2は13.5kWhの容量を持った蓄電池です。

これは一般家庭(2LDK)が使用する丸1日分の電力に相当します。

また、ソーラーパネルが作った、家庭で使い切れなかった電力を溜めておくことができ、海外で販売された「初代パワーウォール」に比べて、2倍のエネルギー密度を持っています。製品仕様によると、13.5kWhの容量でありながら、サイズは1150 mm x 753 mm x 147 mm、総重量は114kgと非常にコンパクトになっています。

パワーウォールの運転モード

パワーウォールには複数の運転モードがあり、ライフスタイルに合わせたモードを選択できます。また、モバイルアプリから直接、運転モードのコントロールが可能です。

バックアップ専用モード

常に100%蓄電し、停電時のみ放電する。

自家消費モード

太陽光発電の余剰電力を蓄電し、消費電力に対して太陽光発電の電力が足りない場合に放電。自家消費が最大になるように運転するモード。

時間帯設定モード

時間帯により電気料金が変動する人向け。電気料金の高い時間帯と低い時間帯を入力することで充電と放電を最適にコントロールする。

時間帯設定モードには、さらに2つのモードがあります。

節約モード

電気料金が低い時間帯に電力系統から電気をため、電気料金が高い時間帯に放電し、節約効果が最大になるよう運転する。

バランスモード

太陽光発電から蓄電し、電気料金が高い時間帯に放電。自家消費と節約のバランスをとって運転する。

パワーウォール2は業界No.1の低価格

テスラ社のホームページを参照すると、3部屋あるお宅でもパワーウォール2たった1基でまかなえると紹介されていますが、その価格は99万円(税別)という驚きの安さです。パナソニック社製の蓄電池が298万円なので、およそ3分の1という低価格です。

ホームページではすでに事前予約を受付けていますが、まだ生産体制が整っていないのか、テスラの蓄電池を購入したという情報はあまり入っていません。2018年の6月には川崎の直営店のショールームで初展示されました。日本では夏頃に販売を開始し、一気にプロモーションを図ると予想されています。

パワーウォール2は、定価販売かつ工事込みで、商社・販売店経由ではなく、ネット販売・直営店販売が主となると思われます。本体価格にプラスして、設置や必要なハードウェアの費用として別途数十万円かかります。日本国内においては、木造住宅への壁掛け設置は地震対策の為に対応されない見込みです。

製品本体は業界最安値であることは言うまでもありません。

設置工事の費用や詳細については、既に公開されているので2017年春からの公開が予定されているようなので、気になる方はぜひテスラ社公式サイトをチェックされることをオススメします。

パワーウォールの価格の内訳

99万円(税別)の内訳は、パワーウォールが82万5千円(税別)、サポート機器の「Backup Gateway」が16万5千円(税別)となっています。ちなみに、税込のシステム費用総額は108万9000円となります。

サポート機器は充放電に関する各種制御を行うために必要なものです。「Backup Gateway」1台で、パワーウォールを10台までコントロールできます。

くわえて、パワーウォールに動作不良が発生した場合は自動で感知して修復します。テスラ社が管理する通信システムと連結しており、テスラ社側で遠隔操作が可能です。これによって、パワーウォールのエラーやトラブルの発生を防いでいます。

パワーウォールの設置費用

設置費用は、分電盤と家庭の電力使用量によって、また、パワーウォールの設置台数と設置場所や設置方法を床置きにするか壁掛けにするかなどによって変動します。

おおよその設置費用は40~55万円(税別)です。この料金には、許可申請手続きや電力会社との接続費用、基礎工事費用が含まれています。ただし、必要に応じて電気設備のアップグレードをする費用や遠方での作業にかかる追加料金などは含みません。

インバーター内蔵

テスラにはインバーターが内蔵されており、これによってコストと複雑さを低減します。

インバーターとは直流電力を交流電力に変換する装置のことです。太陽光パネルによって発電された電気は直流なので、家庭内で使用する際や送電網に電気を送り出す際には交流に変換する必要があります。

パワーウォールのスペックは?

パワーウォールの動作温度はマイナス20度~50度と幅広いため、日本国内であれば、ほとんどの地域で問題なく使用できます。保証期間も10年と、家庭用蓄電池としては平均的な期間になっているので安心です。

パワーウォールのスペック

蓄電容量13.5kWh
最高出量7kW(ピーク)/5kW(連続運転)
保証10年
動作温度-20°C 〜 50°C
サイズ高さ x 幅 x 奥行き:1150 mm x 753 mm x 147 mm
重量114kg

パワーウォールはなぜ安いのか

日本国内で市販されている他社製の蓄電池と比較すると、パワーウォールは大容量にもかかわらず安価です。

理由のひとつとして、販売元と消費者の間に卸業者などを通さない「直販モデル」という販売方法を採用している点が挙げられます。

テスラのパワーウォールを導入する5つのメリット

万全の耐久性と安全対策

パワーウォール2はホコリ(塵)や水にも強いデザインになっていて、家の外の好きなところに設置できるよう作られています。また、漏電についても万全を期していて、素手で触れても感電したりすることがないように対策が取られています。

