ニチコンのトライブリッド蓄電システムとは?

ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電システム・家庭用蓄電池・電気自動車(EV)を1台のパワーコンディショナで統合制御する住宅用エネルギーシステムです。

従来は別々に導入していた機器が、一体で管理できる構成になっています。

一般的な「太陽光発電システム+家庭用蓄電池」に加えて、電気自動車(EV)の大容量バッテリーも活用できるため、家庭で使える電力の選択肢が広がり、停電時のバックアップ時間の延長も期待できます。

ただし、導入費用やシステム構成、停電時の給電方式などはケースによって違いがあるため、事前に理解しておきたいポイントです。

この記事では、ニチコンのトライブリッド蓄電システムの特徴や価格、導入前に確認しておきたいポイントについて解説します。

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ニチコンというメーカーの特徴

ニチコンはコンデンサを主力とする電子部品メーカーとして創業し、電源回路や電力制御に関わる技術を長年培ってきた企業です。

コンデンサは電源装置やインバータなどの電力機器に欠かせない部品であり、電気を安定して供給・制御するための重要な役割を担っています。

こうした電源技術の蓄積を背景に、ニチコンは家庭用蓄電システムやV2H機器などの住宅向けエネルギー機器の分野へ事業を広げてきました。

電気自動車(EV)と住宅を連携させるV2H分野でも早い段階から製品開発を進めており、現在はトライブリッド蓄電システムなど住宅エネルギーシステムの製品を展開しています。

https://www.tainavi-battery.com/library/150/

また、次の図のように、ニチコンはタイナビ蓄電池の導入ランキング2位の蓄電池メーカーです。

ニチコンのトライブリッド蓄電システムの特徴

ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電システム・家庭用蓄電池・電気自動車(EV)をトライブリッドパワコンで統合制御し、家庭内の電力をまとめて管理できる住宅用エネルギーシステムです。

太陽光発電システム・家庭用蓄電池・電気自動車(EV)を組み合わせて、家庭のエネルギーを効率的に運用できることが特徴です。

主なポイントは次の7つです。

  • 電気のロスを最小限に抑える高効率な直流接続
  • 電気自動車(EV)を家庭用電源としてフル活用できる双方向給電設計
  • AIが気象予報と連携し、電気の配分を最適化するマネジメント機能
  • 停電時でも普段通りの暮らしを守る自立運転機能
  • ライフスタイルの変化に対応できる後付け拡張性
  • メーカーとしての信頼性の高さ
  • 長期保証

以下で、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

電気のロスを最小限に抑える高効率な直流接続

一般的な住宅用太陽光発電システムでは、パネルで発電した直流電力をパワーコンディショナで交流に変換し、家庭用蓄電池に充電する際に再び直流へ変換するなど、複数回の電力変換を行います。

こうした構成では、変換のたびに電力ロスが発生し、エネルギー効率が低下します。

一方、ニチコンのトライブリッド蓄電システムでは、太陽光発電システム・家庭用蓄電池・電気自動車(EV)を直流接続しているため、電力変換回数の抑制が可能です。

太陽光で発電した電力を自宅で最大限活用したい家庭にとって、直流接続による高いエネルギー効率はメリットといえます。

電気自動車(EV)を家庭用電源としてフル活用できる双方向給電設計

通常、電気自動車(EV)は、住宅から電力を受け取って充電する一方向の利用が基本であり、電気自動車(EV)に蓄えた電力を家庭で利用することはできません。

一方で、ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、V2H機器と連携することで電気自動車(EV)に蓄えた電力を住宅へ給電できます。

電気自動車(EV)の大容量バッテリーが、停電時のバックアップ電源としても利用できるようになります。

トライブリッド蓄電システムの特徴は、電気自動車(EV)を単なる移動手段としてではなく、家庭のエネルギー設備の一部として活用できることです。

AIが気象予報と連携し、電気の配分を最適化するマネジメント機能

太陽光発電システムは天候の影響を受けやすいため、発電量の変動を見越した電力管理が重要です。

トライブリッド蓄電システムは、AIが気象予報データと連携し、翌日の発電量や家庭の電力使用状況を予測したうえで充放電を制御する機能を備えています(ニチコンオーナーズ倶楽部への会員登録と、グリーンモード等の特定の運転モード設定、およびインターネット接続環境が必要)。

