
オムロンは医療機器や制御機器の開発で知られる国内メーカーです。家庭用体温計や血圧計などで名前を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
そんなオムロンは環境配慮型の事業にも力を入れており、太陽光発電や蓄電システムの開発にも積極的に取り組んでいます。
本記事ではオムロン蓄電池の特徴やメリットなどを紹介していきます。シリーズごとの特徴や製品ごとのスペック、安く導入する方法も知っておきましょう。
家庭用蓄電池を選ぶときに、ぜひ参考にしてください。
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オムロン蓄電池の特徴
オムロンの蓄電池は容量や設置場所、連携する設備など、家庭のニーズに合わせて柔軟に選べる製品があります。
主な特徴を4つご紹介します。
省スペースで屋内外どちらでも設置しやすい
オムロンの蓄電池は、住宅への導入を想定したコンパクトなサイズ設計が特徴です。
製品によっては幅49cm×奥行き15cm程度と空気清浄機ほどの大きさで、屋内にもすっきり収まります。
屋外設置に加え、床置きや壁掛けでの屋内設置にも対応しており、住まいに合わせて設置場所を柔軟に選ぶことができます。
スペースが限られている家庭でも取り入れやすく、都市部の住宅にも対応しやすい仕様です。
停電時も安心な自立運転モードと高い耐久性

停電への備えがしっかりしているのも、オムロン蓄電池の大きな特徴です。
停電が起きた際には自動で「停電時モード」に切り替わり、あらかじめ設定した家電へ電力を供給します。冷蔵庫や照明など、生活に欠かせない電気製品をそのまま使えるため、非常時にも落ち着いて対応できます。
昼間であれば太陽光発電から電力を供給し、余剰分を蓄電。夜間の停電時は蓄電池から電力をまかないます。復旧後は自動で通常の運転モードに戻るため、操作の手間もありません。
また、寒冷地や塩害地域といった厳しい環境でも使える耐久性を備えており、設置場所を選ばず安心して使うことができます。
電気をかしこく使える4つの運転モード
家庭の使い方に合わせて電気の使い方を最適化できるのも、オムロン蓄電池の特徴のひとつです。
4つの運転モードを切り替えることで、日々の電気代の節約や災害時の備えに柔軟に対応できます。
グリーンモード昼間の余剰電力を自家消費に回し、足りない分は夜間電力で補う省エネ重視のモード
経済モード昼間は売電を優先し、電気代の安い夜間に蓄電することで家計へのメリットを高めるモード
安心モード停電に備えて電力を確保し、非常時でも最低限の電力供給ができるように備えるモード
停電時モード実際に停電が起きた際に自動で切り替わり、事前に指定した家電へ電力を供給するモード
こうしたモードを活用すれば、電力の使い方をライフスタイルや季節に合わせて柔軟に調整できます。
家庭ごとの課題や目的に合わせて運用できる点も、オムロン蓄電池の強みです!
保証期間と国内メーカーの信頼感
長期間にわたって安心して使えるのも、オムロン蓄電池の大きな魅力です。保証期間は15年と長く、最大12,000回の充放電サイクルに対応しています。
製造・販売・サポートまで一貫して国内メーカーが手がけているため、万が一の不具合や故障時にも迅速な対応が期待できそうです。
導入後の不安を減らしたい方や、信頼できるメーカーを選びたい方におすすめです。
【2025年最新】オムロン蓄電池の製品ラインアップ
オムロンでは、用途や設置環境に合わせて選べる2つの蓄電システムを展開しています。
ここでは、最新の2シリーズと主な製品のスペック、旧モデルの情報もあわせてご紹介します。
マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ
KPBP-Aシリーズは、住宅向けに設計されたオムロンの主力モデルです。
最大の特長は、蓄電ユニットやパワーコンディショナを自由に組み合わせられる柔軟さ。家庭ごとの電力使用量や設置環境に合わせてカスタマイズできます。
容量は6.5kWhから16.4kWh(実効容量14.8kWh)までと幅広く、大容量でも省スペースに収まるコンパクト設計です。
屋外はもちろん、屋内の床置きや壁掛けに対応しており、設置場所を選びません。
さらに、最大12,000回の充放電に対応し、保証期間は15年。日常の電気代節約だけでなく、災害時のバックアップ電源としても安心して使えるシリーズです。
住産共用自家消費対応蓄電システム KPBP-Bシリーズ
KPBP-Bシリーズは、住宅だけでなく、集合住宅や小規模店舗・事業所にも対応できる住・産共用モデルの蓄電池です。
オムロンが推進する「完全自家消費システム」と連携できる設計。太陽光パワーコンディショナとの高速通信により、発電した電力を無駄なく活用して、自家消費率を最大限に高めることができます。
万が一の停電時には、蓄電池から100V・2kVA/200V・4kVAの電力供給が可能。発電と蓄電を組み合わせたバックアップが可能なため、照明や冷蔵庫、パソコンなどの使用をしっかりカバーできます。
最大16.4kWh(実効容量14.8kWh)の大容量モデルながら、家庭用をベースにしたコンパクト設計で、省スペースでの設置が可能です。
省スペースかつ設置しやすい構造で、業務用蓄電池導入のハードルを下げてくれます。
製品比較表(容量 サイズ 重量 保証 設置方式など)
オムロンの家庭用蓄電池を、製品ごとの価格とスペックで表にまとめました。それぞれの容量を比較して、ニーズに合わせて選択しましょう。
項目 | KP-BU164-S | KP-BU98B-S | KP-BU65B-S | KP-BU127-B | KP-BU63-B |
---|---|---|---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
シリーズ | KPBP-A | KPBP-A | KPBP-A | KPBP-B | KPBP-B |