10年間の保証も付いているので、万が一故障が見つかった時も安心のサポート体制と言えるでしょう。

停電時でも安心

パワーウォールは家中の電気をまるごとすべて動かせる全負荷型の蓄電池です。停電を検知すると、数分の1秒で自動的に家庭への電力供給を復旧させるため、照明や電化製品を中断することなく、利用を継続できます。

お家が停電してしまったときでも、出力5000wまでなら照明機器、冷蔵庫、インターネット機器などにあらかじめためておいた電気を供給し、あなたの家庭を守ってくれます。また、エアコンやIHクッキングヒーターなど、200Vの電化製品も利用可能です。

2011年の東日本大震災では、大規模な原発事故が引き起こされ、東京電力管轄内では計画停電が行われました。毎年のように発生する大型台風でも、電気が長時間つかえずに不便を強いられる家庭が続出しています。そんな災害時でもパワーウォールがあれば安心ですね。

パワーウォール2は外壁に設置

パワーウォールは外壁に掛けることも可能な設計です。ただし、木造の日本家屋では簡単な基礎工事をした上での床置きが推奨されています。また、最大10基まで連結して使うことができます。

スマートフォンとの連携で電気の使用量をチェックできる

パワーウォールはスマートフォンとの連携(テスラアプリ(Tesla app)を使用)によって、電気を使った量をチェックすることができます。運転モードの変更もアプリから可能です。

また、発電効率が下がる曇りや雨の日などでも、電力供給の準備をしていることを知らせてくれます。

どんな天候であっても真価を発揮する蓄電池

パワーウォール2には水冷式冷却システムが搭載されていて、内部の温度をコントロールしてくれるため、どんな気候であっても蓄電池の性能が最大限引き出される設計になっています。

「パワーウォール2」がもたらすオフグリッドの未来とは?

グリッドとは電力会社の送電網のことです。つまりオフグリッドとは、既存の電力会社の送電網に頼らないことを意味します。

オフグリッドが広まれば、環境保護に貢献できるとされています。

二酸化炭素を大量に排出し、温暖化を促進してしまう火力発電などとは違って、太陽光発電は環境に優しい発電方法です。太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで完全に自給自足の電力ライフを送ることも可能なのです。近年は社会全体が環境保護に関心を持つようになっています。

自然災害などによる停電から身を守ることはもちろん、環境保護に貢献できること自体が、パワーウォール2を購入する大きな動機付けとなる事は間違いないでしょう。テスラモーターズ社の参入によって全世界で蓄電池の価格は大幅に下がってきているので、どんな家庭でも蓄電池を一家に一台所有する時代がすぐそこまで迫っていることは疑いの余地がありません。

パワーウォールを設置する際の注意点

ここでは、パワーウォールを設置する際の注意点3つについて説明します。

太陽光発電システムとの併用

日本のメーカーの場合、蓄電池と太陽光発電システムの両製品を取り扱っているところがほとんどです。それに対し、テスラ社は、国内での太陽光発電システムの販売をアナウンスしていません。

太陽光発電と蓄電池の相性が気になるところですので、太陽光発電と蓄電池のメーカーを揃えたい方には少々ネックになるかもしれません。

パワーウォールは分電盤につなぐため、メーカー問わず連携させることが可能です。ただし、万が一の不具合に備えて、設置前に現地調査を行うなど、事前に確認する必要はあります。

電気自動車との電気のやり取り

VtoHとはVehicle to Homeの略で、電気自動車から建物(住宅)に電力を供給するシステムのことです。

パワーウォールに貯めた電気を自動車の充電に使うことはできます。しかし、パワーウォールはVtoH非対応のため、仮にテスラの電気自動車を購入しても、自動車に貯めた電気を家庭に送って使うことはできません。

テスラの自動車を家庭用蓄電池の代わりにすることはできないということです。家に電気を送るなら、テスラの蓄電池「パワーウォール」が適しています。

日本の蓄電池メーカーもかなり安くなってきている

テスラ社の製品について話してきましたが、日本の蓄電池メーカーもニチコン、オムロン、伊藤忠商事のスマートスターLが人気で、価格も以前に比べてかなり安くなってきています。

スマートスターLは蓄電容量9.8kWhの大容量で、パワーウォールと同様に平均的な家庭の1日の消費電力をまかなえます。さらに通常時も停電時も最⼤3kVAの⾼出⼒で、一度に多くの電化製品も使えます。

パワーウォールは現在世界中で注文が殺到しているため、予約待ちとなっており、設置までにかなり時間がかかるようです。導入を検討する場合は、日本のメーカーも選択肢として考えましょう。

メーカー比較をしてから購入しましょう

テスラ社の製品は低価格、高性能なため、人気が高いです。しかし、太陽光発電にしても蓄電池にしても、メーカー比較は必ず行うべきです。なぜなら、安いだけが全てはないからです。金額、施工、バッテリー容量、保障、保険など、様々な面から比較検討しましょう。

また、太陽発電を設置せずに、非常用電源として蓄電池を購入したい方にはコンセント型の小型蓄電池がありますが、消費電力が100W以下の使用しかできません。スマートフォンの充電などはできますが、やはり、同時にいくつかの家電を使用できるほうが安心です。

そのような費用対効果を考えると、蓄電池は太陽光発電とセットでの購入がよいでしょう。住宅用太陽光発電は、当サイト『タイナビ』から完全無料で一括見積り比較ができます。

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