カネカの蓄電池

電気代の高騰や災害への備えを背景に、家庭用蓄電池のニーズが高まっています。

太陽光発電との組み合わせで自家消費を最適化したいというニーズが広がる中、注目されてきたのが化学メーカー・カネカが展開していた住宅用蓄電システムです。

カネカの住宅用蓄電システムは現在販売を終了しており、産業用蓄電池システムのみ取り扱っています。

本記事では、以前販売されていたカネカ製の家庭用蓄電池の特徴や製品スペック、現在販売されている産業用蓄電池についても合わせてご紹介します。他メーカーと比較する際の参考にもしてみてください。

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カネカ蓄電池のラインアップ

2025年現在製造販売は終了していますが、カネカが開発・販売していた蓄電池の特徴や性能について詳しく紹介します。

【販売終了】KNK55228ASYS-NAの特徴と性能

KNK55228ASYS-NAはカネカがかつて提供していた住宅用蓄電システムパッケージで、当時の家庭用ニーズにしっかり応える高性能モデルとして展開されていました。

写真
カネカの蓄電池「KNK55228ASYS-NA」
蓄電池型番KU-BMT1063
容 量6.25kWh
設置場所
(取付け方式・方法)
屋外
設置環境防水防塵保護等級:IP55相当
使用周囲湿度0~90%RH(結露なきこと)
充電回復時間約5時間
質 量約240kg
寸 法
(幅×高さ×奥行)
W927mm×H1170mm×D350mm(突起部のぞく)

搭載されている蓄電池は、定格容量6.25kWh・実効容量4.7kWhと、一般的な家庭の電力使用を十分にカバーできるサイズ。

冷蔵庫や照明、テレビ、パソコンなどの必需家電を支えるには申し分ない容量で、停電時でも日常に近い生活を保てるよう設計されています。

現在は販売が終了していますが、同等スペックの製品を探している方は、複数メーカーの蓄電池を比較検討することが重要です。

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【取扱中】カネカ産業用蓄電システム

現在カネカが取り扱っているのは、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社製の産業用蓄電池ユニットです。

容量の異なる3タイプが用意されており、工場や公共施設などの大規模エネルギー需要に対応できます。

型番KP-BU164-SKP-BU98B-SKP-BU65B-S
蓄電容量16.4kWh(実効14.8kWh)9.8kWh(実効8.8kWh)6.5kWh(実効5.9kWh)
設置方式屋外または屋内 自立設置屋内:床置き・壁面固定
屋外:壁掛けまたは自立設置
屋内:床置き・壁面固定
屋外:自立設置
設置環境 海岸・汽水域から500mを超える屋外または屋内 海岸・汽水域から500mを超える屋外または屋内 海岸・汽水域から500mを超える屋外または屋内
質量約150kg約102kg約65kg
寸法
(幅×高さ×奥行)
490 × 1010 × 295mm490 × 741 × 295mm490 × 847 × 147mm

容量は6.5kWhから16.4kWhまでラインアップされており、導入する施設規模に合わせた柔軟な選択が可能です。

短時間で充電できる性能や、屋内外どちらにも設置できる汎用性の高さが特徴となっています。

カネカの蓄電池の特徴

カネカの太陽光パネルは、周囲の景観と調和する見た目の美しさや、品質、施工技術の高さで定評を得てきました。

カネカ蓄電池の特徴を見ていきましょう。

自動給電モード搭載で突然の停電にも対応

カネカの住宅用蓄電システムには、停電時に自動的に蓄電池から給電できる自動給電モードがあります。事前に指定し設定しておいた電化製品に対して、停電時に自動的に電力が供給されます。

冷蔵庫や照明に電力を供給できるので、突然の停電にも困ることはありません。たとえば、停電が起きたときに外出していても、冷蔵庫の食品が傷む心配もありません。

急に照明が消えて暗くなることもないので、暗い中で懐中電灯を探し回りケガをするなどのリスクも避けられます。

3つの運転モードで賢く節電

カネカの蓄電池3つの運転モード

カネカの蓄電池は、日常使いと非常時どちらにも対応できる「3つの運転モード」を搭載しています。

経済優先モード: 太陽光で発電した電力で家庭内の電気をまかない、余った分を売電する仕組。
環境優先モード: 太陽光で発電した電力を家庭内で使い、余った分は蓄電するので無駄がありません。
蓄電優先モード: 太陽光や買電によって蓄電池を常にフル充電の状態に保つことができ、災害時などの停電時にも対応できます。

ライフスタイルや目的に合わせてモードを切り替えられるため、家庭ごとに最適な電力活用が実現します。

どの蓄電池が自分の家庭に合うかは、実際に複数製品を比較してみることでより明確になります。

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カネカ蓄電池のメリットとデメリット

カネカの住宅用蓄電池はすでに販売を終了していますが、かつては停電時に安心できる機能や柔軟な運転モードなど、多くのメリットが注目されていました。

一方で、価格が分かりにくい点や設置条件などのデメリットも指摘されています。これから蓄電池を導入する方も、参考情報としてメリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリットはモード選択ができること

カネカの蓄電池の大きなメリットとして、3つのモードで電気の使い方をコントロールできる点は見逃せません。

この機能は売電を優先したい人にも、省エネを優先したい人にも適しています。

また、蓄電池の品質を低下させる原因となる、充放電時のガスの抑制が実現したことで、長寿命、長期間の使用、低温時の使用が可能になりました。

また、事前に機器を指定すると停電した際に電気の供給を自動で切り替えることもできます。

電力会社からの電力の供給は止まりますが、蓄電池から特定負荷(指定した非常用電力供給先)に電力が送られます。

停電が続いても、日中に太陽光発電があれば蓄電池は再び充電されるため、長時間の停電時にも安心感があります。

デメリットは価格がわかりにくい・設置スペースが限定的であること

カネカの住宅用蓄電池は当時オープン価格で提供されていたため、導入コストが分かりにくいという声がありました。

また、屋外専用だったため設置スペースの確保が必要になる点も課題とされていました。

現在はすでに販売を終了していますが、同等製品を検討する際には「価格の分かりやすさ」や「設置条件」が大切な比較ポイントになります。

導入を検討している方は、複数メーカーの見積もりを取って比較してみることをおすすめします。

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カネカ蓄電池の口コミ・評判

カネカの住宅用蓄電システムを導入したユーザーからは、設置後の満足度が高い声が多く寄せられていました。

・転モードを切り替えられるのが便利で、日常と停電時の切り替えもスムーズ。
・深夜電力を使う設定にしたら、以前より電気代が下がった。
・設置後に特に操作する必要がなく、自動で最適化してくれている感覚がよかった。

とくに、3つの運転モードによってライフスタイルに合わせた活用ができた点や、停電時の自動対応など、いざという時に対する安心感に寄与した点が高く評価されています。

カネカの蓄電池は今も参考になる設計!同等製品を比較検討しよう

現在は、同様の性能や構造を持つ製品が国内メーカーから多数販売されています。これから蓄電池を導入する場合は、複数メーカーの製品を比較し、自分の住まいやライフスタイルに最も合ったものを選ぶことが重要です。

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