【2025年最新】パナソニックの蓄電池を徹底解説！特徴や口コミ・評判までわかりやすく紹介

電気代の値上がりや停電リスクが気になる今、家庭用蓄電池を導入する方が増えています。その中でも、パナソニックの蓄電池は“信頼できるメーカーで選びたい”という方から注目を集めています。

家電製品などでおなじみのパナソニックは、蓄電池や太陽光発電の分野でも有名なメーカーです。太陽光発電との連携に長けた機種や、蓄電池を単独で使うものなど、多様なラインナップで販売数を伸ばしています。

機種によっては電気自動車と連携できるモデルや、持ち運び可能な小型タイプなども。こうした機能がそろっている蓄電池はまだ少なく、パナソニックならではの強みと言えるでしょう。

ここではパナソニックの蓄電池について、各製品の特徴やメリット・デメリットを合わせてご紹介します。

パナソニックの蓄電池は信頼性と技術力の高さが魅力

パナソニックは、1931年から電池の開発に着手してきた、日本の蓄電池業界を代表する存在です。1964年にはニカド電池「カドニカ」の量産に成功し、1971年にはリチウム一次電池の開発、1994年にはリチウムイオン電池の量産をスタート。まさに“電池の進化”をけん引してきたパイオニアといえるでしょう。

長年にわたる開発実績と蓄積された技術力は、家庭用蓄電池にも活かされています。さらにパナソニックは、住宅用太陽光発電分野にも早くから取り組み、創電と蓄電の両面に強みを持っています。

太陽光発電との連携を前提とした蓄電システムも充実しており、日々の電気代節約はもちろん、災害時の備えとしても高く評価されています。

パナソニックの蓄電池の特徴

パナソニックの蓄電池は、停電対策はもちろん、太陽光発電と組み合わせた効率的な電力運用、電気自動車との連携など、多彩な使い方に対応できるのが特徴です。

電気をためる・使うだけでなく、家庭全体のエネルギーをコントロールする頼れる存在として、多くの家庭で選ばれています。

創蓄連携により太陽光の電力を効率活用

画像引用元：panasonic

パナソニックならではの強みである「創蓄連携システム」は、太陽光発電システムとの連携を前提とした蓄電池のセットです。

蓄電池とパワーステーションがセットになり、太陽光発電で創る電気を効率的に蓄電することに重きをおいています。

発電した電力をそのまま蓄電池に充電し、ライフスタイルに応じて3つのモードから運用方法を選択することができます。

• 発電した電気を自家消費する「環境優先モード」
• 売電と充電を効率よく行う「経済優先モード」
• 停電に備えて蓄電池をフル充電しておく「蓄電優先モード」

家庭にとってのメリットは、発電した電気を隅々まで使えることと、購入・設置する機材の数を減らせることでしょう。

電力のロスを減らしながら、使いたいタイミングで無駄なく電気を使えるとても便利な機能ですね。

自動切替で停電時も電力供給ができる

パナソニックの蓄電池は、停電が発生した際に自動で給電モードに切り替わり、家庭内の電力供給を継続できます。特別な操作なしで、普段どおりに電気を使えるのは安心ですね。

創蓄連携システムでは、接続する蓄電池の数に応じて蓄電容量を5.6kWhまたは11.2kWhから選べます。たとえば満充電時には以下の家電を稼働させることができます。

この組み合わせ（消費電力合計：約265W）であれば、5.6kWhモデルで最大16時間、11.2kWhモデルで最大32時間使用可能とされています。さらに、太陽光発電によって1日に8kWhを発電できる環境であれば、72時間以上の使用も見込めます。

機種によっては停電から0.2秒以内に電力を供給できるモデルもあり、照明や冷蔵庫、通信機器などの生活インフラを止めずに使い続けることができます。

V2H連携やエネルギーマネジメントにも対応

画像引用元：panasonic

パナソニックの蓄電池には、V2H（Vehicle to Home）対応のモデルもあり、電気自動車と住宅の間で電力を双方向にやり取りすることができます。

災害などで停電が起きた際は、電気自動車を「移動できる蓄電池」として活用でき、家庭へ電力を供給することが可能です。

さらに、パナソニックのシステムはHEMS（ホームエネルギーマネジメントシステム）との連携にも対応。家庭全体の電力使用状況を可視化し、効率よくエネルギーを活用できるよう自動でコントロールしてくれます。

• 電気料金の高い時間帯は蓄電池の電力を優先的に使用
• 夜間の割安な電力で自動充電
• 天気や使用状況に応じて充放電を最適化

再エネを無駄なく活かしたい方や、EV（電気自動車）を保有している家庭には特におすすめできる仕組みです。

【2025年最新】パナソニックの蓄電池ラインアップ

パナソニックの蓄電池は、家庭用から産業用まで幅広いニーズに対応する豊富なラインアップがそろっています。停電対策や太陽光発電との連携はもちろん、電気自動車との連動や、持ち運べるコンパクトなモデルまで選択肢が多彩なのが魅力です。