たとえば、翌日に晴天が予想される場合は、日中に太陽光発電の電力が多く発生すると見込まれます。

そうした晴天の状況下では蓄電池の残量を調整して、発電した電力が蓄電池へ効率よく充電できるようにしてくれるのです。

一方、翌日の発電量が少ないと予測される場合は、蓄電池の電力を早く使い切らないように制御し、必要な時間帯まで電力を確保できるようにします。

このように天候予測を踏まえた充放電制御を自動で行うことで、家庭内の電力を効率的に活用できます。

利用者が毎日設定を変更する必要はなく、システムが自動的に発電量と消費量のバランスを調整するため、家庭のエネルギー管理を手間なく行える点も特徴です。

停電時でも普段通りの暮らしを守る自立運転機能

トライブリッド蓄電システムは、停電を検知すると自動的に自立運転へ切り替わる機能を備えています。

自立運転に切り替えることで、家庭用蓄電池や電気自動車(EV)に蓄えた電力を住宅内で利用できるようになります。

全負荷型を選択した場合は住宅全体へ電力を供給できるため、停電時でも多くの家電製品を使用可能です。

一方、特定負荷型ではあらかじめ設定した回路のみに電力を供給する方式となり、冷蔵庫や照明、通信機器など必要な設備を優先して維持できます。

住宅の設備や電力使用状況に応じて、どちらの方式を採用するかを選択できるのです。

自立運転機能を備えたトライブリッド蓄電システムは、非常時の生活を支える設備としても役立ちます。

ライフスタイルの変化に対応できる後付け拡張性

トライブリッド蓄電システムは、導入後のライフスタイルの変化に合わせてシステムを拡張できる設計になっています。

たとえば、導入当初は太陽光発電システムと家庭用蓄電池のみの構成で使用し、その後電気自動車(EV)を購入したタイミングでV2H機器を追加することも可能です。

住宅設備は一度導入すると長期間使用するケースが多いため、将来的な設備追加に対応できる柔軟性は重要な要素です。

将来電気自動車(EV)を購入する可能性がある家庭にとっても、後からシステムを拡張できる構成は選択しやすいといえます。

家庭の電力使用量や家族構成は時間とともに変化するため、それに合わせてエネルギー設備を発展させられる点はトライブリッド蓄電システムの特徴です。

メーカーとしての信頼性の高さ

ニチコンは電子部品メーカーとして長い歴史を持ち、コンデンサを中心とした電力関連製品を世界中に供給してきた企業です。

そうした技術基盤を活かし、家庭用蓄電システムやV2H機器の分野でも製品開発を進めてきました。

特にV2H分野では早い段階から製品を市場に投入しており、電気自動車と住宅を連携させる技術の実用化を進めてきたメーカーの一つです。

こうした技術開発の経験が、トライブリッド蓄電システムの信頼性や安定性を支えているのです。

住宅用エネルギー設備は長期間使用する前提の製品であるため、メーカーの技術力や実績は導入判断において重要な要素となります。

長期保証

トライブリッド蓄電システムは長期間の使用を前提とした設備のため、メーカー保証の内容は重要なポイントです。

長期保証が用意されています。

たとえば、トライブリッドパワコンおよび蓄電池ユニットは、ニチコンオーナーズ倶楽部への登録により15年間の無償保証が適用されます(V2Hスタンドはメーカー規定の保証期間となります)。

