
日本の蓄電池メーカーの中でも、シャープは国内シェア1位を誇る信頼のブランドです。
使いやすさと安心感のある設計で、太陽光発電と組み合わせて電気をムダなく使いたいご家庭に選ばれています。
電気代の高騰や売電単価の下落もあり、最近では電気を買うより貯めて使うという考え方が注目されています。
蓄電池を導入すれば電気代はどのくらい安くなる?
設置するなら自宅にはどの機種が合っているだろう?
この記事では、シャープ蓄電池の特長やラインアップ、価格や保証、導入時の注意点までわかりやすく解説します。
どの蓄電池が自宅に合うのか知りたい、できるだけお得に導入したい方は、ぜひ参考にしてください。
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シャープの蓄電池は国内シェア1位の実績
シャープは、住宅用太陽光発電やメガソーラー発電など、太陽光発電事業を幅広く行っている国内大手メーカーです。
住宅用蓄電池でも2017~2019年度にブランド別出荷台数で国内シェア1位※を獲得しており、その後も高い評価とシェアを維持しています。
太陽光発電との連携もしやすく、マルチエネルギーモニターで発電や蓄電状況が一目でわかる利便性、管理のしやすさも見逃せません。本体がコンパクトで、設置しやすいことも特徴です。
売電・節電・停電対策をまとめてカバーできる蓄電池として、多くの家庭から選ばれています。
シャープ蓄電池の特徴
シャープの蓄電池は、機能性や使いやすさにおいても高く評価されています。
コンパクトな設計や停電時の安心感など、家庭での使いやすさに配慮された特徴がそろっています。
ここでは、シャープ蓄電池の特長を紹介します。
省スペース重視の家庭にピッタリの蓄電池

シャープの蓄電池は、コンパクト設計で設置スペースが限られた住宅にも対応できるのが特長です。
「JH-WB1621」や「JH-WB1711」などは、クローゼットや階段下にも収まるスリムタイプで、屋内設置にも適しています。
太陽光発電と組み合わせる場合も、ハイブリッドパワーコンディショナ1台で太陽光と蓄電池をまとめて管理できるため省スペースです。
屋外に設置する場合は簡易基礎で済むため、工事期間を短縮できコストも抑えられます。
大容量タイプからスリムな屋内設置型まで製品が豊富
シャープの蓄電池は、電気の使い方や住まいの環境に合わせて選べる製品がそろっています。
たとえば「JH-WB1821」は8.4kWhの大容量タイプで、電気の使用量が多い家庭におすすめです夜間電力をためて日中に使うことで電気代を抑えられるほか、太陽光で発電した電力を夜間に活用する使い方にも適しています。大容量ながら設置は簡易基礎で済むため、工期を短縮しやすいのもメリットです。
一方、「JH-WB1711」は屋内専用のスリムタイプで、寒冷地や塩害地域など屋外設置が難しいエリアにも対応。クローゼットや階段下などの空きスペースにも収まりやすく、室内設置を前提にした設計となっています。
暮らしに合わせて多彩なラインアップから選べるのが、シャープ蓄電池の強みです。
停電時にも家中で使える「全負荷」対応モデルがある

シャープの蓄電池は、停電時でも普段と変わらない生活ができる全負荷対応モデルを展開しています。
一般的な蓄電池は、停電時に一部の家電しか使えない「特定負荷」タイプが多いですが、全負荷タイプなら家中の電気がそのまま使えるため、災害時にも安心です。
全負荷対応モデルは家中で電気が使える安心感がある一方で、容量が大きくなるぶん価格も上がる傾向があります。
特定負荷タイプはリーズナブルで取り入れやすいのが長所ですので、「ここだけはしっかりと停電に対応できて欲しい部屋を選ぶ」のがポイントです。
クラウド連携で電力をかしこく制御できる「クラウド蓄電池システム」
シャープの蓄電池は、「クラウド蓄電池システム」に対応したモデルを展開しています。これは蓄電池、ハイブリッドパワーコンディショナ、マルチエネルギーモニターがセットになった蓄電システムです。
天気予報や電力クラウド蓄電池システム使用量の情報をもとに、AIが蓄電池の充放電を自動で最適化します。気象警報が出たときには自動的に蓄電を優先するよう切り替えてくれる機能も搭載されています。
太陽光発電と蓄電池を1台のハイブリッドパワーコンディショナで制御できる点も見逃せません。以前は太陽光用と蓄電池用で2台必要だった機器を1台にまとめたことで、設置機材が減り、コストや設置スペースを抑えることができます。
太陽光発電からの電力が無駄にならない理由は、パワコンの出力を超えて発電した電力を蓄電できる能力があるからです。
機材が減ることで変換回数も少なくなり、電力ロスの低減にもつながります。
無償10年保証つきで長期使用も安心