ここでは、2025年時点で展開されている主なシリーズについて、それぞれの特徴や使い方をわかりやすく紹介します。

幅広い用途に使える【リチウムイオン蓄電システム】

画像引用元：panasonic

こちらはパナソニックが展開するスタンドアロン型の家庭用蓄電池。太陽光がない住宅や後付け需要にも対応でき、コンセント充電が可能な柔軟性が魅力です。

• 室内設置にも対応したコンパクトな筐体
• 停電時は0.2秒以内に自動給電スタート
• キャスター付きで可搬性も高い
• コンセントからの充電が可能で、太陽光なしでも導入しやすい

後付け設置やコンセント充電に対応しているため、太陽光がない住宅や既築住宅でも取り入れやすいのが特徴です。停電時にもすぐに切り替わる設計で、冷蔵庫などのライフラインをしっかり支えてくれます。

太陽光発電と併用できる【創蓄連携システムS+】

「創蓄連携システムS+」は、太陽光発電と蓄電池を一体運用するシステム。発電・蓄電・消費を一つのシステムで自動管理することで、日常の節電から非常時の備えまで対応できます。

• 太陽光と連携し、発電した電力を効率よく自家消費
• 5.6kWh / 11.2kWhの蓄電容量が選べる
• 停電時には自動切替で家庭内の家電を使用可能
• 設備を一体管理でき、導入・運用がスムーズ

発電から蓄電、そして消費までを自動で最適化できるため、発電した電気をムダなく有効活用できます。日常の電気代を抑えながら、停電時にも必要な電力を確保できるので、導入を検討中の方にも注目してほしい製品です。

クルマとつながるV2H対応モデル【eneplat】

eneplat（エネプラット）は、電気自動車（EV）との連携を前提に設計されたV2H（Vehicle to Home）対応の蓄電システムです。EVにためた電気を家庭に供給できるほか、再エネの活用や電気代の節約にも貢献します。

• 電気自動車から家庭への電力供給が可能
• 太陽光発電と組み合わせて自家消費の最適化が可能
• 停電時も電気自動車を非常用電源として活用できる
• パナソニックのエネルギーマネジメントシステムと連携

EVをすでに導入している家庭や、電気自動車を蓄電池としても活用したい方にとって、電力の自給自足を実現しやすいシステムです。非常時でもEVから家庭に電力を送れるため、万が一の備えとしても安心できます。

産業用にも対応【単相連系タイプ】

単相連系タイプは、V2X（Vehicle to Everything）にも対応した産業用モデル。大容量かつ多用途に対応する設計で、家庭用としても高い信頼性を発揮します。

• 商用施設や事業所にも設置可能な蓄電容量
• V2Hをさらに進化させたV2Xに対応
• 複数の用途を1台でカバー可能

家庭だけでなく商業施設や店舗にも対応する設計のため、用途を問わず取り入れやすいのもポイントです。

V2X対応により、EVとの双方向連携でさらに高い自家消費率を実現できます。

電気を持ち運べる次世代型バッテリー【e-block】

「e-block（イーブロック）」は、持ち運び可能な可搬型バッテリー。バッテリー単体で使えるだけでなく、専用のデスクやスタンドと組み合わせることでシーンに合わせた電源確保ができます。

• 約3kgの軽量コンパクト設計で持ち運びが簡単
• USBやAC出力に対応し、スマホ・ノートPCなどに給電可能
• 複数バッテリーをストックして交換しながら連続使用が可能
• 停電時には自動でバッテリー電源に切り替え可能

非常時の電源確保はもちろん、コンセントがない場所でも手軽に電気を使えるため、防災・アウトドア・テレワーク用など活用シーンは多彩です。

複数台を使い分けて、電力を「持ち運び」「シェア」できるのが最大の魅力です。

製品比較表（容量 サイズ 重量 保証 設置方式など）

商品・シリーズ名	V2H蓄電システム eneplat	創蓄連携システムS＋	リチウムイオン蓄電システム スタンドアロンタイプ	産業用蓄電システム 単相連系タイプ（V2X対応)
型番（品番）	LJB1367C	LJB2364C・LJBH364C	LJSF35	LJBQT63
画像
容 量	6.7kWh	6.4kWh	3.5kWh	6.3kWh
設置場所 (取付け方式・方法)	屋内用	屋外用 耐重塩仕様	屋内	屋内
質 量	約70kg	約73kg	約60kg	約85kg
サイズ（mm）	W480mm×H660mm×D245mm	Ｗ500mm✕H640mm✕D320mm	W625mm×H598mm×D240mm	W649mm×H646mm×D333mm
保証	10年後に初期容量（3.5kWh）の一定割合（通常60～70%程度、約2.1～2.45kWh）を維持することを保証