家庭用蓄電池は住宅設備の中でも高額な製品であり、長期間安心して使えるかどうかは導入を検討する際の判断材料です。

長期保証が用意されていることは、メーカーが製品の耐久性や品質に自信を持っていることの表れともいえます。

こうした保証制度が整っている点も、ニチコンのトライブリッド蓄電システムを選ぶ理由の一つです。

ニチコンのトライブリッド蓄電システムのラインナップ

ニチコンのトライブリッド蓄電システムのラインナップは、ESS-T5・ESS-T6シリーズとして展開されています。

複数の機器を組み合わせた統合型エネルギーシステムとなっているため、ここでは基本構成と構成機器について説明します。

ESS-T5・ESS-T6シリーズは、トライブリッドパワコン・蓄電池ユニット・V2H機器を組み合わせて構成される統合型システムです。

ESS-T5とESS-T6の違いは、主にパワコンの仕様や対応出力の違いですが、基本構成は共通しています。

ESS-T5・ESS-T6シリーズの基本構成は以下の通りです。

構成機器役割
トライブリッドパワコン電力変換・統合制御の中核
蓄電池ユニット電力の蓄電
V2H機器電気自動車(EV)との双方向給電

ここからは、各機器について、詳しく解説します。

トライブリッドパワコン

トライブリッドパワコンにはES-T5とES-T6の2種類があり、住宅の太陽光容量や使用電力量に応じて選定します。

ES-T5は一般的な住宅用太陽光容量に対応する標準モデルで、系統連系運転時・自立運転時ともに5.9kWの出力を確保しています。

一方、ES-T6は電力使用量が多い住宅や全負荷運転を前提とする家庭向けに設計された高出力モデルです。

住宅規模や将来的に電気自動車(EV)を購入する予定があるかどうかを見据えて選定する必要があります。

トライブリッドパワコンの主な仕様は、以下の通りです。

型番入力
回路数
連系
出力
自立
出力
最大
発電電力
短絡
電流
ES-T54回路5.9kW5.9kVA8.8kW16A
ES-T65回路9.9kW5.9kVA11kW16A

蓄電池ユニット

蓄電池ユニットは設置場所や必要容量に応じて選定できるように豊富なタイプが用意されています。

9.9kWhモデルのES-DYLは、屋内外のいずれにも設置可能な標準的なモデルです。

14.9kWhモデルは、屋内タイプと屋外タイプが用意されているため、設置場所に応じて選ぶことができます。

9.9kWhモデルを2台連接して19.9kWhにすることも可能で、電力使用量が多い家庭でも対応できるようになっています。

蓄電池ユニットの主な仕様は以下の通りです。

型番蓄電容量設置場所
ES-BSM7.4kWh屋内
ES-CSM7.4kWh屋外
ES-DYL9.9kWh屋内外
ES-BSM+ES-BSX14.9kWh屋内
ES-CSM+ES-CSX14.9kWh屋外
ES-DYL+ES-DYL19.9kWh屋内外

V2H機器

V2H機器は、電気自動車(EV)と住宅の間で電力をやり取りするための装置です。

トライブリッド蓄電システムでは、V2H機器を組み合わせることで、電気自動車(EV)のバッテリーを家庭用電源として利用できるようになります。

太陽光で発電した電力を電気自動車(EV)へ充電することができるだけでなく、必要に応じて電気自動車(EV)に蓄えた電力を住宅で使用することも可能です。

ニチコンのトライブリッド蓄電システムの価格目安

ニチコンのトライブリッド蓄電システムの導入費用は、機器代と設置工事費を含めておおよそ300〜400万円台が目安です。

トライブリッドパワコン、蓄電池ユニット、V2H機器など複数の機器を組み合わせるシステムのため、一般的な家庭用蓄電池よりも導入費用は高くなる傾向があります。

導入費用が変動する主な要因

主な要因としては、選択する蓄電池容量、全負荷型か特定負荷型かの選択、既設パワーコンディショナを撤去して交換するか、残したまま増設するか(AC連携)によって費用が変わります。

さらに、分電盤の改修や配線工事の内容、設置スペースの条件などによっても工事費が変わる場合があります。

そのため、導入費用を正確に把握するには、自宅の設備状況を確認したうえで見積もりを取得することが重要です。

ニチコンのトライブリッド蓄電システム導入前の確認事項

導入前の確認事項

ニチコンのトライブリッド蓄電システム導入前には、既設設備との適合や停電時の給電方式について事前に判断しておく必要があります。

導入後に構成変更が難しい部分もあるため、設計段階での確認が重要です。

確認すべき主な事項は次の6つです。

  • 補助金の対象になるか
  • 保証内容とアフターサポートが充実しているか
  • 電気自動車(EV)がV2Hに対応しているか
  • 既存の太陽光発電システムをどう連携させるか
  • 設置可能な条件を満たしているか
  • 全負荷型と特定負荷型のどちらを選択するか