シャープの蓄電池は、無償で10年間の機器保証が付いています。保証期間と寿命は、いずれの機種も以下のとおりです。
保証期間 | 寿命 |
---|---|
15年保証(有償) または10年保証(無償) | 1万2000サイクル (1日1.5回の充放電で約20年) |
保証対象には蓄電池本体だけでなく、ハイブリッドパワーコンディショナやモニター、クラウド連携のコントローラなども含まれており、長く安心して使えます。
保証期間中は、充電可能容量の50〜60%が保たれるよう保証されるため、長期的に見ても安心です。
導入時に有償の15年保証か無償の10年保証かのどちらかを選べるようになっており、安心を買うという意味でぜひ検討しておきたいものです。
あとから蓄電池を増設する場合でも、条件※を満たせば無償で10年保証の対象になります。
※蓄電池がシャープの指定モデルであること
初期保証の充実と拡張性のあるサポート体制は、長く使う設備だからこそよく確認しておきたいところですね。
シャープ蓄電池は使い方に合わせて運転モードを選べる
シャープの蓄電池には、生活スタイルや目的に応じて選べる運転モードが用意されています。
売電収入を重視する方も、自家消費で電気代を抑えたい方も、モードを使い分けることでより効率よく蓄電池を活用できます。
効率的に売電できる【経済性モード】
シャープの蓄電池を利用して効率的に売電するには、「経済性モード」を活用するといいでしょう。経済性モードは、売電による収入を得たい場合におすすめのモードです。
日中に太陽光発電システムで発電した電力を売電して、夜間の安い電力を蓄電池に貯めて使用します。貯めておいた電力を発電量の少ない時間帯に使えるので、日中の割高な電気を買わずに済むのです。
電気料金は年々値上げが進んでいるので、昼間の電力を購入する量を減らすことで、今後も節約ができるでしょう。
経済性モードには、買電中に自動で放電する「自動」設定と、放電する時間を設定できる「時刻指定」設定があるのでニーズに合わせて使い分けましょう。
家庭の消費電力を削減しながら効率的に売電する方法としておすすめです。
太陽光発電ユーザーにおすすめ【グリーンモード】

