ポータブル蓄電池の用途や性能

蓄電池の中でも持ち運びが可能なポータブル蓄電池(ポータブル電源)の価格帯は、一般的に3~10万円程度の製品が多いのが特徴です。

中には3万円以下の安価で手軽なものから、40万円台の大容量でハイスペックな高価格帯の製品までと幅が広く、その種類の豊富さもポータブル蓄電池の特徴です。

この記事では価格帯別に、どのようなスペックの製品があり、どのような活用シーンに適した製品なのか、それぞれの製品の違いについて詳しく解説します。

是非ポータブル蓄電池を購入する際の参考にしてください!

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ポータブル蓄電池

ポータブル蓄電池の価格差と性能や容量は比例している

ポータブル蓄電池の価格差

ポータブル蓄電池の価格は基本的にその製品の性能とバッテリー容量に比例します。

製品の性能は使用電源としてACコンセント以外に、シガーソケットやUSBなど出力ポートが多い製品が高性能とされています。また充電方式もコンセントだけでなく、災害時などの停電時にも充電できるソーラーパネルを搭載した製品なども高性能であるケースが多いです。

バッテリー容量はWhで表記され、1時間あたりの使える電気量を表しています。また基本的に製品の大きさや重量は、そのバッテリー容量のWh数に比例しています。容量が大きいほどサイズと重量が増していき、容量が小さいほどコンパクトで軽くなるのが一般的です。

ポータブル蓄電池は各価格帯でその性能やバッテリー容量が大きく異なります。次項では価格帯ごとのおすすめのポータブル蓄電池と、そのおすすめポイントについて詳しく解説します!

3万円以下で購入できるポータブル蓄電池

まずは3万円以下の価格で、手軽に購入できるポータブル蓄電池からご紹介します!

「Seneo(セネオ) ポータブル電源S262」は、19000円程度の低価格で手軽に購入できるおすすめのポータブル蓄電池です。222Whのバッテリー容量で、重さは2.2kg、3WAY方式とよばれるAC電源、DC電源、カーチャージャーでの3方式での充電ができます。

また出力方式もACコンセントだけでなく、DCポートにUSB出力ポートもついていて、各種機器はもちろん、携帯などの充電も可能です。

電力供給量の目安として、222Whの容量でiPhone8で約16回、iPad Airで約8回程度の充電ができるので、災害時や緊急時に必要になる情報端末の充電電源として十分に活用できます。

おすすめのポイントは場所をとらないスタイリッシュなデザインと、非常に軽量で持ち運びに便利な点です。また過充電を防止する自動停止機能など安全面も配慮されており、LEDライトを搭載しているので、アウトドア、停電時などにも便利に使用することができます

10万円台で購入できるポータブル蓄電池

次に10万円台でしっかりと活用することができるポータブル蓄電池についてご紹介します!

「Suaoki(スアオキ) ポータブル電源G1200」は、約160000円で1200Whの大容量、重量は12.6kgでAC電源はもちろん、災害時の電力停止時にも便利なソーラーパネルを使った太陽光による充電が可能です。

出力方式も各種機器に使えるACコンセントが2口ついているのに加え、USB出力が4口、タイプC-PD、シガーライターソケットと幅広く利用することができます。

なんといっても1200Whの大容量が特徴で、使用できる目安としては、LEDライトの連続使用が48時間、スマホ充電90時間、ミニ冷蔵庫使用16時間、TV視聴(60W)16時間、PC利用(50W)20時間程度など、災害時や緊急時に停電が続いても安心して電力を使うことができます。

おすすめポイントは大容量と豊富な出力ポートによって、アウトドアなどでの利用だけでなく数日間の停電時にも対応できる点で、ソーラー充電でどこでも充電可能なのも大きな魅力です。

20万円台で購入できるポータブル蓄電池

ポータブル蓄電池の中でも、20万円台の製品は据え置き型の蓄電池と大差がないほどハイスペックな製品になります。その中でもおすすめの製品をご紹介します!

「Sekiya(セキヤ) B07RCDVJ96」は1500Whの大容量で、重さも22kgと重量級のポータブル蓄電池です。AC電源や太陽光パネルによる充電と6つの出力ポートで1000Wの電源として使用が可能です。

特徴は最高性能の小型リチウム電池使用による10年以上使える長い製品寿命です。バッテリー容量の1500Whはかなり大きく、多くの家電をそのまま使用することができます。ただし22kgの重量は持ち運ぶには重いので、災害時の予備電源や電力供給が不安定な場所での業務などに適しています。

おすすめのポイントは一般的なポータブル蓄電池の3~4倍のバッテリー容量によって、災害時やアウトドアシーンなど電力供給が難しい状態でも家電やその他の電化製品を普段通り使えるので、いつもと変わらない生活が実現できる点です。

40万円台で購入できるポータブル蓄電池

ポータブル蓄電池としては上位の容量を持つ40万円台の製品もあります。その中でも安心感の高い国内メーカー製品をご紹介します。

ニチコン「家庭用・業務用ポータブル蓄電システム ESS-P1S1」は2kWhの据え置き型に匹敵する大容量タイプです。コンセントは2口搭載されており、液晶テレビ、冷蔵庫などの家庭用から、パソコンや小規模サーバー、業務用の冷蔵庫など会社や事務所用としても利用が可能、止められない、止めたくない家電があるという方には特におすすめです。

これだけの大容量を備えながら配線工事は不要、置くだけで利用可能です。重量は約38kgあり男性でも持って歩くには厳しい重さですが、キャスター付きなのでその点も安心です。大きさも幅250mm、高さ380mm 奥行550mmの超コンパクト設計なので、あまり場所を選ぶことはないでしょう。

その他の価格で購入できるポータブル蓄電池

最後に低価格(3万円以下)と中価格帯(10万円台)の間の、その他の価格で購入できるおすすめのポータブル蓄電池をご紹介します!

「Cheero(チーロ) Energy Carry 500Wh」は約60000円程度で購入できるポータブル蓄電池で、500Whのバッテリー容量で重量は5.4kgです。

AC電源では、7時間ほどでフル充電され、出力ポートはAC(最大300W)、DC(最大120W)、USBで出力が可能です。電力供給量の目安としてスマホの充電が約50回、TV視聴が約4時間、ノートPC利用で約20時間利用することができます。またLEDライトが搭載されているので、照明のない場所での作業や、災害時の急な停電にも安心です。

おすすめのポイントは、ポータブル蓄電池として十分なバッテリー容量、LEDライトなどの機能性の充実と遊び心のあるポップなデザインで、キャンプサイトやイベント会場でも映えるのがポイントです。

ポータブル蓄電池の主な価格差は容量の大きさとスペック!目的に応じて選ぼう

ポータブル蓄電池はキャンプや夜釣りなどのアウトドアや、災害時の急な停電にも活躍する非常に便利な蓄電池です。各メーカーから数多くの製品が出ており、その価格帯も3万円以下の低価格のものから20万円台のハイスペックな製品まで多種多様なのが特徴です。

主な価格差は基本的にバッテリー容量と性能によって決まりますが、製品ごとに特徴があり、選ぶことが難しい面もあるので、是非この記事の内容を自分の目的に合ったポータブル蓄電池の購入の参考にしてください!

また蓄電池には自宅に設置する据え置き型の蓄電池もあり、太陽光発電の電力備蓄や、電気代の節約、災害時の大容量電力備蓄の備えとして非常に重宝します。また国や自治体の補助金もあるので導入しやすいというメリットもあります。

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