以下で、それぞれの確認ポイントについてくわしく見ていきましょう。

補助金の対象になるか

トライブリッド蓄電システムは高額な設備のため、補助金制度の対象になるかどうかを事前に確認しておくことが重要です。

国や自治体では再生可能エネルギーの普及や災害対策を目的として、家庭用蓄電池やV2H機器の導入に対する補助制度を設けている場合があります。

対象機器として登録されている製品であれば、導入費用の一部が補助される可能性があります。

ただし、補助金制度は年度や自治体によって対象機器や補助額、申請条件が異なるうえ、制度によっては契約や工事の前に申請が必要になる場合もあるため注意してください。

導入を検討する際は、補助金の有無を含めた実質的な負担額を確認しておくことが重要です。

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保証内容とアフターサポートが充実しているか

トライブリッド蓄電システムは長期間使用する住宅設備であるため、保証内容とアフターサポートの充実度を確認しておくことが重要です。

トライブリッド蓄電システムは、トライブリッドパワコン、蓄電池ユニット、V2H機器など複数の機器で構成されています。

各機器の保証期間や保証範囲を、機器ごとに(パワコン・蓄電池・V2Hスタンドそれぞれ)把握しておきましょう。

たとえば蓄電池の容量保証や機器本体の製品保証年数、自然災害による故障が保証対象になるかどうかなどは、メーカーや販売店によって条件が異なる場合があります。

また、施工品質に起因する不具合については施工会社の保証が適用されるケースもあるため、メーカー保証と施工保証の両方を確認することが大切です。

保証内容やサポート体制が明確になっている販売店を選ぶことで、長期間安心してシステムを運用できる環境を整えることができます。

電気自動車(EV)がV2Hに対応しているか

トライブリッド蓄電システムはV2H連携を前提とした設計になっているため、所有している電気自動車(EV)がV2Hに対応しているかを確認しておく必要があります。

すべての電気自動車(EV)が、住宅への給電機能を備えているわけではありません。

車種によっては外部給電に対応していない場合や、給電出力に制限がある場合があります。

また、V2Hに対応した車種であっても、接続方式や通信仕様が異なる場合があるため、対応機器との組み合わせを事前に確認することが重要です。

すでに電気自動車(EV)を所有している場合は、対応状況を調べておきましょう。

これから購入する予定がある場合は、V2H対応車種を選ぶことでトライブリッド蓄電システムのメリットを十分に活用できます。

電気自動車(EV)を家庭の電源として活用できるかどうかは、システムを選ぶうえで重要な判断材料になります。

既存の太陽光発電システムをどう連携させるか

すでに太陽光発電システムを設置している住宅では、既存設備をどのようにトライブリッド蓄電システムへ組み込むかを事前に確認する必要があります。

主な選択肢は、既設のパワーコンディショナを残したままAC連携でつなぐ方法と、トライブリッドパワコンへ交換して直流接続(DC連携)にする方法です。

トライブリッド蓄電システムの特徴を活かしやすいのは、太陽光発電システム・家庭用蓄電池・電気自動車(EV)をトライブリッドパワコンで一体制御する直流接続の構成です。

一方で、既設のパワーコンディショナを活かす場合はAC連携となり、既存設備を流用しやすい反面、システムの構成や電力の流れは異なります。

どちらの連携方法が適しているかは、既設パワーコンディショナの型式や設置年数、太陽光パネルの容量、売電契約の状況などによって変わります。

工事内容や費用にも影響するため、現地調査を受けたうえで、自宅の設備に合った連携方法を選ぶことが重要です。

設置可能な条件を満たしているか

トライブリッド蓄電システムは、トライブリッドパワコン、蓄電池ユニット、V2H機器など複数の機器を設置するため、設置スペースや電気設備の条件を満たしているかを確認する必要があります。