太陽光発電をすでに導入している、あるいはこれから導入を検討している方にとって、パナソニックの蓄電池は非常に相性の良い選択肢です。自動給電機能付きモデルなら、停電時でも電気がすぐ使える安心感があり、家族全員が安心して使えるのも魅力です。

また、電気自動車を活用している家庭や、HEMSと連携して日常のエネルギー管理を最適化したい方にも最適です。

旧製品情報

➡クリックでリチウムイオン蓄電盤情報を見る

画像引用元：panasonic

「リチウムイオン蓄電盤」は、かつてパナソニックが販売していた壁掛け型の小型蓄電池です。一見するとブレーカーのようなデザインで、室内のインテリアにもなじみやすく、設置場所を選ばない点が特徴です。

停電時には自動で給電を開始できる設計で、蓄電容量は1kWh。満充電状態であれば、以下のような家電を約3時間使用可能です。

• 冷蔵庫（50W）1台
• LED照明（50W）2台
• 液晶テレビ（100W）1台
• 携帯電話充電（7.5W）2台

※消費電力合計：約265W

HEMSとの連携機能や、使用目的に合わせて選べる2つの運転モード（経済優先／蓄電優先）も搭載されており、家庭内でのエネルギー管理にも配慮された製品でした。

リチウムイオン蓄電盤は現在は販売を終了しています。同じように省スペースで使いたい・持ち運びもできるタイプがほしいという方には、現在販売中の次世代型バッテリー「e-block」シリーズがおすすめです。

パナソニックの蓄電池のメリットとデメリット

どの蓄電池を選ぶか迷ったとき、性能面で信頼できるかどうかは重要な判断材料です。

ここではパナソニックの蓄電池が選ばれている理由と、導入前に知っておきたい注意点を整理してご紹介します。

メリットは業界トップクラスの性能

パナソニックの蓄電池が選ばれる最大の理由は、その高い性能と信頼性です。とくに停電時の自動給電機能は、非常時にも手間なく使える点で多くの家庭に評価されています。

停電はひんぱんに起こるものではありませんから、停電用の蓄電池の操作を覚えていられるか、ちょっと心配ですよね。

家庭用蓄電池なのでそれほど複雑な操作は必要ありませんが、とくに機械に弱い方、ご家族が在宅している可能性が高い家庭には、自動的に電気が供給される蓄電システムのほうが万全です。

また、太陽光発電との相性の良さも大きなメリットです。創蓄連携システムでは太陽光パネルと蓄電池のパワーコンディショナーが一体化しており、電力変換時のロスを最小限に抑えることができます。発電した電気をムダなく蓄えられるため、電気代の節約にもつながります。

太陽光発電を設置して10年ほど経過し、パワコンの交換時期を迎えているご家庭にとっても、パナソニックの蓄電池は最適な選択肢です。新たな設備を増やすことなく、既存の発電システムを活かしたリニューアルが可能です。

デメリットは導入コスト

パナソニックの蓄電池は、高性能で信頼性の高い製品である一方、初期費用が高めであることがデメリットとして挙げられます。

創蓄連携システムやV2H対応モデルは、太陽光発電との一体型構成や高出力・高容量に対応している分、価格帯も上がります。性能の良いものを選びたいけれど、予算が限られているという方にとっては、慎重に比較検討すべきポイントといえるでしょう。

また製品の選択肢が多く、V2HやHEMS連携など製品ごとに対応機能が異なるため、ライフスタイルに合った製品を見極めることが大切です。

導入コストは補助金制度や見積もり比較を活用することで抑えられる可能性があります。

パナソニックの蓄電池の口コミ・評判

パナソニックの蓄電池を導入・検討した方からは、性能の高さや安心感に関する声が多く寄せられています。実際の口コミをいくつかご紹介します。

・停電時に自動で電気が使えたのがありがたかった。家族も慌てずに過ごせました。
・太陽光の電気をうまく使えている実感があります。以前より買う電気が減って、電気代も少しラクになりました。
・家電でパナソニックに慣れていたので、蓄電池も安心して選べました。
・意外とサイズがコンパクトで、設置場所にも困らなかったです。
・国産メーカーだとやっぱりサポート面も安心ですね。導入の相談もしやすかったです。

パナソニックの蓄電池は種類豊富！安く導入するには？

パナソニックの蓄電池の魅力は、製品タイプが選べることではないでしょうか。

太陽光発電の電気を効率よく使いたい方や、導入費用を抑えて電気をお得に使いたい方、万が一の停電に備えたい方など、使用目的に合わせて製品を選ぶことができます。

価格や節電効果の面でそれぞれ一長一短はありますが、希望に合ったぴったりな製品が見つけられるはずです。

価格面でも納得のいく買い物をするために、複数社で見積もりをとることをおすすめします。ぜひタイナビの無料見積もりをご利用ください！