容量(実効) | 16.4kWh(14.8kWh) | 9.8kWh(8.8kWh) | 6.5kWh(5.9kWh) | 12.7kWh(11.4kWh) | 6.3kWh(5.7kWh) |
質量 | 約150kg | 約102kg | 約65kg | 約132kg | 約79kg |
サイズ(mm) | 490×1010×295 | 490×741×295 | 490×847×147 | 681×909×334 | 681×627×334 |
保証 | 15年/初期容量の60%以上 | 15年/初期容量の60%以上 | 15年/初期容量の60%以上 | 15年/初期容量の60%以上 | 15年/初期容量の60%以上 |
増設対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ |
上記の製品はいずれも太陽光発電システムへの後付けが可能なハイブリッド型として設計されています。
重塩害地域にも対応した仕様のモデルがあり、海岸や汽水域から500m以内の地域でも設置可能です(ただし海水が直接かかる場所は不可)。
モデルによっては短時間での充電や急速放電に対応しており、特に9.8kWhタイプの一部は高圧電力契約の施設でも利用が可能です。
旧製品情報
現在は販売終了している旧モデルにも、オムロンらしい省スペース設計や高性能な仕様が受け継がれていました。
➡クリックで旧製品の情報を見る
KP48S2シリーズ
太陽光発電と蓄電池を組み合わせたハイブリッド蓄電システムで、売電・蓄電・自家消費の3つの用途に柔軟に対応。
重量約60kgのコンパクトな本体で、住宅への設置もしやすい設計でした。
KP55Sシリーズ
KP48S2シリーズの後継にあたるモデルで、容量アップと薄型化の両立を実現。
本体の奥行きは約30%スリムになり、体積も約20%ダウン。大容量ながらもスペースを取らず、住宅用としてさらに使いやすく進化しました。
KPACシリーズ
KPAC-AとKPAC-Bの2タイプがあり、いずれも太陽光発電システムに後付けで対応可能な構成です。
KPAC-Bシリーズは、4.2kWhの蓄電容量ながら充放電サイクルが無制限で、1日2回使えば15年の長期保証が得られるコストパフォーマンスの良さが魅力です。
KPAC-Aシリーズは6.5kWh/9.8kWhの容量で、世界最小・最軽量クラス。空気清浄機ほどのサイズ感で屋内設置にも適しており、急速充放電にも対応しています。
オムロン蓄電池のメリットとデメリット
家庭用蓄電池の選定では、設置のしやすさや性能、保証内容に加え、コストとのバランスも重要です。
ここでは、オムロン蓄電池の特に注目すべきメリットと、導入前に知っておきたいデメリットについて解説します。
メリットは省スペース・大容量で高い性能をもつこと
オムロンの蓄電池は、住宅への設置を想定したコンパクトなサイズ設計が魅力です。
最小モデルで奥行き15cm程度と空気清浄機ほどのサイズに収まり、これは世界最小クラス!屋内外問わず設置しやすくなっています。
落下試験・耐水試験・耐火試験・衝撃試験などのテストにパスしていることも、安全上の大きなメリットと言えるでしょう。重塩害に対応した製品も開発されているので、海の近くにも設置できるメリットもあります。
太陽光発電システムとの連携もできるので、蓄電池の後付けもスムーズです。
デメリットは設置価格
オムロンの蓄電池はオープン価格での販売が基本となっており、相場がわかりづらいという点がデメリットです。
蓄電池の導入には本体価格に加えて設置工事費や機器連携費用がかかります。蓄電池は業者によって、本体費用と設置工事の費用に差が出てしまうのです。
費用面での後悔を防ぐには、複数社からの見積りを比較することが重要です。補助金の適用や工事条件によって費用が大きく変わることもあるため、事前の情報収集と比較が鍵となります。
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まずは費用感を知るところから始めてみましょう。
オムロンの蓄電池はこんな人におすすめ
蓄電池を選ぶ際には、家庭ごとのライフスタイルや設置環境に合った製品を選ぶことが大切です。
オムロン蓄電池が特におすすめできるケースをご紹介します。
太陽光発電を導入済みまたは検討中の人
オムロンの蓄電池は、太陽光発電システムとの相性が非常に良いのが特徴です。
ハイブリッド型や単機能型など、構成に合わせて選べるラインアップが揃っているため、自家消費・売電・災害対策といった目的に応じて柔軟に活用できます。一部のモデルは塩害地域にも対応しており、海の近くにお住まいの方にも安心して導入できます。
これから太陽光発電を導入する家庭はもちろん、すでに設置済みの住宅にも後付けしやすい設計になっています。
停電や災害への備えをしておきたい家庭
災害による停電時も、自動で電力供給を切り替える自立運転モードを搭載。冷蔵庫や照明など、あらかじめ設定した家電への電力供給がスムーズに行われます。
万が一に備えて電気を確保しておきたいご家庭や、非常時でも安心して暮らしたい方に適しています。
設置スペースが限られている住宅
オムロンの蓄電池は省スペース設計で、設置場所に制約がある住宅でも導入しやすいのが特徴です。
奥行きわずか15cmほどのモデルもあり、屋外はもちろん屋内の壁掛け設置にも対応。都市部の住宅や狭小住宅でも柔軟に対応できます。
オムロン蓄電池をお得に導入しよう
オムロンは、コンパクトで設置しやすく高性能・高機能というメリットの多い蓄電ユニットを製造し販売していることがわかりました。
安全に配慮した設計や、長い保証期間があることからも、安心して家庭に蓄電池を導入できるのではないでしょうか。
オムロンの蓄電池を適正価格で設置するためには、一括見積りサイトを利用しましょう。複数の業者からの見積りを比べるのがポイントです。
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