蓄電池ユニットは機種によって屋内専用・屋外専用・屋内外対応があるため、選定した型番に応じて設置スペースや周辺環境を確認することが重要です。

また、分電盤までの配線ルートや搬入経路、壁面や地面の強度なども施工可否に関わるポイントになります。

住宅の電気設備の状況によっては分電盤の交換や配線工事の追加が必要になる場合もあり、その分費用が増えることもあります。

こうした条件は図面だけでは判断できないことが多いため、必ず施工会社による現地調査を行い、設置条件を確認しておくことが大切です。

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全負荷型と特定負荷型のどちらを選択するか

停電時の給電方式には、住宅全体へ電力を供給する全負荷型と、あらかじめ指定した回路のみに電力を供給する特定負荷型の2種類があります。

全負荷型は停電時でも、普段とほぼ同じように電気を使用できる点がメリットです。

分電盤構成や配線条件によっては追加工事が必要になる場合があり、導入費用が高くなることがあります。

一方、特定負荷型は、停電時に必要な回路だけへ電力を供給する方式です。

冷蔵庫や照明、通信機器など、生活に最低限必要な設備を優先して維持できます。

設備構成が比較的シンプルになるため、住宅条件によっては特定負荷型の方式が適している場合もあります。

停電時に住宅全体の電気を使えるようにしたい場合は全負荷型、必要な設備だけを維持できればよい場合は特定負荷型を選択するのがおすすめです。

ニチコンのトライブリッド蓄電システムが向いている家庭

ニチコンのトライブリッド蓄電システムが向いているのは、次のような家庭です。

  • メーカーとしての信頼性・実績を重視する家庭
  • 蓄電容量の自由度や拡張性を重視する家庭
  • 充電スピードや使い勝手を重視する家庭

以下で、どのような点が向いているのかを見ていきましょう。

メーカーとしての信頼性・実績を重視する家庭

ニチコンは、V2Hシステムを世界で初めて開発し、2012年に市場導入したメーカーです。

電気自動車と住宅をつなぐ電力変換技術を早い段階から開発してきた実績があり、EV連携システムの分野で豊富な導入経験を持っています。

また、ニチコンはもともとコンデンサなどの電力電子部品を製造してきたメーカーとして、電力変換技術を中心とした製品開発を長年行ってきました。

トライブリッド蓄電システムもこうした電力機器開発の技術基盤の上で設計されています。

蓄電システムは10年以上使用する住宅設備であるため、メーカーの技術力やサポート体制は重要な判断材料になります。

長期利用を前提に、実績のあるメーカーを重視して設備を選びたい家庭にとって、ニチコンのトライブリッド蓄電システムは有力な選択肢です。

蓄電容量の自由度や拡張性を重視する家庭

ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、蓄電池ユニットの容量ラインナップが複数用意されており、家庭の電力使用量に合わせて適切な容量を選択できます。

また、機種によっては後から蓄電池ユニットを追加して容量を増やすことも可能です。

さらに、トライブリッド構成では電気自動車(EV)のバッテリーも電源として活用できるため、家庭用蓄電池だけのシステムよりも利用できる電力量を大きくすることができます。

日常的な電力利用だけでなく、停電時のバックアップ電源としても余裕を持った運用が可能になります。

容量を柔軟に設計できるトライブリッド蓄電システムは、将来的に電力使用量が増える可能性がある家庭や、太陽光発電の自家消費を最大化したい家庭と相性のよい選択肢です。

充電スピードや使い勝手を重視する家庭

ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、電気自動車(EV)の充電速度の速さも特徴の一つです。

V2H機器と連携することで、条件に応じて最大9.9kWのハイスピード拡張充電(太陽光の余剰電力+系統電力の合わせ技)に対応しています。

また、太陽光発電でつくった電力だけでなく、必要に応じて系統電力も組み合わせて充電できるため、天候や発電状況に左右されにくい点もメリットです。

日中に発電した電力を電気自動車(EV)に充電できることで、太陽光発電を活用した電気自動車(EV)の運用もしやすくなります。

通勤や外出で電気自動車(EV)を頻繁に使用する家庭では、帰宅後に効率よく充電したいニーズがあります。

充電速度や日常の使い勝手を重視する家庭にとって、トライブリッド蓄電システムは相性のよい設備です。

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この記事では、ニチコンのトライブリッド蓄電システムの特徴や価格、導入前に確認しておきたいポイントについて解説しました。

ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電システム・家庭用蓄電池・電気自動車(EV)を連携させて家庭の電力を効率的に活用できるシステムです。

ただし、機器構成や工事条件によって導入費用や設計内容が変わるため、自宅に適したシステム構成を選定する必要があります。

そのため、導入を検討する際は複数の施工会社から見積もりを取り、価格やシステム構成、保証内容などを比較することが大切です。

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まずはタイナビ蓄電池で見積もりを取得し、複数の提案を比較しながら自宅に合った導入プランを確認してみましょう。