電気代の節約と自家消費を重視するなら、グリーンモードがぴったりです。
グリーンモードは、電力をできるだけ購入しない仕組みなので、電力会社から購入する電気の量を抑え、電気代を削減できるようになります。
夜間に電力を蓄電することも可能なので、電力会社の時間帯別電灯のプラン(深夜の電気代が安いプラン)を利用すれば電気代が抑えられます。
使う電気を太陽光発電システムだけでまかないたい人、発電した電気をすべて自家消費したい人におすすめの運転モードです。
【2025年最新】シャープ蓄電池の製品ラインアップ
シャープの蓄電池は、使用環境や家庭の電力使用量に応じて選べる豊富なラインアップが魅力です。
ここでは、2025年時点で販売されている代表的な6モデルをご紹介します。
シャープ史上最大の大容量モデル【JH-WB2421】
「JH-WB2421」は、シャープの蓄電池の中でも最大容量の蓄電池モデルです。
1台で7.7kWh、2台を連携すれば最大15.4kWhまで対応できるため、電気使用量が多い家庭や長時間の停電対策を重視したい方に向いています。
屋内外どちらにも設置できる設計で、白を基調とした落ち着いた外観は室内にもなじみやすい仕様です。
空きスペースにも収まりやすく、2台設置によって容量を柔軟に拡張できます。
電気をたっぷり使いたい家庭向けモデル【JH-WB2021】
「JH-WB2021」は、9.5kWhの大容量に対応した家庭向けモデルです。
太陽光で発電した電気をたっぷりためられるため、自家消費はもちろん、長期の停電時にも電力をしっかり確保できます。
本体は屋外設置にも対応しており、地上高500mmまでの浸水を想定した構造により、水の侵入を抑える設計になっています。
停電対策だけでなく、水害への備えとしても安心感があります。
拡張もできる定番スタンダードモデル【JH-WB1921】
「JH-WB1921」は、6.5kWhの容量に対応したスタンダードモデルです。
電気の使い方がそこまで多くないご家庭でも、日常の節電や災害時の備えにしっかり対応できます。
特長は、同一モデルを2台まで連携して使用できる拡張性。将来家族が増えたり、電力使用量が変化した場合でも柔軟に対応できます。
屋外・屋内どちらにも設置可能で、設置スペースや環境に合わせて選びやすい一台です。
省スペースでも頼れる大容量タイプ【JH-WB1821】
「JH-WB1821」は、8.4kWhの容量を確保しながらも、省スペースで設置できる家庭用モデルです。
本体はコンパクトで、屋外設置時は簡易基礎に対応しており、工事期間の短縮やコスト削減にもつながります。
設置スペースが限られるご家庭でも導入しやすく、冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など、日常に欠かせない家電をしっかり動かせます。
屋内専用・寒冷地にも対応のスリムモデル【JH-WB1711】
「JH-WB1711」は、屋内専用として設計されたスリムタイプの蓄電池モデルです。
寒冷地や塩害地域など、屋外設置が難しい環境でも導入しやすく、室内での使用を想定した構造になっています。
クローゼットや階段下など、ちょっとした空きスペースにも収まりやすいサイズで、住まいの空間を圧迫せずに設置できます。
天候や気候の影響を受けにくく、設置場所に制約があるご家庭でも安心して使えるモデルです。
初めての家庭用蓄電池にもおすすめ【JH-WB1621】
「JH-WB1621」は、4.2kWhの容量を備えたコンパクトな蓄電池です。
屋内外どちらにも設置でき、壁掛けに対応しているので限られたスペースにも収まりやすいです。
屋内に設置したい方や、停電時に冷蔵庫や照明など最低限の電力を確保しておきたい方に向いています。
蓄電池を導入したいけれど、費用や設置環境に不安がある方にも選びやすいモデルです。
製品比較表(容量 サイズ 重量 保証 設置方式など)
シャープの家庭用蓄電池を、製品ごとの価格とスペックで表にまとめました。それぞれの容量を比較して、ニーズに合わせて選択しましょう。
商品・シリーズ名 | JH-WB2421 | JH-WB2021 | JH-WB1921 | JH-WB1821 | JH-WB1711 | JH-WB1621 |
---|---|---|---|---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
容 量 | 7.7kWh | 9.5kWh | 6.5kWh(6.3kWh) | 8.4kWh(8.0kWh) | 6.5kWh(6.3kWh) | 4.2kWh(4.0kWh) |
設置場所 (取付け方式・方法) | 屋外・屋内 兼用 | 屋外・屋内 兼用 | 屋外・屋内 兼用 | 屋外・屋内 兼用 | 屋内用 | 屋外・屋内 兼用 |
質 量 | 約68kg | 約120kg | 約74kg | 約135kg | 約69kg | 約77kg |
サイズ(mm) | 458x608x360 筐体部は268mm | 560×470×685 | 560×320×575 | 700×360×605 | 520×263×500 | 500×360×605 |
保証 | 15年保証(有償) | 15年保証(有償) | 15年保証(有償) | 15年保証(有償) | 15年保証(有償) | 15年保証(有償) |
増設対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ |
シャープ蓄電池のメリットとデメリット
シャープの蓄電池には、日常の節電から災害時の備えまで、さまざまな利点があります。
一方で、導入時の費用など気になるポイントもあります。
購入前に知っておきたいメリットとデメリットを整理しておきましょう。
AI制御とクラウド連携でかしこく節電できる

すべての現行モデルはクラウド蓄電池システムに対応しており、天気予報や電力使用状況に応じてAIが充放電を最適化します。
夜間の安い電力や太陽光で発電した余剰電力を自動で蓄電することで、電気を無駄なく活用できるのが大きなメリットです。
シャープの蓄電池は、「蓄電池Webモニタリングサービス」により、専門の担当者が毎日蓄電状況をチェックしています。
不具合があれば知らせてくれるので、すぐに点検や修理ができるメリットも得られるでしょう。
高性能でも省スペースで設置しやすい
シャープの蓄電池は、コンパクト設計で屋内・屋外どちらにも設置しやすいのが特長です。
狭い住宅でもスペースを有効活用できるため、これまで設置をためらっていたご家庭でも導入しやすくなっています。
デメリットは初期費用!対策は?
シャープの蓄電池に限ったことではありませんが、蓄電池システムの導入には初期費用がかかることがデメリットです。
メーカーが希望小売価格を提示しているものの、工事費を含んだ費用は業者によって価格差があります。太陽光発電との同時購入の際は、できるだけ安く購入できる方法を選ぶべきでしょう。
シャープの蓄電池を安く設置するなら、複数の業者を比較して、最安で設置できるところに依頼することをおすすめします。
シャープ蓄電池は性能も種類も充実!お得に導入するには

シャープの蓄電池は性能がよく、クラウド蓄電システムにより効率的に電気を使用できます。また、サービスや保証も充実しているため、長期使用でも安心して使うことができることがわかりました。
ただし、導入にかかる初期費用はできるだけ抑えておきたいものです。シャープの蓄電池を安く購入するなら、タイナビ蓄電池の一括見積りを利用し、価格を比較して決めるのがおすすめです。
複数の業者からの見積もりを手間なく得られるので、その中から選ぶといいでしょう。


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